「Global Titans: Mayweather vs dej」2022年11月13日(日本時間14日)アラブ首長国連邦ドバイコカ・コーラアリーナ※ABEMA PPV ONLINEでライブ配信
▼第8試合 エキシビション 2分8R―フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国/世界5階級制覇王者)TKO 6R ※レフェリーストップ―デジ・オラトゥンジ(英国)※エキシビションのため勝敗は無し。
第8試合(最終試合)のエキシビションマッチで対戦する、プロボクシング50戦無敗の元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)は70.0kgちょうど、チャンネル登録者数1000万人超えの人気Youtuberであるデジ・オラトゥンジ(英国)は79.5kgで計量を終えている。両者の体重差は9.5kg。
2017年8月のコナー・マクレガー戦で現役を引退したメイウェザーは、2018年大晦日RIZINでの那須川天心戦を皮切りにエキシビションマッチを始め、2021年6月にはローガン・ポールと8R、2022年5月にドン・ムーアと8Rそれぞれフルラウンド戦い(エキシビションのため判定は無し)、9月にはRIZINで朝倉未来を2RでKOした。 1Rからジャブで余裕を見せるメイウェザーは時折パンチをまとめてサウスポーのデジを圧倒。デジの返しのパンチを余裕でかわして笑みを浮かべる。
4Rメイウェザーはガードを高く上げて前へ出ると、明らかに手打ちのパンチでデジを追い詰めていく。さらにノーガードになって喋りながら防戦一方のデジを挑発。
5R、メイウェザーは踊るようにリング上を舞い、スピードのないパンチを軽く当てていく。6R、開始と同時に前へ出たメイウェザーは右ストレートと左アッパー。デジはジャブを返すが、メイウェザーは強いパンチを的確に当てていき、最後はコーナーへ詰めてのフック連打。防戦一方のデジにレフェリーがストップに入り、メイウェザーのTKO勝ちとなった。
マイクを向けられたメイウェザーは「素晴らしかったです。UAEも観客も素晴らしい。デジがいなかったらこの試合は出来なかったのでこれからも頑張ってください。いろいろな人たちに感謝しないといけません。これはエンターテインメントです。楽しくやることです」と、デジの肩を抱いて称える。
デジはメイウェザーから贈られたベルトを手に「素晴らしい気分です。途中で心が折れそうになったが頑張って来れた。自分がタフだということが分かったよ(笑)。いろいろなことに目覚めた気がします。自分のボクシングへの愛とかね。全ての人に感謝したいと思います」と、この経験で大きなものを手にしたと語った。