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【Krush】殺気を漂わせる大月晴明「明日の自分の試合は一撃必殺。一発で倒す」、東本央貴「それはこっちも変わらない」

2022/11/25 23:11
 2022年11月26日(土)東京・後楽園ホール『Krush.143』の前日計量&記者会見が、25日(金)都内にて13:00より行われた。  セミファイナル(第9試合)の-64kg契約3分3R延長1Rで対戦する、大月晴明(NEXT LEVEL渋谷/第3代Krushスーパー・フェザー級王者)は63.85kg、東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は63.9kgで計量をパス。  続いての会見で大月は「1年10カ月ぶり、久しぶりの試合なので緊張しているんですけど、練習はしっかりしてきて対策もやってきたので、明日は面白い試合をすると思うのでよろしくお願いします」、東本は「僕は3連敗とか崖っぷちとか気にしてなくて、ただ大月さんとやれることが嬉しいだけなんで、明日は楽しんで倒し合おうかなと思います」と、それぞれの意気込み。  試合決定から今日までどんな思いで過ごしてきたかを問われると、大月は「やっぱり試合は怖いので緊張もするし、みんな勝つために人生懸けて練習して、自分の弱点も突いてくるだろうし、怖かったですね。ただ試合は怖いけど面白いので、まだ体が動くので、凄い集中して練習できました」と、恐怖を感じながらも集中して練習が出来たという。  大月は48歳、東本は30歳と18歳差の対決になることには「年齢差を言われると毎回つらいんですけど(苦笑)。東本選手の映像もたんまりと見させてもらって。左ストレートが強いし、多分パンチ以外で何かいろいろやってくるんじゃないかと思っているので、そっちを気をつけて変なのをもらわないように確実に仕留めたいと思います」と、特には触れず気を引き締めて臨むとする。  以前、復帰の際に戦いたい相手がいると話していたことについて再度触れられると「まず動けるところを見せないと何も言えないので。まだその選手と戦うことを諦めていないので、結果を出して会場を沸かせて『大月48歳だけど強いんだな』と魅せることが大事だと思います。結果を出してからまた(戦いたい相手の名前を)言わせてもらおうかなと思います」と、この試合で実力健在を示して実現させたいとした。  一方、東本は3連敗を喫したことで一時期モチベーションが下がった時期もあったというが、「モチベーションが下がって何もやっていなかった時期があったんですけど、中村(拓己K-1プロデューサー)さんから試合オファーの連絡を頂いた時は正直うれしかったです。その連絡をもらってから『大月さんと出来るなら頑張ろうかな』という気持ちになれたので、そこからモチベーションは変わらずに。昨日も追い込みをやってきたので、それは維持し続けてきたので明日は楽しみにして欲しいと思います」と、大月との対戦に並々ならぬ意欲。 「子どもの頃からリスペクトしてきた大月さんなので、今回は煽る煽らないとかケンカとか関係なしで、正々堂々自分の力をぶつけにいきたいという気持ちが大きくて、そんなこと(煽ること)をする気は一切ないですね」と純粋に大月との戦いに集中していると言い、「これからずっと自分の歴史に大月さんと戦ったということは残るでしょうし、明日の試合は忘れられない試合になると思います。それをお客さん、ファンの方にも見せていきたいと思います」と話した。  東本は計量時にハンバーガーを食べるという前代未聞のパフォーマンスを行った(東本はSHOGUN BURGERとうバーガーショップの店長でもある)。その理由は「大月さんとやる時に何kgでやるか? という話をしていて。普段はライト級(62.5kg)でやっているんですけど、今回は64kgといつもよりちょっと重たい契約体重になって。格闘技の世界では(体重が少し変わると)全然体格とかも変わってきますし、それでも俺がやりたいと思ったので受けたんですけど、何kgでもやりますよという意思表明と思ってもらえたらいいかなと思います」という。  目の前でハンバーガーを食べるところを見せられてどう思ったかと聞かれた大月は「正直笑っちゃいそうになったんですけど、試合前なんで集中力切らせたくないので、あまり見ないようにしていました」と言い、「明日戦うんでね、こういうところでああだこうだ言っても仕方ないので、試合が終わったらハンバーグ食べに行きますよ」と笑みを浮かべた。  それを聞いた東本は「目が合わないなと思っていたんですけど、集中力を切らさないためなんだろうなと思っていました。しっかり試合に向けて準備をしてきてくれたんだなって。こっちはただのパフォーマンスと言われたらパフォーマンスで終わっちゃうんですけど、こっちはリスペクトを込めたんだぞと分かってもらえたらいいと思います」と話す。  改めて試合への気持ちを聞かれると、計量時から殺気を漂わせていた大月は「明日の自分の試合は一撃必殺なので、一撃を見ていてください。一発で倒します」と“一撃KO”を予告。東本は「試合が決まってから1カ月半、今までずっと良い気持ちで追い込みができたんですけど、やっぱり格闘技って好きだなと思えた1カ月半でした。今まで以上に格闘技が好きという気持ちが前面に出て、今までなんでこんなに落ち込んでいたんだろうと思うくらい前向きに取り組めました。過去最高にしっかり追い込みができたので、試合を見て欲しいと思います。楽しみにしてください」と、最高の状態で大月に挑むと語る。そして「一撃必殺で決めると言っていましたが、それはこっちも変わらないので。そうしたら絶対面白い試合になると思うので、楽しみにしといてください」と、負けじと自分も一撃で仕留めるつもりだとした。  また、会見に現れた時から大月をじっと見ていた石川直生Krush Evangelistは「僕と大月さんが『Krush.2』で戦ったのが11~2年前。隣に座っていて、その時に近いような大月晴明という最強生物・最強ファイターの怖さをまじまじと感じています。ドキドキしています」と、隣にいても殺気を感じると話した。
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