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【RIZIN】平本蓮が弥益ドミネーターを空手&ケージDFでドミネートし判定勝ち、鈴木千裕が今成越え、元谷が倉本と大激闘、SARAMIが魂のテイクダウンでラーラを下す、中村が征矢に競り勝つ。青井が怪物くんを、ヤマニハが河村を完封、久保が禊のTKO勝ち

2022/11/06 12:11
RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA 速報 2022年11月6日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)12:30開場(予定)/ 14:00開始(予定)※オープニングファイトは13:00開始※選手名からインタビュー ▼第11試合 70kg契約(※66kg契約から変更)5分3R×弥益ドミネーター聡志(team SOS)[判定0-3]〇平本 蓮(ルーファスポーツ)  元DEEPフェザー級王者で、MMA13勝6敗の弥益は、2020年大晦日に朝倉未来に1R KO負けも、2021年6月に“ブラックパンサー”ベイノアと73kg契約で対戦し、スプリット判定勝ち。2022年3月に66kg契約で萩原京平に1R 腕ひしぎ三角固めで一本勝ちし、2連勝中。  K-1からMMAに転向した平本は、2020年大晦日の萩原京平戦でRIZINデビューも2R TKO負け。2022年3月に鈴木千裕に判定負けで2連敗も、2022年7月の鈴木博昭戦でスプリット判定勝ち。初白星を掴んでいる。  平本の足の怪我により、70kg契約戦に。平本はコールに正座しておいて中指を立てる。弥益はコールに回転して右手を前に流して一礼。  1R、オーソドックス構えの弥益に、サウスポー構えの平本は前足を固定して立つ。そこに右インローは弥益。左を振っていてバランスを崩した平本は立ち上がりすぐに右を返す。さらに打ち合いのなかで左を当てた平本! ダウンした弥益はヒールフック狙いもヒザを折って回転して外した平本は離れる。  ほぼステップを踏まずすり足で近づく平本。弥益のシングルレッグも切る平本は立ち際にサッカーキック! ガードポジションで離れて立つ弥益。右ハイを見せる弥益。近距離の打撃では右を当てる平本だが、下になる弥益に一切つき合わず。  前足にシングルレッグ、さらにヒールフック狙いの弥益に回転して足を抜く平本はパウンド。  2R、中央を取る平本はどっしり構える。跳びヒザを見せる弥益。慎重な展開のなか、ダブルレッグも受け止める平本に弥益は捨て身気味に下になるが、そこに拳を落とす平本に離れて立つ弥益。2度目のタックルも頭を下げさせて切る平本。3度目も切る平本。  足ではなく上体に組む弥益に打撃を打ち込む平本。下になる弥益は足を掴んで足関節狙いも足を抜く平本。右の跳びヒザは弥益。さばく平本。  3R、グローブタッチ。中央は平本。スイッチを見せる弥益はオーソに戻して左右を振る。左を突く平本の打ち終わりに組んで尻を着かせた弥益! しかし金網まで這って立ち上がり、小手巻きから突き放す平本。  右ハイをブロック上に当てる弥益はスリップ。弥益の左右をさばいて前手を当てる。弥益は左を振って前に出るが、そこに左ストレートを効かせる平本! ガードを取る弥益につき合わない。立たせてスタンド勝負の平本。近づくと右を被弾し2度倒れる弥益。足に力が入らないか。間合いを制し、弥益のシングルレッグからアンクルピックを鉄槌とともに切った平本。ゴングに弥益は大の字に。そこに平本はヒザをマットに着いて弥益に挨拶した。  空手の構えで間合いを制し、待ちのカウンターに徹した平本。テイクダウンを防がれ、いつものドミニク・ステップを出せずに、後半は強引に入って被弾した弥益。いったん66kgの契約体重まで落として増やした身体は、組んで戦いたい弥益にとって厳しい状況となった。  判定は3-0で平本が勝利。4戦目で初白星を元DEEP王者から奪った。試合後、平本はマイクで「僕はこれまで対戦相手でもない人を侮辱したり、関係ない人にいつも悪態ばかりついているんですけど、この場を借りてお詫び……するわけないでしょう! これからは平本蓮の時代です!」と語り、ケージを後にした。 [nextpage] ▼第10試合 フェザー級(66kg)5分3R×今成正和(今成柔術)[判定0-3]〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)※摩嶋一聖(毛利道場)は左肘関節内側側副靭帯損傷で欠場 鈴木は、2021年9月のRIZINデビュー戦で昇侍に1R KO負けしたものの、以降3連勝中。山本空良、平本蓮に判定勝ちし、2022年9月の前戦で萩原京平に2R リアネイキドチョークで一本勝ちしている。 DEEPでフェザー級&バンタム級の二階級制覇を遂げた“足関十段”今成正和は2001年デビューの大ベテラン。2021年10月の『LANDMARK vol.1』で春日井“寒天”たけしにアームバーで一本勝ちも、前戦はDEEPで芦田崇宏に判定負けしている。  1R、中央を先に取る鈴木。ともにオーソドックス構え。今成ロールで滑り込むが、1発目は足を飛ばして触らせない鈴木。スライディングキックで座り込むと、その足にサッカーキックを打ち込む。  シッティングガードから手を着いて、上の鈴木を蹴ろうとする今成。立ち上がると半身になって股間に手を寄せ、リズムを取る。  3回目の今成ロールも足を触らせない鈴木。前足を細かく上げ下げしながらプレスする。跳びヒザで近づく今成。  ここもかわした鈴木。今成は前足の左フックで飛び込み。それをかわした鈴木は下の今成にフットスタンプも見せる。ゴングに今成は胸を押さえる。  2R、半身で左手を水平に上げる今成。鈴木は右ローを2発! 今成の入りに右ストレートを打ち下ろす鈴木。フェイクダウン気味に腰を落とす今成。下から蹴り上げる今成に、右足にサポーターを着けた鈴木は、寝ている今成の足を上から蹴る。  ブレークに、鈴木は滑り込むようにフットスタンプ! しかしその足を掴んだ今成は、サドルロックに巻いてヒールフック狙いでヒザを極めに行くが、回転して凌ぐ鈴木は片足で今成の顔、胸を蹴ると回って顔にパウンド狙い。それでも今成はうつ伏せで極めにいくが、鈴木はヒザをずらし、極めさせずにゴング。  3R、鈴木の足のダメージはどうか。今成ロールをかわす鈴木。ステップを踏めている。右ローを当てる鈴木。さらに左ローも前足に突く。このラウンド2回目の今成ロールも切る鈴木。左ローを当てる鈴木。組みを切られ下になる今成に蹴りを連打。最後はフットスタンプで飛び込みゴング。  判定は3-0で鈴木が勝利。緊急参戦のなか、今成越えを果たした。  試合後、鈴木は「いや怖かった。初めてだ、こんなの。やっぱ格闘技っておもしれー! ずっと俺がやりたかった、こうやってお互い正々堂々、変な小細工しないで真正面から戦う試合が俺はずっとしたかったです。今成さん、僕の壁になってくれて本当にありがとうございます。この経験を持って俺はチャンピオンになります。最後に、やっぱKOじゃないのにマイク持つって凄い下がるね。大晦日、絶対にKOするから出場させてください。絶対、絶対にKOします」と語った。 [nextpage] ▼第9試合 バンタム級(61.0kg)5分3R〇元谷友貴(フリー)[判定3-0]×倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We) 元谷は金太郎、ヤマニハ、太田忍を相手に3連勝中で、MMA41戦31勝のキャリアを誇る実力者。 倉本は2021年6月のRIZINバンタム級JAPANグランプリ1回戦で、アラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けも、2022年2月に加藤ケンジをケージで1R TKO。5月には魚井フルスイングを判定で下し、2連勝中。  1R、いきなり詰めて右でシングルレッグから左肩を押してテイクダウンは倉本。元谷の下からの腕十字は外すが、その際で立つ元谷。右を振る元谷。倉本も右を振って詰めるが、ここは組めない。  左を突く倉本に左ミドルは元谷! くの字になりながら組んできた倉本を崩して元谷が上に! 倉本は蹴り上げからシングルレッグで立ち上がるも、そこをがぶりヒザを突く元谷!  頭を抜く倉本に元谷は左の三日月蹴り! 倉本はサウスポー構えから詰めるが離れる元谷。右ローを当てる元谷。さらに右ストレートの打ち終わりに組む倉本。しかし、その組み際に元谷はヒザを突く! さらに倉本の頭が下がると近い距離の左フックも!  2R、左ローも元谷、圧力をかける倉本はいい組み手で組めない。左右で前に出るが、頭が下がると元谷はヒザを突く。互いに右ローも元谷は組みを切るのに自信か。近づき右ロー。  しかしボディロックに成功した倉本、前転する元谷の立ち上がりを掴みジャーマン1発も高さが足りないか。すぐに立つ元谷。倉本も左右を突いて圧力をかける。  元谷は左を突いて前に。組んだ倉本だが、投げはすっぽ抜け、そこでバックを奪う元谷。背後から中腰で落とそうとする倉本。落ちない元谷は4の字でロックし、バックマウントからパウンドラッシュ! しかしここで立ち上がり右で差して押し込む倉本は左ヒジを突く。  3R、前に出る倉本。右を振り落とす元谷は跳びヒザ! 後退する倉本の足の手繰りにヒザを細かく突く。シングルレッグから足をかけて倒そうとした元谷を切り返した倉本!  スタンドバックを奪うと、ボディロックからジャーマン! 立ち上がりクラッチを切る倉本。元谷は離れて前足に左右ロー! 互いにスタミナ苦しいなか、前に出る倉本はジャブの刺し合い。倉本の左もヒットする!  押し戻す元谷の右も倉本のアゴをとらえるが下がらない倉本は左ロー。元谷は右のノーモーション! 前に出る倉本は左右、バックフィスト! 元谷も『来い』と迎えると、左右を連続でヒット! いったん下がる倉本が被弾するが、左右で前に。元谷はケージを背にガードを固めると、最後の反撃! 右ストレートを当てて倉本に尻餅を着かせてゴング。  激闘の両者に場内から大きな拍手が沸いた。  判定は3-0で元谷。倉本と元谷はハグ。元谷は4連勝をマークした。  MMAの引き出しの多さと強いハートを見せた元谷はケージのなかで、「応援していただき、ありがとうございます。ほんとうはバチっと勝って『年末、朝倉選手と』言いたかったんですけど、しょぼい試合をしちゃったんで、また1歩づつ上がっていきます」と厳しい自己評価の挨拶をした。 [nextpage] ▼第8試合 ヘビー級(120.0kg)5分3R×ミノワマンZ(フリー)[1R 2分24秒 TKO] ※パウンド〇侍マーク・ハント(Martial Arts Fighter team侍) ミノワマンこと美濃輪育久は1997年7月にパンクラスでプロデビュー。2003年4月にパンクラスを退団すると2003年大晦日からPRIDEに参戦し、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバ、桜庭和志らとの戦いを繰り広げた。2006年大晦日には「超人になりたい」との願いからリングネームをミノワマンに変更。その後はDREAM、DEEP、INOKI BOM-BA-YEなど様々なリングに上がり、現在のところMMAでの最後の試合は2020年大晦日RIZINでのスダリオ剛戦(TKO負け)となっている。デビューから26年目を迎え、46歳になった。  侍マーク・ハントこと桑原清は「サモアの怪人」マーク・ハントに憧れ、このリングネームを名乗るヘビー級戦士。2011年4月に『M-1 Selection 2011』でプロデビューし、グラディエーター、HEATといった舞台で経験を積むとその後は韓国のROAD FCを中心に活躍。2016年5月の『ROAD FC 31』のクォン・アソル戦では、対戦相手の欠場により4日前のオファーを受けて出場すると、わずか18秒、得意のパンチでアソルを沈めアップセットを演じて見せた。地元・岐阜を愛し、岐阜から世界へ、という目標を掲げ、2017年にはRIZIN初参戦でロッキー・マルティネス相手に一歩も引かない殴り合いを見せ、敗れるも会場を大いに盛り上げた。今回は2019年3月のDEEPでの試合以来となる。  3点ヒザも双方の了承により認められたルール。  先に前に出るミノワマンZは左右を振るが、組んでの投げは侍マークハント、体格差を感じさせる投げられ方。  しかし立ち上がるミノワマンは前に。そこに左を浴びるミノワマンZはダウン! 亀になり立ち上がるミノワマンZをボディロックして投げる侍マークハント! バックを奪われるが、正対するミノワマンZ。しかし、すぐに崩され腹ばいで下に。パウンド連打に何とかヒザを立てて亀になるが、再び潰した侍マークハントがパウンドアウト!  27.7kg差はやはり厳しかったミノワマンだが、試合後、マイクを持った勝者・侍マークハントは、「ミノワマンZ、スタンディングリアルフィストをやんないのか? みんな待ってんぞ」と呼びかけ。  ミノワマンZはケージに戻ると、「俺は負けてねーぞ、レフェリーが勝手に止めたんだ。でも今日はお前の勝ちだ。ありがとう、宇宙の皆さんありがとう。ミノワマンZは今日がスタートです」と挨拶して、スタンディングリアルフィストを観客と唱和した。 [nextpage] [休憩] ▼第7試合 無差別級 5分3R〇カルレ・ギブレイン(ブラジル/BRAZILIAN THAI)[1R 4分35秒 TKO] ※鉄槌×貴賢神(フリー) 貴賢神は、父が日本人で母がフィリピン人。一卵性双生児の弟として、少年時代より空手やキックボクシングなどに親しみ、中学校在学中にはバスケットボールで茨城県選抜の主力選手として全国3位になっている運動神経の持ち主。元幕内力士で、貴乃花部屋に所属していた元十両のスダリオ剛(貴ノ富士)の双子の弟である。今年4月にMMAデビューを果たすも関根“シュレック”秀樹にTKO負けでプロの洗礼を浴びた。 ギブレインは、現・GLADIATORヘビー級王者。ブラジルでプロデビュー後、2018年9月のHEATでイ・サンスの持つヘビー級のベルトに挑み、3R TKO勝ちで王座獲得に成功。初防衛戦で石井慧に一本負けで王座陥落も、2019年3月に韓国Double G FC 2でヤン・ドンギを1R TKOで再起。2022年4月にRISEに初参戦し、南原健太をKO。続く5月のGLADIATORで王者・大番高明もTKOに下し、ベルトを巻いた。7月のRISEでは、MAX吉田にフルマークの判定勝利を収めている。9月にRIZIN初参戦を果たしたが、シビサイ頌真に1R、リアネイキドチョークで敗れた。  1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるギブレイン右を振り、右カーフキック。貴賢神も右を返すと、サークリング。ギブレインは左をヒット。金網に詰まる貴賢神は右ローもそこに左ジャブを被弾。  貴賢神もワンツーの右を返す。互いに顔を背けて左右。ギブレインの左ジャブに金網背にする貴賢神は右回り。貴賢神の左をかわしたギブレインは右をヒット!  ジャブの刺し合いもギブレイン。左右で金網に詰めると右ボディストレートも! 効かされた貴賢神はダブルレッグに入るが、スプロールしたギブレインは、パウンド。  ハーフガードで頭を抱え動けない貴賢神にギブレインはパウンド連打! ヒジの打ち落とし、鉄槌に変えたところでレフェリーが間に入った。  試合後、“南米のアクアマン”は「コンバンハー、神がブラジルを守ってくれることを祈ります。12月にRIZINに出たいです!」と咆哮した。 [nextpage] ▼第6試合 スーパーアトム級(49.0kg)5分3R〇SARAMI(パンクラスイズム横浜)[判定3-0]×ラーラ・フォントーラ(ブラジル) RIZINのケージで行われる「女子スーパーアトム級“裏”トーナメント」とも呼ばれる一戦。  PAWCストロー級&COFフライ級王者のフォントーラは、7勝1敗、内5つが腕十字による一本勝ちと極めの強さを見せているが、2022年7月のGP1回戦では王者・伊澤星花相手に果敢に攻め寝技を仕掛けるも、最後は逆転一本負けにより敗退となっている。  対するSARAIは、2021年11月に3度目の対戦となる黒部三奈とベルトを賭けて対戦し、フルマークの判定勝ちを収め第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者に。満を持してRIZIN初参戦となった22年4月大会では浅倉カンナ相手に判定負けしており、その悔しさをバネにラーラ・フォントーラに修斗王者の強さを証明できるか。  総合力でSARAMI、グラウンドでは寝技に特化したフォントーラといわれるなか、試合の鍵になるのは打撃か。  1R、遠間に立つラーラ。右の前蹴りで牽制。SARAMI、SARAMIはラーラの右にカウンターのワンツー狙い。ラーラは長い左ジャブを突く。SARAMIの右をかわして組むラーラだが、引き込まず。このときにラーラの左頭がSARAMIの右目上に当たりカット。止血後、再開。  遠間を取るラーラ。右ローを当てジャブ。さらに右ストレート。SARAMIも踏み込んでワンツーからすぐに離れる。右前蹴りのラーラ。ワンツーの右を伸ばすラーラにそこに左を狙うSARAMI。ジャブを伸ばすが、ラーラはヒザ蹴り、前蹴りのカウンター。SARAMIのローには長いジャブを合わせる。ワンツーの右ストレートの飛び込みはSARAMI。跳びヒザを返すラーラでゴング。  2R、打ち合いからボディロック、小外でテイクダウンを狙うSARAMI。しかし倒れないラーラ。SARAMIの出入りの打ち終わりにジャブを狙う。ワンツーの右オーバーハンドで組むSARAMIだが、すぐに突き放すラーラ。ジャブの刺し合いから前蹴りを当てるSARAMI。果敢に飛び込み右を当てる! さらに前蹴りに動きが一瞬止まるラーラ。  右ローを当てるSARAMI。左ボディストレートも。しかしラーラも左ハイを頭に当て。右オーバーハンドのSARAMIをかわして左を突くラーラ。  3R、遠間を保つラーラ。前蹴りで牽制し、カウンター狙い。ジャブの刺し合いで長いのはラーラ。ここまで打撃のみで戦う。SARAMIの左前蹴りを腹に、さらにローで出入り。ラーラは金網背に戦う。左ミドルを当てるラーラ。ワンツーの左の強振も。前に出るラーラ。出入りが若干減ったSARAMIに、ラーラは右目上にジャブを突く。  残り1分26秒でSARAMIの右目上のカットを再びチェック。再開。左を振ったラーラをSARAMIは潜って乾坤一擲のダブルレッグ&小外刈りでテイクダウンはSARAMI! 足をさばいてサイドを奪うとヒザ&ヒジ! 下からしがみつくラーラをSARAMIは鉄槌! ゴング。  判定は3-0でSARAMIが勝利。嬉し涙で北岡悟&川村亮と熱いハグ。リング上で「7月、つまんない試合をしてしまって、やっと勝てました。こんな私ですけど、これからも応援してくれたらありがたいです」と挨拶、大きな拍手を浴びた。 [nextpage] ▼第5試合 フライ級(57.0kg)5分3R〇中村優作(TEAM FAUST)[判定2-1]×征矢 貴(パラエストラ松戸) 中村は3歳から日本拳法を始め、中学の時に全国優勝。2010年1月にMMAでプロデビュー。DREAM、 DEEP、VTJで活躍し、2016年にはローレンス・ディグリを破り、WSOF GC 初代フライ級王者となった。RIZINデビュー戦となった2018年5月の『RIZIN.10』ではキックルールで那須川天心に2R、強烈な左ストレートをもらいTKO負け。2019年6月の『RIZIN.16』でトップノイ・タイガームエタイと対戦し、判定3-0でRIZIN初勝利を挙げた。前戦は約1年2カ月ぶりの試合となった2021年10月、伊藤裕樹にレフェリーストップによるTKO負けを喫している。 征矢は難病であるクローン病との闘病を続けながら、2019年6月の『RIZIN.16』で2年ぶりの試合に臨み、川原波輝を相手に1R KOによる復活勝利。その2カ月後には村元友太郎も2R TKOに降すなど連勝を飾ったが、病気が再発。2022年4月に2年8カ月ぶりの復帰を果たすと中務修良にTKO勝利を収め、榊原CEOからの絶賛を受けた。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る征矢。細かい前後のステップは中村。征矢の大きな左をかわす。征矢は左ボディストレート! 右カーフも連打で当てる。中村も右ボディストレート。さらに右ローも、征矢は左を狙う。  組んで右で差して足を払い崩す征矢に体勢を戻す中村。左ジャブを突く中村は右も続ける。それをスウェイもかすめる征矢は左の飛び込みもかわされる。しかしその動きでシングルレッグは征矢。足を戻して、出入りは中村。征矢の入りにダブルレッグテイクダウン! すぐに立つ征矢も詰める。  2R、走り込んで右ローは征矢。一転、ダブルレッグも、腰の強さを見せる中村は倒れず。征矢はスタンドバックにつき崩して小外がけテイクダウン! しかし押さえ込まれる前に立つ中村。互いの右の交錯に、中村は右ボディ、左フック、右ストレートのコンビネーションを突く!  動じない征矢も右で差して組み。離れる中村は左ジャブのダブルで額を上げさせる。右を当てるのは中村も、前に出るのは征矢。厳しい時間帯でボディロックテイクダウンは征矢! ここは背中を着いた中村だが、パウンドの際で立ち上がる中村。征矢はバックフィストを当てる。互いに打ち合いの中で、スタミナ苦しいか、バランスが崩れるようになってきたのは中村だが…。  3R、右を突く中村だが単発に。詰める征矢はダブルレッグも差し上げる中村。右で差して崩す征矢は、倒れない中村にスタンドバックで左足をかける。アームロック狙いの中村に、バックから引き込み、シングルバックの征矢。背後からパウンドに、中村も右ヒジを背後に連打で突く。  最後にさらに引き込み、トラックポジションから股裂きに行く征矢。しかしその背後の征矢に中村は鉄槌! 最後の際で上になったのは征矢。ゴング。判定は2-1で36歳の中村が勝利。「よっしゃー」と咆哮した。  試合後、中村は「3連敗してやっと勝てました。僕を信じて応援してくれてありがとうございました。来年、ぜひフライ級GP、やりましょう!」と挨拶した。 [nextpage] ▼第4試合 フェザー級(66.0kg)5分3R〇青井 人(BLOWS)[判定3-0]×鈴木博昭(BELLWOOD GYM) 青井は、9勝5敗1分。三角絞めや足関節、スクランブルも得意とする組みの部分に加え、近年では神田コウヤをダウンさせた中央を打ち抜く、思い切りのいい右ストレートも大きな武器となっている。4KO・TKOを誇る。  初代シュートボクシング世界スーパーライト級王者で、ONE Championshipのケージムエタイでも活躍した鈴木は、RIZINでMMAに転向。奥田啓介と昇侍にTKO勝ちし、萩原京平と平本蓮に判定負けで2勝2敗の五分の戦績だ。  1R、オーソドックス構えの青井、サウスポー構えの鈴木。中央を取る青井は右インロー。鈴木も前手の右フックを振る。右から右の蹴りに繋ぐ鈴木。左回りの青井の右に左を当てた鈴木! なおも詰めるが、青井はダブルレッグでドライブしてテイクダウン!  ハーフガードの鈴木は下から鉄槌。青井はハーフから右腕を押し付けるが、金網に上体を立てるとシングルレッグからスタンドに戻す。  左前手を振る青井は左ミドル。低い構えの鈴木は右を伸ばして右の蹴りも、距離が近づくと鈴木の左を潜った青井は足を取ってテイクダウン! サイドを奪うと下の鈴木は左腕を両足でからめて凌ぐ。  2R、距離を取る鈴木だが徐々に前に。強い右ローを当てると、左の蹴りも前足に。さらに左インローも当てる。青井の右ローにカウンターの左をアゴ下に当てる鈴木! 右を伸ばして足払い狙う青井はその流れから押し込みテイクダウン!  背中を着く鈴木は、ギロチン狙いも首を抜く青井は上がってマウント狙いも足を戻す鈴木はクローズドから蹴り上げ。しかし足をさばく青井はサイドに。右で脇を抱えて左ヒジを突きマウントへ。残り10秒を防御して凌ぐ。  3R、青井の右と鈴木の左の強振が交錯も、一転、青井はダブルレッグで持ち上げテイクダウン! またも背中を着かされた鈴木。サイドから左で脇差し押さえ込む青井。上体を金網に立てようとする鈴木だが、青井は逃げ道を塞いでいく。下から鈴木は右ヒザを蹴り上げ青井に鼻血を出させると、残り1分30秒。鈴木が足を戻したところで多量の鼻からの出血でドクターチェック。  残り1分09秒、グラウンドから再開。蹴り足を鈴木の立ち際を詰める青井はサッカーキック。ここで立つ鈴木だが、離れてところに左を振ると、青井はダブルレッグテイクダウン! 足をさばき際で蹴り上げをヒットさせる鈴木だが、下から鈴木もシングルレッグで立ち上がり、ゴング。  打ち気になる鈴木を絶妙なタイミングでテイクダウン、押さえ込んで削った青井が判定3-0で勝利。RIZIN戦績を2勝1敗と勝ち越した。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級(61.0kg)5分3R〇アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)[判定3-0]×河村泰博(和術慧舟会AKZA) ヤマニハは、2021年の6月から開幕したRIZINバンタム級JAPAN GPに参戦。1回戦で倉本一真に判定勝ちすると、同年9月の2回戦で朝倉海に判定負け。2022年3月の大阪大会では2年半振りの再戦となる手塚基伸から2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちでリベンジを果たすも、連戦となった4月大会では元谷友貴に判定負けを喫している。 対する河村は、PANCRASE 、ZST等を経て、FightingNEXUSで開花。2021年7月に渡部修斗が返上したバンタム級の王座決定戦で福島啓太を得意の寝技地獄に引き込み、2R 三角絞めで一本勝ち。タイトルを獲得した。その後、2021年11月の「VTJ 2021」で佐藤将光に挑むも、序盤の引き込みを潰されて、バックマウントからのパウンドで1R TKO負け。2022年8月の再起戦で、『RIZIN TRIGGER 3rd』で渡部修斗にスプリット判定勝ちでMMA6勝無敗だった須藤拓真を2R ダースチョークで極めて王座防衛に成功している。  1R、ともにオーソドックス構え。ヤマニハは左ローから。河村はロールして滑り込みも足を触らせないヤマニハは上体を固めてバックテイク。右で差してニアマウントで河村の右手を後ろ手に掴んで片手でパウンド! さらに肩固めも、河村は後転で抜けると、すぐに腰を抱えて殴るヤマニハ。  サイドから右手をヒザで押さえて削ると、左ヒザも突く。マウントから三角絞め、腕十字を狙うヤマニハを前方に落として抜けた河村は、スタンドで右をヒット! 下がるヤマニハを追うが、組んでくるとがぶり、ギロチンには行けず、頭を抜いたヤマニハが上でゴング。  2R、河村の左の蹴りを掴んでテイクダウンはヤマニハ。鉄槌に河村は下から外掛けを狙うが、回転して抜いたヤマニハは再びハイマウントから三角絞め! ここもヤマニハの頭を足で挟んでずらして抜けた河村。際で立つヤマニハにクローズドに引き込んだ河村は、左で深くオーバーフック。  インサイドガードのヤマニハは上からネッククランクで手前に引く。金網を蹴る河村は後転。ヤマニハの左足を手繰るが、サイドバックにつくヤマニハは右ヒザ! さらに河村の立ち際にバックにつくと、4の字ロック。足を解いて上になりゴング。  3R、詰める河村に右ローはヤマニハ。河村は左ボディを当てて右も振るが、そこに組んだヤマニハは早々にテイクダウン。背中を着かせるとマウントを奪うと、みたび三角絞めへ。ここも金網蹴りシザーズで後転する河村にすぐに上を取るヤマニハは、三角腕十字へ!  河村はセンタク挟みで首を挟むが、頭を抜いたヤマニハはなおも三角十字へ。今回は極めへのこだわりか。二の腕をつかんで防ぐ河村は両足で再び首を掴むが、ヤマニハは腕を放さず。ついにクラッチを切るが、頭は挟まれたまま。もう一度河村がクラッチしてゴング。  判定は3-0でヤマニハが地元で勝利。元谷戦からの再起を果たした。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級(61.0kg)5分3R×魚井フルスイング(和術慧舟会HEARTS)[2R 4分13秒 TKO] ※左ストレート→鉄槌〇ヤン・ジヨン(韓国) 魚井は、修斗で加藤ケンジをKOに降すなど、4連勝で2019年6月にRIZINデビューを果たした。初戦ではカナ・ハヤットとの打撃戦を3R TKOで制するも、以降、修斗3連敗、RIZINでも元谷友貴に一本負けで、4連敗を喫したが、2021年11月の『TRIGGER 1st』で獅庵に1R TKO勝ち。再起を果たした。しかし、2022年3月の前戦『LANDMARK vol.2』では、空手&レスリングの伊藤空也に判定負け。5月の『LANDMARK vol.3』には金太郎戦が流れた倉本の相手として、緊急参戦を決めたが判定で敗れている。 ジヨンは、普段は済州島で農業を営んでいるが、ひとたびリングに上がると別人のように鋭い打撃を繰り出すことから“コリアン・プレデター”という異名を持つ。バックボーンはキックボクシングで、大韓キックボクシングで11勝1敗の戦績を誇り、Korea WAKO王者に輝いた。サウスポーからの攻撃を得意とし、20年10月のARCでは1Rにハン・ミンヒョンに左ストレート、ハイキックを当て、倒れたところに最後は追撃を浴びせKO勝利。その実力が認められ、2021年7月より『ROAD FC』のナンバーシリーズに進出すると、5月大会では3R中盤にギロチンチョークによる一本勝ちを収めている。7月の沖縄大会で朝倉海との対戦が決まっていたが、朝倉の欠場で昇侍と対戦。リアネイキドチョークで勝利を収めている。今回が2度目の参戦。  1R、ともにサウスポー構え。詰めるのはヤン。魚井は左ロー。左回りに。プレッシャーをかけるヤンは右を突くが、そこに魚井の左フックがかすめる。そのまま組み付くヤン。  クラッチは組めないなか魚井が左で差すとブレーク。フェイントから前手の右を振った魚井! 顔をかすめたヤンは効いたか後退、魚井は若干見合いながら左も振る。しかし、ヤンはダブルレッグで魚井に尻を着かせるとスタンドバックにつくもゴング。  1R、ともにサウスポー構え。詰めるのはヤン。魚井は左ロー。左回りに。プレッシャーをかけるヤンは右を突くが、そこに魚井の左フックがかすめる。そのまま組み付くヤン。  クラッチは組めないなか魚井が左で差すとブレーク。フェイントから右を振った魚井! かすめたヤンは後退、魚井は若干見合いながら左も。しかし、ヤンはダブルレッグで魚井に尻を着かせるとスタンドバックにつく。  2R、じりじり詰めるヤンはワンツーの左をガード上に当てる。さらに左も組んで押し込み。首相撲にとらえてヒジを張りスペースを作る魚井はヤンを剥がす。  上下にフェイントをかける魚井は再び右を振ると、左カーフをヒット。さらに左カーフ。目線でもフェイントをかける魚井にヤンは手数が減る。魚井の左の飛び込みをかわしたヤンは左ハイもかわす魚井。  ワンツーの左の打ち下ろしはヤン。スイッチしながら詰めるヤンは右から左のワンツー! 右をカウンターで突こうとした魚井はダウン。鉄槌連打で試合が決まった。  朝倉海がケージサイドで観戦するなか、ジヨンは「12月のRIZINにぜひ僕を呼んでください」と大晦日参戦をアピールした。 [nextpage] ▼第1試合 66.0kg契約 5分3R×奥田啓介(フリー)[1R 4分43秒 TKO] ※パウンド〇久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE) 久保はテコンドーからキックボクシングに転向し、高校2年生でプロデビュー。2006年7月にNJKFフェザー級暫定王者となり(その後、初防衛に成功して正規王者に)、2007年7月にはタイでKO勝ちしてWPMO世界スーパーフェザー級王座を獲得。デビューから16連勝を飾り、2009年からはKrushに参戦。Krushライト級グランプリで準優勝すると、2010年からはK-1 WORLD MAXに参戦して-63kg日本トーナメントで準優勝。2011年の同トーナメントでは優勝を果たした。 その後、ISKAオリエンタル世界ライトウェルター級王座、Krush -67kg王座を獲得し、GLORYフェザー級SLAM世界トーナメント 2013で優勝。2014年からは新生K-1に参戦し、2017年9月のトーナメントで優勝しK-1 WORLD GP初代ウェルター級王者となった。同王座を3度防衛するとボクシングへの転向を発表したが、2021年9月のRIZINに電撃参戦。MMAデビュー戦を行ったが太田忍に判定で敗れた。 2021年大晦日ではシバターと対戦して飛び付き腕十字に敗れたが、試合前に両者の間で申し合わせが行われていたことが判明。大きな騒動となり、久保は選手活動を自粛していた。 対する奥田は小学生の頃より空手を学び、拓殖大学時代はレスリングで2011年・2013年に全日本学生レスリング選手権で銀メダル、2012年には世界大学選手権で9位の結果を残した。プロレスラー転向後も2015年に『INOKI BOM-BA-YE』でMMAに挑み、Fighting NEXUS vol.5や巌流島にも参戦。2021年10月には『RIZIN LANDMARK vol.1』で鈴木博昭と、同年11月の『RIZIN TRIGGER』ではケージでグラント・ボグダノフと対戦したがいずれも敗れている。今回は約1年ぶりのRIZIN参戦。  元妻のサラは久保の花道に帯同せず、ケージサイドで見守る。セコンドはBRAVEの宮田和幸代表。  1R、サウスポー構えの久保に、オーソドックス構えの奥田は右ロー。さらに一気に詰めて左で差してからダブルレッグに移行するが、右で小手に巻く久保に、投げを失敗した奥田が下に。引き込む形でマウントを奪われると、ヒジを受ける。  奥田は腹に顔をつけて久保の腰にしがみついて防ぐが、剥がした久保は左右のヒジをラッシュ、いったん背中を見せた奥田だが、半身になって動けず。久保の連打に動けない奥田を見て、レフェリーが間に入った。  勝利に軽くガッツポーズも笑顔はない久保は、サラと視線が合い、初めて笑顔。ケージのなかで「今日はありがとうございました。まずはこのチャンスをくれたRIZINの皆さまありがとうございました。大晦日に大炎上することがあって、進退も考えて、それでも、SNSにも上げないでくださいと頼んで、影でコソコソBRAVEで練習してきました。K-1チャンピオンとしてここに立ち、MMAの難しさを痛感しました。人生はこんなにも大変なんだなと。サラちゃんと皆さんに支えていただき、こうして勝つことができてありがとうございました。第1試合でこの大会に火を点けるつもりで戦いました。これが僕の再出発、リスタートです」と語った。 [nextpage] ▼オープニングファイト③ バンタム級(61.0kg)5分3R〇日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)[2R 3分00秒 TKO] ※パウンド×吉田 陸(SPLASH) 1R、サウスポー構えの吉田に、オーソの日比野が中央を取り、右インローからダブルレッグへ。大内刈り狙いからシングルレッグでテイクダウン。尻着きながらすぐに立つ吉田。についていく日比野。腰を抱いて大腰で投げるが、押さえ込めず。すぐに立つ吉田。  左の蹴りを上下に突く吉田。ミドル、ハイを蹴り分けるが、吉田の左フックをかわして飛び込む日比野はダブルレッグテイクダウン! 背中を着かせるとハーフから削ろうとするが、金網使い立つ吉田。そこにダブルレッグ狙いは日比野。金網背に右ヒジを突く吉田に強引な投げは日比野。それをすかした吉田はサッカーキックから踏みつけを入れる。  2R、先に詰める日比野はダブルレッグで早々にテイクダウン。パウンドの際で立ち上がる吉田を再三とらえる日比野はボディロックテイクダウン! 1Rのように突き放せない吉田は背後から崩され、パウンドを浴びる。立ち上がるも転がされる吉田はバックからパウンドを受け続け、レフェリーが間に入った。  試合後、日比野は、「冷や冷やさせてしまってすみません。『柏木ひなた卒業おめでとう大作戦』、大成功でいいですよね。メッチャ、わがまま言いますが、SNSで叩かないでくださいね。大晦日、“エビ中”でどうしても入場したいので、階級どこでもやるので、応援よろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼オープニングファイト② フライ級(57.0kg)5分3R〇久保健太(グラップリングシュートボクサーズ多浩見)[2R 2分51秒 TKO] ※フットスタンプ×秀義(OVEYL) 1R、ヒザを突き崩す久保だが、蹴り上げで立つ秀義。オーソから左で差して組む久保。ダブルレッグに切り替えるがそこにヒジを落とす秀義。ブレークからサウスポー構えで左ヒザを突く。  2R、左ミドルの久保に、右カーフを当てる秀義。バックヒジも当てて久保を泳がせる。さらに右カーフを当てると、久保も右ローを返すが、2発目はチェック。久保のワンツーに左ストレートを入れる。低いダブルレッグテイクダウンは秀義。しかし久保も立ち上がり。  秀義はオーソになり右カーフ。しかし右を当てた久保は金網に詰めて左右のヒザを効かせると、フットスタンプ! レフェリーを呼び込んだ。 [nextpage] ▼オープニングファイト① 53.0kg RIZINキックボクシングルール 3分3R○佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)[1R 0分39秒 KO] ※左ハイキック×KAZUNORI(T-KIXGYM) 1R、佐藤は得意の横前蹴り、左ミドルと蹴り技を繰り出していく。そして左ハイを放つとKAZUNORIのガードの上を超えてテンプル付近にヒット。KAZUNORIは吹っ飛ぶようにダウン。立ち上がろうとしたKAZUNORIだが、身体が言うことをきかず。佐藤が鮮やかな秒殺KOでRIZINでの初勝利を飾った。
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