キックボクシング
レポート

【RISE EVOL】チャッピー吉沼がメインで勝利、小林愛理奈が一階級上の宮﨑若菜に勝利「パワーは全階級で一番ある」

2022/11/04 23:11
「RISE EVOL.11」2022年11月3日(木・祝)東京・新宿FACE ▼メインイベント(第8試合) スーパーライト級(65kg) 3分3R延長1R〇チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB/RISEスーパーライト級8位)判定3‐0 ※30-29、30-28、30-27×小川悠太(誠真会館所沢支部)  吉沼は1年ぶりのRISE復帰となった2月の『RISE 155』より、リングネームを突如チャッピー吉沼に変更。公式計量と会見には顔面白塗り&バンダナと革ジャンのロックスタイルで登場し、語尾に「ベイべ」と付けて周囲を困惑させていた。試合は判定で麻火佑太郎に負けてしまったもののかなりのインパクトを残し、5月には第2代Bigbangライト級王者・稲石竜弥を判定3-0で破り格上越えを達成した。戦績は10勝(3KO)7敗1分。  小川はRISE初参戦となった昨年8月には細野登弘にKO負けで初黒星を喫したが、今年2月にはDelgermuru拳信王と対戦し、豪快なパンチで拳信王を担架送りにしている。その後は4月、7月と『KROSS×OVER』に出場して4月はKO勝ちするも7月はKO負け。戦績は5勝(3KO)2敗。  1R、吉沼は左ミドル主体の攻めを見せ、距離が縮まれば左右フックの連打で小川を追い込む。2Rも左ミドルで前に出る吉沼に、小川は右ストレートをヒットさせていく。3Rも吉沼が左ミドル、テンカオで削っていき、小川も攻撃を返すものの押されてしまう。吉沼が判定で勝利した。 [nextpage] ▼セミファイナル(第7試合) 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R延長1R×宮﨑若菜(TRY HARD GYM/RISE QUEENミニフライ級2位)判定0-3 ※28-29×3〇小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE QUEENアトム級1位)  宮﨑は空手をバックボーンに持ち、アマチュアキックでは2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝。RISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪の姉。2019年10月にRISEでプロデビューし、武内紗耶香、大塚愛莉、坂本優、大倉萌に勝利。今年2月には現RISE QUEENミニフライ級王者erika(名前の後ろにハートマーク)を判定に降したが、前戦は過去2敗しているAKARIとの3度目の対決に臨んだが判定で敗れている。戦績は6勝(1KO)3敗。  小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。2021年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では2020年10月にプロ初黒星を付けられた宮﨑小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、2022年1月には祥子JSKにKO勝ち。しかし、5月に3度目の対決となった王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れ戦績を5勝(2KO)3敗1分とした。  1R、ロングの右ジャブ、ボディブローをヒットさせる小林に対し、宮﨑は右ローからパンチ連打を返し削り合う展開に。  2R、小林は胴回し回転蹴り、宮﨑も飛びヒザと大技を見せる。接近戦ではお互いに手数を出し合って一歩も引かない打ち合いに。  3Rも手数の止まらない攻防の中、小林のパンチで宮﨑は鼻血を出す。接近戦で小林は右ストレートをヒットさせ遂にダウンを奪う。宮﨑は立ち上がるも挽回するまでに至らず、小林が判定勝ち。  マイクを握った小林は「今回、初めて49kgに挑戦したんですけど、パワーは全階級で一番あると思います。49kgでももちろんベルトを狙います。別に何kgでも合わせて試合はできるので試合をどんどん組んでください。それとオープンフィンガーやりたいです。一発目は自分でお願いします! あと、同じジムの坂田(実優)は今日負けちゃったのですが、いつも一緒に練習してるのでめちゃ悔しいです。でも毎試合成長していて、44kgでも倒せるパンチを持っていて、RISEではあの階級で一番面白い試合をすると思います。坂田にもOFGで試合やらせてください」とアピールした。 ▼第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R延長1R〇白石 舜(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級14位)不戦勝 ※愛翔が体調不良で公式計量を行えず失格×愛翔(Kickboxing Academy Sapporo) [nextpage] ▼第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R×松永 隆(新宿レフティージム)KO 1R 0分15秒 〇野村勇人(GONG-GYM坂戸)  4月のRISEでプロデビューし3戦3勝3KOの野村は、1R開始ゴングと同時にサイドキックで松永を突き飛ばす。そのまま一気にラッシュを仕掛けた野村は右フックをクリーンヒットさせて左ストレート。松永は立ち上がれず、野村がKO勝ちでパーフェクト記録を更新した。 ▼第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R△叶和(チームドラゴン)ドロー 判定1‐0 ※29-29×2、30-29△SAIGO(TARGET SHIBUYA) ▼第3試合 女子44kg契約 3分3R×坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)判定0‐2 ※28-29×2、29-29〇西原朱花(TEAM TEPPEN) ▼第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R〇羅司(TEAM TEPPEN)KO 1R 0分41秒 ※左三日月蹴り×竹野展生(風吹ジム) ▼第1試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R×Yu斗(Vigor Kickboxing Gym)KO 2R 2分25秒 ※右ストレート〇原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)※デビュー戦
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント