3度目の対決となる政所（左）と滉大（C）RISE
2022年12月10日（土）東京・後楽園ホール『RISE 163』にて、スーパーフライ級(-53kg）3分3R延長1Rで、同級3位・政所仁（魁塾）と同級4位・滉大（及川道場）が対戦する。両者が公開練習を行い、インタビューに答えた。
政所「戦ってきた舞台が違うと思ってる」
――前代未聞の相撲による公開練習お疲れさまでした。
「ありがとうございます」
――なんで今回また相撲を披露しようと思ったんですか？
「両国大会が控えてるんで僕も出たいなと思って相撲にしてきました」
――そこの両国国技館へのアピールだった訳ですね。でもその前に12月10日に滉大選手との大一番を控えてますけど、滉大選手の印象はどうですか？
「2回やってるんでなんとなく印象は分かるんですけど、でももう前やったときとはお互い違うと思うんで、今回初めてやる感じで戦おうかなと思ってます」
――過去2回は残念ながら政所選手が判定で負けてますが、その辺は精神的にどうですか？
「上手いなっていうちょっと嫌な戦い方やなっていうイメージがあったんでそこはもうあんまり考えないようにして、今まで滉大選手も違う団体でずっとやってきてて去年ぐらいにRISE来たんですかね。戦ってきた舞台が違うと思ってるんで、僕の方が絶対もっと伸びてるし強いと思うんでその辺はあんまり気にしてないですね」
――では、もう現状で倒すパターンっていうのも何パターンか考えてる感じですか？
「何で倒そうとか特に決めてはないんですけど、何でも倒せるかなっていう準備はできてます」
――相撲でも倒せそう？
「投げ飛ばしてやろうかなと思ってます(笑)」
――今回、政所選手の発憤材料として弟の椋さんが国体のアマチュアボクシングで優勝して弟が日本一になったことについてはどうですか？
「負けてられないですよね、ほんまに。ずっとアマチュアの頃から同じキックボクシングやってても弟の方が優勝とか賞取ってて、それが一番悔しかったんで。もちろん嬉しいですけど、一番負けられない相手なんで僕がしっかり勝って兄貴を見せたいと思います」
――かなり刺激を受けたわけですね。
「そうですね、やっぱり兄弟なんで、一番もらう刺激があると思うんで負けてられないですね」
――今回の一戦に関しては、弟さんからはどんな言葉を掛けられてますか？
「絶対負けんなよ、みたいな。俺がセコンドつかなかったら負けんぞみたいに言ってました(笑)」
――弟さんがセコンドつくんですね？
「今回お願いしようかなと思ってます」
――競技は違いますけどかなり心強いセコンドですか？
「もともとやってたんでそういうのは分かると思うんで、セコンドは上手い方かなと思います」
――弟さんと一緒に作戦を練るっていう部分はありますか？
「弟にも試合を見てもらって。多分ちゃんとは見てないと思うんで、見てもらってなんとなく仕上げていけたらいいかなと思います」
――3回目にして初めて滉大選手に勝つっていうイメージがものすごく今膨らんでるわけですね。
「もう相手じゃないっていうのを見せようかなと思ってます」
――魁塾の周りの憂也選手とか林塾長からはどんなアドバイスを受けてますか？
「絶対負けられへんぞっていう、三度目の正直やなっていう感じでは言われてますね」
――プレッシャーにはなりませんか？
「プレッシャーは特にないですけど、お互いやと思うんですけど崖っぷちなんで絶対負けられない。僕が勝って終わらせようかなと思ってます」
（写真）公開練習の最後は中村寛に投げられて終わった政所
――勝って2023年に繋げたいっていう感じになりますかね。
「そうですね、勝ってクリスマスに繋げたいと思ってます」
――勝ってぎりぎりクリスマス若干残ってるって感じだと思うんですけど。
「スカッと勝てれば怪我もないと思うんで。クリスマスは1年で一番好きな日なんでゆっくりしたいですけど、試合出てもいいかなと思います、RISEなら」
――クリスマスはクリスマスで憂也選手のセコンドで頑張るって感じになります？
「クリスマスにセコンドで行くのが一番嫌なんで、いや行くんですけど(笑)。いやなんでクリスマスはやっぱクリスマスパーティしたいなと思うんで、どうしようかなと思ってます」
――最後にファンの皆様に向かってメッセージをお願いします。
「次の試合は過去に負けてる滉大選手なんですけど、最後に負けたのが3年前ぐらい。そことはまた全然違う試合展開にもなると思うんで、僕のこれから上がっていく姿を応援して見ていただけたらなと思います」
