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【RIZIN】斎藤裕、平本蓮vs.弥益ドミネーターを「自分ならどうやって試合するかなと思って観ていた」、平本の「次の相手が気になりますよね」

2022/11/08 12:11
 2022年11月6日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催された『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』の感想を、初代RIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)が自身のYouTubeチャンネルにて語った。  印象に残った各試合を語り、話はメインの平本蓮(ルーファスポーツ)vs.弥益ドミネーター聡志(team SOS)戦へ。斎藤は「平本選手は終始サウスポーで、空手のどしっと構えるスタンスで」「弥益選手は序盤に詰めたところでパンチをもらってしまって出鼻を挫かれた。平本選手が先手を取った。平本選手は近距離でのパンチの交換に強いので、弥益選手は何かしら工夫して展開を作りたかったと思うんですけれど、なかなかその展開に行けない感じでしたね。攻めあぐねている感がありました。あと序盤からパンチをもらいすぎた。逆に平本選手は効かせて詰めていなかったことも作戦だったかもしれないですね」と、両者の戦い方を説明し、「自分の間合いを維持して当て続ける。弥益選手が攻め手を変えていろいろやりたかったんだろうけれど出来なかったという展開」だったとした。  平本に関しては「弥益選手のテイクダウンに対する対応は凄く良かった」のもあったが、「近い距離でパンチを交換するのが得意。打撃を見る目もあるし、それがMMAで活かせるようになってきた。相性的にも良かった。平本選手のチームでとった作戦がよかった。お互い攻め合うと隙やチャンスが生まれるけれど、あえて行かないというか行き過ぎないというか。それが絶妙だった」と、平本の“作戦勝ち”の部分が大きいとする。 「もう少しいろいろな展開を観たかったですけれど、そこに平本選手が行かせなかった」と、平本が作戦を貫いたことを評価。斎藤は「平本選手がMMAに対応してきました。その時は、自分ならどうやって試合するかなと思って観ていました」と、“自分ならどう戦うか”との目線で試合を観ていたという。  同時に「忘れてはならないのは、1週間を切って契約体重の変更が発表になって。それでもドミネーター選手は受けたので。RIZINのメインをやる選手は大変だなと思いました。勝った平本選手はもちろん称えられるべきですけれど、ドミネーター選手が受けて成り立った試合だというのは絶対に忘れてはならないと思って観ていました」と、平本の怪我による契約体重の大幅な変更があり、それを弥益が飲んで成立した試合だということを忘れてはいけないと強調した。  そして、かつてCAVEで手合わせもしている平本に関しては「若いし、センスもありますしね、正しい練習をすればすぐ吸収して。それが試合に出るかはまた別ですけれど、どんどん新しいことを覚えていく、自分にとって必要な技術を身に着けていくってことは試合経験とも重なって。今回は怪我があったので蹴らなかったですけれど蹴りもあるし、オーソドックスに構えてやったりも出来るので次の相手が気になりますよね。次は適正体重でやってほしい」と、成長スピードも引き出しもあるとし、次の相手が誰になるのかが気になるとした。  また、斎藤が選ぶ今大会のベストバウトは第9試合の元谷友貴(フリー)vs.倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)で「あれがMMA。あの試合を多くの人に見てもらいたい」と絶賛した。
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