MMA
ニュース

【UFC】イリー・プロハースカが怪我でテイシェイラとの再戦を欠場、王座返上でブラホビッチvs.アンカラエフの王座戦に=12.10『UFC282』

2022/11/24 11:11
 2022年12月10日(日本時間11日)に米国ネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催される『UFC282』のメインベントで、UFC世界ライトヘビー級王座を賭けて、グローバー・テイシェイラ(ブラジル)と対戦予定だったイリー・プロハースカ(チェコ)が、ラスベガスでの練習中に肩を負傷。ライトヘビー級王座を返上し、同大会で空位の王座を、ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)とマゴメド・アンカラエフ(ロシア)が争うことが発表された。  プロハースカは日本時間24日の午前9時過ぎに、「みんな、こんにちは。グローバーに申し訳ないと言った後、メッセージをくれてありがとう。試合をキャンセルしました。これも人生だ。そして、(空位の王座を争う)ブラホビッチとアンカラエフのタイトルチャンス、おめでとう。でもまだ僕は“チャンピオン”だ。その後で戻って来る。なぜなら僕のターゲットはもっと高いところにある。必ず戻って来る」と動画を投稿。  また、文章でも「医者が試合に出ることを許可したら、すぐにUFCのベルトを獲りに行く。誰がベルトを持っていようと、僕はベルトを獲りに行くんだ。最高のパフォーマンスを披露し、最高の選手と比較することは、僕にとって常に最も重要なこと。今、誰がいようと最高のものを見せてやる。6カ月後に戻ってきて、誰が持っていてもベルトを獲るよ」とメッセージを投稿し、復活を約束した。  ラスベガスのエクストリームクートゥアー等で、タイトルマッチに向けて練習していたプロハースカだが、現地報道によれば、同地で肩を負傷したプロハースカは試合をすることを望んだが、ドクターは怪我が悪化した場合、一生のダメージになる、とストップを勧告。復帰までに半年から1年がかかる重症だという。  長期離脱となるプロハースカはライトヘビー級王座を返上、今回の王座戦は「暫定」ではなく「空位」の王座を争う王者決定戦となる。  一方、当初『UFC282』でプロハースカと再戦する予定だった前王者で1位のテイシェイラには、同級3位でMMA18勝1敗のダゲスタン戦士アンカラエフとの王座戦が提示されたが、「準備期間が短すぎる」とテシェイラが拒否、2位のブラホビッチとの再戦を希望した。  しかし、2021年10月以来(※テイシェイラが2R、リアネイキドチョークで一本勝ち)となる「テシェイラvs.ブラホビッチ2」をUFCは望まず。報道によれば、テイシェイラは2023年1月まで準備期間をもらえればアンカラエフと戦うとしたものの、UFCは12月の『UFC282』で、ブラホビッチvs.アンカラエフの王座戦を決定した。  ESPNの取材にテシェイラは「(プロハースカはオーソドックス構えで)アンカラエフはサウスポーだ。異なるスタイルを持つ彼と戦うにはもっと時間が必要だ。『彼とブラジル(2023年1月21日『UFC 283』)で戦うのはどうだろう?』と提案したけど、彼らはそれを否定し、『ラスベガスで戦う誰かが必要だ』と言った。私は『OK、ならば私はベガスでヤンと戦う。ヤンはオーソドックス構えだ。アンカラエフとはまったく別のゲームになる。私にはもっと時間が必要だ』と言ったんだ。これは危険なゲームで、私できる限り準備する必要がある。 私の家族が私を見ている。ジムには私を見ている多くの生徒たちがいる。私はプロである必要がある。だから、私は自分が下した決定に100%賛成しています」と、今回の経緯と決断を語っている。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア