魔裟斗が自身のYouTubeチャンネルを更新し、11月19日(土)シンガポール・インドアスタジアムにて開催されたONE Championship『ONE FIGHT NIGHT 4』でのロッタン・シットムアンノン(タイ)vs.ジョセフ・ラシリ(イタリア)を解説した。
「いいローキックだな」「いいジャブだね」「遠い距離も上手いんだよな」「いいミドルだなあ」「フック上手いね、カウンターの」と、ロッタンのほぼ全ての攻撃を絶賛した魔裟斗。
蹴りに関しては「ロッタンの蹴りは伸びるね。かなり遠い距離から蹴りが蹴れる。本当はブルファイターなのかなって感じがしたけれどこの選手はテクニックもあるね」と、接近戦が強いだけのファイタータイプではないと分析。
(写真)ラシリを圧倒してONEムエタイ世界フライ級王座4度目の防衛に成功したロッタン(C)ONE Championship パンチに関してはジャブがいいと評価し、「ああいうジャブを打つ選手はなかなかキックでいないけれど、俺もああいうジャブ打ってたんだよね。踏み込んで長い、ポーンっていうね。天心が武尊にやったようなジャブだよね。当てる気がある、左ジャブと言うか左ストレートに近い攻撃」と那須川天心と同じようなジャブを持っているとした。
「ロッタンの一発が強いんだろうね。ラシリちょっとビビってるもんね」と、ロッタンが完全にラシリを飲み込んでいたとして「ロッタン強いねえ。25歳だったらまだ伸び盛りだね」と、ロッタンの強さを絶賛。
そこで「俺がもしロッタンとやるんだったら」と、ロッタンの攻略法を語る魔裟斗は「完全にジャブだね。5R制だったら5R目で勝負かけるくらいの気持ちで、4回まではとにかく左で削って行く。ダメージ与えて5Rに勝負。あとはロッタンの攻撃はもらわないように」と、ひたすらジャブで削って最終5Rに勝負をかけると話した。
また、ロッタンが武尊のインスタアカウントをメンションして、「私は個人的に、@K1Takeru にONEで戦うことを呼びかけている。もし、あなたが私の挑戦に答えないなら、ファンはその理由を知ることになるでしょう」と、ONEでの対戦を呼び掛けたことから実現が期待されている武尊vs.ロッタンについて聞かれた魔裟斗は「25歳の上り調子のロッタンと、31歳の満身創痍の武尊だとなかなか厳しい感じがするね」と、武尊が激闘の代償として負った身体のダメージがハンディになると指摘。
魔裟斗は以前から「武尊のプレスは世界一」と評価してきたが、この映像では「(ロッタンは)圧力が本当に凄いから。多分、下がらせられるから。ロッタンの方が強いような気がするね」と、ロッタンのプレッシャーの方が上回るのではと予想した。
そのことから「武尊ってちょっとジャブが少ないんだよね。それはもしやるのであれば、選手を続けていくのであれば左の使い方っていうのを練習した方がいいね」と、もし武尊がロッタンと戦うのならばジャブを磨いていった方がいいとアドバイスした。