キックボクシング
ニュース

【RISE】女子王座決定トーナメント開幕、小林愛三「可愛いと言われるのは嬉しいですけど見てもらいたいのはそこじゃない」、佐藤レイナ「番狂わせを起こす」

2019/07/04 12:07
2019年7月5日(日)東京・後楽園ホール『RISE 133』から開幕するRISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント。準決勝(1回戦)で対戦するのは初代ムエタイオープン女子フライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)vs NJKFミネルヴァ アトム級1位・佐藤レイナ (team AKATSUKI)。  小林はわずか6戦目でMuayThaiOpen女子フライ級王座をKO勝ちで獲得。近年は『KNOCK OUT』女子部門のエースとして活躍。田嶋はるをはじめ伊藤紗弥、イリアーナ・ヴァレンティーノなど国内外の強豪選手を下している。自身の適正階級でのトーナメント開催が決まり、王座獲得に向け今回RISE初参戦を果たす。  対する佐藤はREBELS王者の良太郎を師に持ち、ジュニア時代から試合経験を積む。2014年の高校進学と同時にプロデビューし、同年10月には『TRIBELATE』の女子ピン級王座決定戦で勝利し、高校1年生でプロ初戴冠している。サウスポーでミドルキックを中心に組み立てる19歳。RISE参戦は昨年6月の那須川梨々戦以来となる。 小林愛三「本当に強いんだぞ」って所を証明したい ――RISE初参戦になりますね。 「新鮮な感じです。伸び伸びと自分らしくいこうと思います」 ――RISEで印象に残ってる選手はいますか? 「いまTEPPEN GYMの選手が目立ってますね」 ――キック界では自分の方がイケてると思いますか? 「強いのが前提なんで、可愛いとか言われるのはシンプルに嬉しいですけど『見てもらいたいのはそこじゃないんだよ』と思います。もっと『本当に強い』って言われるほうが嬉しいです」 ――憧れてる選手はいますか? 「今までいなかったんですけど、この前雑誌で対談した神村エリカさんは本当に格好良いなと思いました」 ――神村さんのどの部分に憧れていますか? 「やっぱ格闘家だなって思いました。スポーツ選手じゃなくて、本当に人を倒すにはというのを突き詰めてますね」 ――確かにKOは異常に多かったですからね。自分と比べて違った? 「話を聞いていてドンドン自分が恥ずかしくなりました(笑)メンタル面で。自分はボヤッとしてたんですけど、そこを明確に突き詰めてたので」 ――満を持してRISE参戦となります。4人トーナメントの一回戦になりますが、相手の佐藤レイナ選手の印象は? 「ちっちゃい頃からやって身体に染みついてる部分がたくさんあって、動画見ても気持ちも強いし、その中でもテクニックもあると思います。でも、階級的には自分より下で、動画見てて攻撃は軽いなと思ったんで、怖さは無い分、自分が怖さを見せつけて勝ちたいなと思います」 ――KNOCK OUTでは女子のエース的存在でしたね。RISEに参戦して今後は何を目指したい? 「強い選手とやってきたというのはあるんで「本当に強いんだぞ」って所を証明したいです。KNOCK OUTのリングは強い選手が集まってたリングだったんだなって見てもらう人に思ってもらいたい。そのように自分が結果を出していきたいです」 ――同じ日に試合する先輩の紅絹選手についてですが、どんな試合になりそうですか? 「紅絹さんの強さは身に染みて感じてるので。どうやって倒すのかなっていうのは楽しみです。向こうの選手は勢いもあるし手数とか体力とかポイント取るのは上手いなと思います。紅絹さんの一発がそこに入ったらどうなるのかなっていうのはあります」 ――普段、紅絹選手を近くで見ていて感じる所はありますか? 「一つのことを継続して打ち込むのは凄いなと思います。誰よりも長くサンドバックを打ったりとか、妥協を全くしない姿を学ばせてもらってます。みんな見てない所での努力が凄いです」 ――初挑戦のRISEルールで何か特別な秘策や技はありますか? 「本当はヒジが得意なんですけど、楽しみにして欲しいのはハイキックですかね。そこを見てて欲しいです。殺気バンバンでいきたいと思います!」 佐藤レイナ自分の長所を貫き通せれば勝てる ――試合が近づいてきましたが、コンディションはいかがですか? 「(良太郎)代表の教えがキツいんですけど、それだけ愛三さんに対抗する精神力とかちょっとずつついてきてると思います」 ――トーナメント参戦が決まった時はどんな気持ちになりましたか? 「実力も名前も全然無い自分を抜擢していただいて驚きの気持ちです」 ――RISEの印象は? 「前回出た時も選手のプロデュースとか、試合当日とかも会場の雰囲気が凄い豪華で。幕張だったっていうのもあるんですけど、余計に豪華で。今一番メジャーな団体だと感じました」 ――先ほど話したRISE QUEENのベルトについては? 「デビュー早々にベルトを獲って、すぐにベルトを獲られて、他の団体で何回もタイトルマッチをやってるんですけどあと一歩の所で取れなくて…自分は格闘技の選手とか興味無いんですけど、唯一憧れた神村選手のベルトなので、このベルトへの想いは人一倍強いです」 ――1回戦の相手に決まった小林愛三選手の印象は? 「自分と試合が決まるまではライバル心とか持った事無かったので、普段から優しくて容姿も素晴らしくて大好きで尊敬してたんですけど、相手ってなった瞬間に試合とか改めて見直して超怖いなと思いました(笑)」 ――その怖い小林選手にどうやって勝ちたいですか? 「真っ向勝負は正直、ヒジは無いけどあの勢いがあるんで怖いなと思うんですけど、自分の長所を貫き通せれば勝てるなと思いました。今の対策でやってるファイトスタイルを貫き通せれば、スランプから抜け出せるし一皮剥けられるなと思います。最近、自分の長所を忘れて気持ちだけ先走っちゃう部分があるので、自分をコントロールしながら勝てればと思います」 ――試合内容ではどんな形が理想ですか? 「魅せる試合で勝ちたいです。ジュニア上がりらしい女子の綺麗なテクニックで戦えたらと思います」 ――最近は女子格闘技が盛り上がってきていますね。 「自分が子供の時は男の子だけで、女子は反対側の寺山日葵ちゃんしかいなかったです。今、女子格闘技が盛り上がってるのは嬉しいですし、自分もまだまだ実力は未熟で負け越しファイターで偉そうな事は言えないんですけど、結果を残していっていずれは先頭に立てればと思います」 ――今までの負けがリセットされる訳では無いですが、小林選手に勝てばそれに近いぐらい凄い事だと思います。さらにベルトまで取ったら凄い事になりますね。ベルトを獲得した後の目標は? 「この一回戦の相手に勝った時点でニュースだと思います。さらに決勝では反対からたぶん日葵ちゃんが勝ち上がってくると思うんですけど、そこに勝ってベルトを取ったら錚々たるメンバーに勝った事になるので絶対に負けちゃいけないし、今までの戦績は変えられないですけど、そこからはRENA選手や神村さんのように絶対王者としてやっていかないとな、引っ張っていかないとなって思います」 ――ありがとうございます。では、最後に意気込みをお願いします。 「愛三選手にはビジュアルも強さも知名度も普通に負けてるので、皆さん愛三選手が勝つのが当たり前だと思ってると思うんですけど、番狂わせを起こすので応援いただけると有難いです」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント