計量から会見までずっとマスクを被っていた寺山。脱ぐのはリングに上がってからか
2022年10月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 162』の前日計量&記者会見が、29日(土)都内にて14:00より行われた。
2021年11月の『RIZIN』で4度ものダウンを奪う圧勝以来、リングから離れていた寺山遼冴(フリー)が今大会で復帰。リミットちょうどの55.0kgで計量をパスした。対する京介(TOP DIAMOND)は54.95kgで計量をパス。
計量時から『20世紀少年』のともだちのマスクを被っていた寺山。会見にもそのマスク姿で出席し、「明日は1年分、試合に出られなかったのでその1年分を取り戻しに行きます」と意気込み「ワクワクもドキドキもどっちもあります。どこまで強くなっているのか。試合を見てもらえれば分かると思う」とした。
「明日は気合い入れて絶対にやってやります」と宣言した京介は、寺山の印象を「会見で一本取られたので、明日は1Rからガンガン行って取り返しに行きます。テクニックがあって上手な選手だと思っているので、ここで勝てればひとつレベルが上がるかなと思っています」と評した。寺山は「当て感がいい選手なので、そこはもらわないで圧倒的にKOで勝ちます」とKO宣言。
前日会見で誰だか分からない、顏が見えないのは失敗なのではないか、と指摘された寺山は「ここに並んでいる人たちよりビジュアルが悪いので対抗していく方法がこれしかありません」と答え、場内は笑いに包まれた。
最後に京介は「明日も変わらず応援してくださる皆さんと勝ちに行きたいです。しっかり勝ってRISEの存在感をアピールしていきたいです」、寺山は「会見では俺が優勝だと思うので、試合でも一番派手に一番盛り上げる試合をします」と言い放った。
その寺山とは1勝1敗、同じく昨年9月以来の復帰戦となる有井渚海(ARROWS GYM)もリミットちょうどの55.0kgでパス。対戦する彪司は54.7kgでパスしている。
以前のかわいらしい風貌からワイルドになった有井は「とにかく凄い自信があるので楽しみにしていてください。1年前と別人なので覚悟しておいてください。試合が決まっていなくても身体を絞っていたので過去一番仕上がっています」と自信満々だという。彪司の印象は「(体型が)長い」とだけ答えた。
注目度の高い存在である有井との対戦を迎えた彪司は「明日はRISEの期待している選手をぶっ飛ばします。(印象は)イケメンだなって感じです。明日は全部の試合の中で一番面白い試合をして、RISEの期待とか理想を全部ぶっ壊して美味しくいただきます」と、かませ犬にはならないと宣言した。