再起戦に臨む玖村将史。最近は私生活も話題になって注目を集める
2022年12月3日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、-56kg契約3分3R延長1Rでイスマイル・アル・カディ(キプロス/ALEXY MUAY THAI CYPRUS)と対戦する玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)のインタビューが主催者を通じて届いた。
玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた「第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメント」で優勝して王座に就いた。2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に参戦するも決勝で武居由樹に敗れる。2020年3月には無敗の金子晃大と注目の大一番を戦い、勝利を収めた。9月の2度目の防衛戦では軍司泰斗を退け、今年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝で金子に敗れて王座戴冠ならず。6月の『THE MATCH 2022』では那須川天心のライバル・志朗から右フックでダウンを奪い勝利を収めたが、9月にコンペット・シットサラワットスアに判定負け。戦績は20勝(10KO)5敗。
カディはイラク・バクダッド出身で、現在はキプロスに活動の拠点を置く。豊富なアマチュア経験を誇り、プロデビュー後は2019年にイギリスのムエタイイベントMTGPで初のベルトとなる-55kgインターコンチネンタル王座を手にすると、2022年にはISKAの-60kgナショナル王座を獲得。さらに今年7月にはギリシャのマノリス・カリシスを下して、東欧の格闘技イベントKOKで世界フライ級王座を手にした。まだ荒削りながら強烈なパンチを振り回して前に出る超攻撃型ファイターだという。
また新しい倒せる技も用意している
――9月の横浜アリーナ大会に続いて大阪大会への出場も決まりました。
「まず前回の横浜大会でたくさんの方に応援していただいたんですけど、勝つことができなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、前回負けてしまってめちゃくちゃ悔しい想いをしたんですけど、僕の目指している最強というところは変わらないんで、そこに向けてまた頑張っていきます。次の相手の選手も強豪の選手で、大阪は僕のホームグラウンドなんで、しっかり大阪のファンの人たちの前で倒して、K-1 NEXTはやっぱり玖村だなと思わせる試合をして勝ちます」
――前回のコンペット戦で得たものはなんでしょうか?
「コンペット選手はポイントの取り方が上手いなっていうか、そういうK-1にない上手さを持っていたなっていうのを感じました。これからは倒しにいくだけじゃなくて、ポイントを取りながら倒しにいくっていう両方できると思うんで、そういうところは経験になったんで良かったかなと思います」
――対戦相手のイスマイル選手にはどんな印象を持っていますか?
「軽くは見ました。ガツガツ来るいい選手なんで、記者会見で中村拓己K-1プロデューサーも言ってたんですけど、KO決着になるかなって思います」
――イスマイル選手は「玖村は技術も爆発力もあるがスペシャルな選手ではない」とコメントしていましたが。
「また新しい倒せる技とかも用意しているので、言ったことを後悔させてやろうかなと思います」
――今回は兄・修平選手とともに玖村兄弟でK-1大阪大会揃い踏みとなります。
「今回は大阪のポスタービジュアルにも兄弟でやってもらっているんで、それ以上の結果を出して、やっぱり大阪は玖村兄弟だなっていうのを次の大会で再認識させないといけないなと思っています」
――前回の対戦相手がテクニシャン系で今回はファイタータイプだが、今回の相手のほうがやりやすい?
「やっていて面白いのは今回の相手のほうが面白いんじゃないかなと。見ている人たちも倒し合いが見たいと思うんで、そういった点では今回の相手のほうが面白い相手かなと思います」
――年内最後の試合になると思います。この試合をステップにして来年はどんな1年にしたいですか?
「前回負けてしまったんで、その負けを今回全部取り返さないといけないと思っているし、2022年をいい形で終えて、来年タイトルに繋げる勝ち方をして、やっぱりK-1 NEXTは玖村だなと思わせる試合をして、来年に繋げたいなと思っています」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「前回の敗戦を無駄にしないように更に強くなった姿をお見せするので、是非大阪大会を会場で見てください」