【RIZIN】金太郎、ヤマニハ、太田忍相手に3連勝の元谷友貴。バンタム級王座が空位になったら「決定戦を組んでほしい」

　2022年11月6日（日）愛知・ドルフィンズアリーナにてケージで開催される『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』の出場選手個別インタビューが4日（金）名古屋市内で行われた。 　第9試合のバンタム級（61.0kg）5分3Rで倉本一真（リバーサルジム新宿Me,We）と対戦する元谷友貴（フリー）は「あと2日、凄く楽しみです」と現在の心境を語る。 「名古屋に住んで、名古屋でずっと練習してきました」と言い、「全体的に強化してきて…新たに始めたことは…特にないです(笑)」という。 　対戦する倉本については「凄く爆発力のある選手でKOする力があるので、そこは気を付けたい」と、「基本的なレスリングに対する対策と打撃とかパウンドが強いので、そういうところは警戒したいと思って練習してきました」と倉本の強い部分への対策をしてきた。 　前回7月に対戦した、同じレスリングをバックボーンに持つ太田との違いを聞かれると「攻撃力が高い。打撃でもパウンドでも、そこを気を付けないともらったらKOされるのでそこが違いだと思います」とし、グレコローマン出身の倉本が得意とする投げに関しては「いい形を作られたら投げられると思うので、出来るだけ…ジャーマンとか喰らいたくないので喰らわないようにやっていきたいです」とケージ際でもクラッチを組ませない考えを示した。そのうえで「MMAとしての動きで勝ちたいと思います」と、キャリアの差を見せるつもりだ。 　ホームリングであるDEEPではケージでの試合を多数経験している元谷だが、RIZINでは初のケージ戦。「ケージに関しては全然苦手意識はなく、戦いやすいと思っています」と何も問題はないとし、試合のテーマには「打撃でも寝技でもとにかくフィニッシュする」ことをあげた。 「試合をしていて仕留めにいこうという気持ちが大事かなと思います。今年、フィニッシュ出来ていないので、今回こそはフィニッシュしたいなと思っています」と、完全決着にこだわりを見せる。 　金太郎、アラン・ヤマニハ、太田忍を相手に3連勝を飾っており、ここで勝ったらその先の展望はと聞かれると「ここをしっかり勝って次につなげてベルトは狙っています」とし、「怪我なくしっかり勝って出られたらなと思います。押される場面もあるとは思うのですけれど、最終的にはしっかりフィニッシュして、自分の強さを証明できたらと思います」と大晦日出場もアピールしたいという。 　その3連勝中に自分よりもキャリアの浅い倉本と試合が組まれたことは、モチベーションに影響しないのか、と聞かれると「相手はキャリアが浅いかもしれないですけれど、結構試合もしてると思うのであまり関係ないと思っています」と油断はなく「上に行きたい気持ちはあるんですけれど、やっぱり自分自身がしっかりといい勝ち方とか出来ていなかったから上と対戦できなかったと思うので、そこは自分が結果を残してしっかり上と絡んでいきたいと思います」と、フィニッシュすることが先につながると話した。 　現RIZINバンタム級王者の堀口恭司がフライ級転向を表明し、大晦日には扇久保博正と対戦する。堀口が王座を返上することは濃厚で、そうなったら王座決定戦を組んで欲しいかとの質問には「ほしいですね。いい勝ち方してアピールできたらと思います」と、堀口の次の王座を狙っていきたいとした。