2022年12月3日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、-56kg契約3分3R延長1Rで玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦するイスマイル・アル・カディ(キプロス/ALEXY MUAY THAI CYPRUS)のインタビューが主催者を通じて届いた。
カディはイラク・バクダッド出身で、現在はキプロスに活動の拠点を置く。豊富なアマチュア経験を誇り、プロデビュー後は2019年にイギリスのムエタイイベントMTGPで初のベルトとなる-55kgインターコンチネンタル王座を手にすると、2022年にはISKAの-60kgナショナル王座を獲得。さらに今年7月にはギリシャのマノリス・カリシスを下して、東欧の格闘技イベントKOKで世界フライ級王座を手にした。まだ荒削りながら強烈なパンチを振り回して前に出る超攻撃型ファイターだという。
玖村はとてもいい選手だが特別な選手だとは思わない
――今回の試合が決まった時の心境を教えて下さい。
「K-1は世界最高峰で歴史があるプロモーションだ。そこで戦えることをとても嬉しく思う。(K-1参戦が決まって)最高のチャンスが来たことで嬉しさと興奮を同時に感じたよ」
――カディ選手が格闘技を始めたきっかけを教えて下さい。
「小さい頃からスポーツが好きで、その中でも特に格闘技が好きだった。柔道、空手、レスリング、ムエタイ、キックボクシング……色んな格闘技をやってみて、ムエタイ・キックが一番自分に合っていて、12歳から続けている」
――今の練習環境・状況を教えて下さい。
「家から10分のところにジムがあって、そこには試合・トレーニングに必要なものが全て揃っている。コーチのアレクシス・アレピデスの指導を受け、自分に合ったとてもいい環境で練習をしている。ONE Chanmpionshipに参戦しているサバス・マイケルは練習仲間であり、友人だ」
――カディ選手はこれまでどんな国・大会で試合をしてきたのですか?
「リトアニアでKOK、キプロスでMTGPの試合に出た。他にもタイ、ギリシャ、レバノン、トルコ、イタリア、ドバイ…で戦った。ダレン・ローラン、マノリス・カリシス、エリス・バルボーザ、サルバトーレ・シグノリーノと対戦していて、KOKフライ級世界王座、ISKA-60kgナショナル王座、MTGP-55kgインターコンチネンタル王座の3つのベルトを巻いている」
――K-1初参戦で自分のどこをK-1のファンに見てもらいたいですか?
「自分はムエタイとK-1スタイルをミックスしたファイトスタイルで、左右のフックとローキックが得意だ。K-1ファンには俺の爆発力とエネルギーを感じて楽しんでほしい」
――対戦相手の玖村将史選手にはどんな印象を持っていますか?
「玖村は技術、爆発力、パワーのあるとてもいい選手だが、特別な選手だとは思わない。12月3日、大阪のリングで確かめてくれ」
――これからK-1や日本で戦うことの目標はなんですか?
「最高の試合をして日本のファンの心にインパクトを残したい」
――それでは最後に日本のファンのみなさんのメッセージをお願いします。
「K-1の舞台で最高の試合を見せるので、日本でみんなに会えるのを楽しみにしているよ!」