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インタビュー

【K-1】軍司泰斗「僕はK-1の顔になっていきたいし、武尊選手を超える存在になっていきたい」武尊がKOできなかったジュングァンKO狙う

2022/11/10 19:11
 2022年12月3日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、元ENFUSION -57kg級世界王者ワン・ジュングァン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)と対戦するK-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)のインタビューがK-1公式HPにて公開された。  軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2020年9月に2階級制覇を懸けてKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史に挑戦したが判定負け。12月からフェザー級に階級を上げると3連勝を収め、12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦。延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、続く3月には斗麗を延長戦の末に退けた。そして8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では優勝。戦績は20勝(6KO)5敗1分。 自分の持ち味の“倒す試合”を見せて1年を終わらせたい ――年内最後のK-1への出場が決まりました。8月にフェザー級世界最強決定トーナメントで優勝したあと、年内にもう1試合やりたいという希望はありましたか? 「そうですね。怪我もなく練習を続けていたので、年内には試合をしたいと思っていました」 ――改めてトーナメント優勝の反響はいかがでしたか? 「周りの見る目が変わったと思いますね。僕自身、自分がチャンピオンになっても“フェザー級は戦国時代だ”と言われることが悔しかったし、『THE MATCH 2022』でK-1を代表して戦えなかったことも悔しかったんです。だからトーナメントで優勝するのは当然で、どんな勝ち方をするかで自分の評価が変わると思っていたので、絶対にKOで勝って優勝しないといけないと思っていました」 ――4月の「K'FESTA.5」で斗麗選手と対戦した時は延長までもつれる判定勝利でしたが、4カ月後のトーナメントでは3試合中2試合がKO勝利と倒せるファイトスタイルに進化していました。どんなことを意識して練習していたのですか? 「4月の試合が終わってボクシングトレーナーに練習を見てもらうようになったんです。マンツーマンで基礎から教えてもらっているのですが、パンチのスピードや力の入れ方、当てる場所など色んなことを変えたんです。それが試合で出たのかなと思います」 ――軍司選手は6月の「THE MATCH 2022」や武尊選手の試合を見て、どんなことを感じましたか? 「武尊選手が負けたことは自分のことのように悔しかったし、自分も『THE MATCH 2022』で試合をしたかったので、それも悔しかったです」 ――軍司選手は2月のK-1東京体育館大会で武尊選手とエキシビションマッチで拳を交えました。あの時、武尊選手から何か言葉をかけられたのですか? 「言葉自体は『これから頑張ってね』くらいだったんですが、武尊選手からは言葉にできないものをたくさん感じました。試合への取り組み方だったり、試合に対する気持ちの面だったり。色んなものを勉強させてもらいました」 ――今大会ではワン・ジュングァンと対戦することが決まりました。 「(世界最強決定トーナメントでは)1回戦で削られて準決勝敗退でしたけど、武尊選手とも打ち合っていたし、ワンマッチでは強い選手だと思います」 ――ジュングァン選手はONE Chanmpionshipでもタイトルマッチを経験するなど海外でも評価が高い選手です。 「武尊選手がKOできなかったジュングァン選手をKOすれば、自分の評価が上がると思うし、トーナメントと同じで勝つのはもちろんKOにこだわりたいと思います」 ――軍司選手はこれからのK-1を担う一人として、どんな選手になっていきたいですか? 「僕はK-1の顔になっていきたいし、武尊選手を超える存在になっていきたいです」 ――以前の軍司選手はどちらかと言えば「K-1の顔になる」や「K-1を背負う選手になる」という発言が少なく、そういうタイプの選手ではないと思っていました。何が変わるきっかけだったのですか? 「やっぱりK-1のベルトを巻いたこと、武尊選手とエキシビションマッチで対戦したことですね。色んな選手いるなかで、僕がK-1を代表して武尊選手の相手に選ばれて、あの時『これからは自分がK-1を背負わないといけないんだな』と思いましたね」 ――なるほど。軍司選手の場合はその気持ちがいい方向に出ていますよね。 「そうですね。それでプレッシャーを感じることはないので、これからも自分がK-1を背負うつもりで戦っていきます」 ――分かりました。大阪大会は昨年K-1のベルトを巻いた場所です。今年はどんな試合を見せたいですか? 「去年は自分らしい試合ができなかったので、今年こそ自分の持ち味の“倒す試合”を見せて1年を終わらせたいです」
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