平本蓮、鈴木千裕らの新世代を「強い」と評価した矢地(C)矢地祐介
2022年11月6日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』の感想を、矢地祐介(フリー)が自身のYouTubeチャンネルにて語った。
メインの平本蓮(ルーファスポーツ)vs.弥益ドミネーター聡志(team SOS)戦について矢地は「メインはビックリした。体重変更があったにせよ同じ階級の選手だし、通常体重もそんなに変わりないだろうし、影響ないとは言わないけれどそんなに影響ないと俺は思う。総合的なバランスは全然ドミさんの方が強いと思っていたし、一本取ると思っていたんですけれどね。(平本の成長が)急じゃない。ああいう選手って何か一個パチンとあった瞬間に伸びるって分かっていたけれど急だったね」と、平本の成長ぶりが急だったと評する。
平本の戦い方に関しては「菊野(克紀)さんっぽかったね。ずっと待っていて相手の初動に全部合わせるみたいな。あれをやられちゃうとね、どうしても焦れてしまって自分から入ってカウンターもらっちゃうみたいな。身体が強いんだろうね。しっかり全部テイクダウン切って。あの打撃のスピードと精度は違うね。怖かったもん。追撃行かないじゃん。本当に徹してたから」と、待ちの態勢を貫いたことが勝利につながったとした。
「セコンドが(タオルを)投げてもよかったのかなと思うね。8回くらいダウンしてるでしょう。あれは心配になるくらいのダメージっぽかったので」と、ダウンしては立たされる弥益のダメージは相当なものだったのではないかと見る。
「ドミさんのインタビューを観たけれど、そこまでしっかり対策・予想ばっちりだったのにそれを上回るのは凄いんだろうね。その上を行く技術とポテンシャルがあるんだろうね」と、平本は弥益の想定を超えるものを発揮したのではないかとした。
平本の次の相手に関しては「今度は身体の力がある組み技が出来る人と見てみたいね。もちろん組み技だけじゃなくて打撃も出来る人。それこそ斎藤(裕)選手とかさ。打撃・組みできるし、寝技のコントルールも出来るし。見てみたいね」と、初代RIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)との対戦を見てみたいという。
同時に「ああいう初動に合わせてくる選手にはやり方がひとつあるんですよ。言わないけれどね。ああいう選手には有効な戦い方があるので、そういうのをやってくる選手というか」と、今回の平本の戦い方に対応できる選手がいいとし、「あっぱれでしたね。大晦日また観たいね、誰かと」と平本の次戦に期待した。
また、自身の大晦日に関しては「オファーは現時点ではまだない。刀を研いで待っておく」というが、「SNSで誰かに喧嘩を売ろうかな(笑)」と自らアピールしていくことも考えているとしている。