MMA
インタビュー

【ONE】王者デリダー「最初の2分がとても重要」×挑戦者マリキン「自分をテイクダウンするのは難しい、1Rで試合を終わらせる」、ルオトロ兄弟も=12月3日(土)

2022/12/02 17:12
 2022年12月3日(土・日本時間)午前10時から開催される(ABEMA配信)『ONE FIGHT NIGHT 5: DE RIDDER VS. MALYKHIN』の計量およびハイドレーションテストの結果が2日、発表された。  メインイベントの「ONE世界ライトヘビー級(※102.01kg/225ポンド)選手権試合」(5分5R)で同級王座防衛戦に臨むライニア・デリダー(オランダ)が、217.25ポンド(98.54kg/1.0083)で計量およびハイドレーションテストをパス。  挑戦者アナトリー・マリキン(ロシア)も223.50ポンド(101.37kg/1.0057)でパスし、互いにフェイスオフでは額を突き合わせてガッツポーズを見せた。  ミドル級も併せ、ONE二階級王者のデ・リダーは、ヘビー級のタイトル獲得も視野に、16戦無敗のMMAキャリア上、最大の試練となる一戦に向かう。  16勝中11の一本勝ちを誇るデ・リダーは、公式インタビューで「(マリキンは)がっちりしている。もちろん、自分(193cm)よりずっと背が低い(183cm)が、自分より体重も重いだろう。でも、自分の方が背が高いから大きく感じるだろうし、クリンチでは自分の方が強いだろうから、あまり問題ない。正直に言うと、レスリングに関しても彼はそんなに特別なものは持っていない。前の試合を見たけど、まともなダブルレッグテイクダウンを持っているが、彼がフィニッシュ勝利できるとは思っていない。  特別というわけではないけど、危険な選手だからよく観察して集中しないといけない。右のパンチは強力だ。多少の隙があれば、大きな弧を描く右オーバーハンドで飛び込んでくる。これでよく相手を仕留めている。最初の2分はとても重要だ。彼は強気で出てきてプレッシャーをかけてくるだろう。自分も強く出て、サークルケージの真ん中に出ていくつもりだ。1Rから優勢になるだろう。最初の数秒は爆発的になるから、かなり重要だ」と、序盤に猛攻をさせないことが重要だと語っている。 デ・リダーを追いかけ回して、殴りまくる  対するマリキンは、11勝無敗の現ONE世界暫定ヘビー級王者。正規王者のアルジャン・ブラー(インド)が予定されていたONEヘビー級世界王座統一戦に出場しないことになり、マリキンの試合予定もなくなっていたが、階級を落としてデ・リダーに挑戦することになった。  3連続KO勝利中でフィニッシュ率100パーセントのマリキンは、「こうした挑戦は楽しみだ。デ・リダーは素晴らしいアスリート。サークルケージに共に入れるのは、幸せなことだ。きっと今年一番のイベントになる。自分の最高のスキルと勇気を見せて、いい試合を望む観客を感動させられるように頑張る。自分は勝つつもりだ。壮大な試合になるだろう」と意気込み。  ヘビー級からライトヘビー級への挑戦について、「体調はいい。栄養士と一緒に取り組んでいるし、妻も助けてくれる。休養も取って万全だ。体重は順調に落ちた。フィジカル的には違いがないと思う」と順調な減量を語る。  デ・リダーについては、「柔術がすごい。トランジションは的確だ。16勝0敗という戦績の持ち主で、特に2つのベルトを保持している選手に、明確な弱点があるとは言い切れない。だが、自分だってレスリングが得意だ。僕のバックボーンはフリースタイル・レスリングで、彼が僕をテイクダウンするのは難しいだろう」とグラップリングを評価も、テイクダウンさせないとした。  勝負のカギは、スタンドにあるという。 「強い気持ちで、準備をしっかりとし、よりベルトを取りたいと思っている方が勝つと思う。(11勝0敗で)またフィニッシュできると思う。彼からグラップリングを仕掛けられるかもしれないが、抜け出すつもりだ。ボディと頭を殴って、痛めつける。2R前には試合を終わらせるよ。相手の首を狩りに行く。追いかけ回して、殴りまくる。デ・リダーは5Rのフルラウンド持ち堪えられないと思うよ」。   なお、同大会で行われる予定だった「ONE女子ムエタイ・アトム級選手権試合」 として予定されていた王者アリシア・エレン・ホドリゲス(ブラジル)vs.挑戦者ジャネット・トッド(米国)の試合は、トッドが新型コロナウイルス陽性により延期となっている。。 [nextpage] ONE FIGHT NIGHT 5: DE RIDDER vs. MALYKHIN 計量結果 12月3日(土・日本時間)午前10時00分ABEMA配信 【メインカード】 ▼ONE世界ライトヘビー級(※102.01kg)選手権試合 5分5Rライニア・デリダー(オランダ)王者 217.25ポンド/1.0083アナトリー・マリキン(ロシア)挑戦者 223.50ポンド/1.0057 [nextpage] ▼ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1kg)王座決定戦 12分1Rケイド・ルオトロ(米国)王者 168ポンド/1.0061マテウス・ガブリエル(ブラジル)挑戦者 168.00ポンド/1.0031 [nextpage] ▼ウェルター級(※83.9kg)5分3Rロベルト・ソルディッチ(クロアチア)184.25ポンド/1.0070ムラッド・ラマザノフ(ロシア)185ポンド/1.0070 [nextpage] ▼ムエタイ女子ストロー級→130ポンド契約 3分3Rアンバー・キッチン(英国)125.00ポンド/1.0152ジャッキー・ブンタン(米国)130.00ポンド/1.0014 ※ブンタンは減量および水分補給に失敗、賞金の20%をアンバー・キッチンに渡し、130ポンドのキャッチウェイトで試合は行われる [nextpage] ▼ライト級(※77.1kg)5分3Rパク・デソン(韓国)169.75ポンド/1.0195ローウェン・タイナネス(米国)168.75ポンド/1.0122 [nextpage] 【リードカード】 ▼ライト級(※77.1kg)5分3Rエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)170.00ポンド/1.0036エジソン・マルケス(ブラジル)168.75ポンド/1.0099 [nextpage] ▼サブミッショングラップリング81kg契約 12分1Rタイ・ルオトロ(米国)179.25ポンド/1.0099マラット・ガフロフ(ロシア)175.00ポンド/1.0233 [nextpage] ▼ヘビー級 3分3Rジャスール・ミルザムハメドフ(ウズベキスタン)263.75ポンド/1.0164オマル・ケイン(セネガル)260.00ポンド/1.0078 [nextpage] ▼女子アトム級(※52.2kg)5分3Rリン・フーチン(中国)115.00ポンド/1.0132デニス・ザンボアンガ(フィリピン)114.25ポンド/1.0053 ※Jackie Buntan fails weight and hydration, and as a result, will forfeit 20% of her purse to Amber Kitchen. The bout will now be at a catchweight of 130 lbs. ※Hydration values less than or equal to 1.0250 earn a passing mark, while values greater than or equal to 1.0251 earn a failing mark. Athletes who failed weight and hydration tests on Day 1 or Day 2 are given another chance to clear tests on the morning of the event.
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント