王者ゲーオ(左)を睨み付ける安保
2019年6月30日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』の前日計量&記者会見が、29日(土)都内にて13:00より行われた。計量は全員が無事クリアー。
第15試合のK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者ゲーオ・ウィラサクラック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)は65.0kgジャストでクリアー。挑戦者・安保留輝也(team ALL-WIN)は65.15kgで150オーバー。驚いた顔をした安保だったが、その場で下着を脱いで65.0kgジャストで同じくクリアーした。
安保は「試合が決まってから2カ月間、ゲーオのことだけを考えて過ごしてきました。本当に素晴らしいトレーニングをしてきたのでそれをぶつけます。減量は上手いこといきました。パンツは重たすぎました(笑)。全然調子がいいし、明日が楽しみ。お楽しみに」と自信に満ち溢れる表情。
いつもは減量が苦しく計量が終わったら寝そべって動けないくらいだったが、今回は「時間をかけて減量したので本当に調子がいいです」と、ベストコンディションを作り上げてきたと胸を張った。
「フィジカルを一流プロ選手を見ているトレーナーに徹底的にしていただいて、走り込みをボクシングで12Rやるような合宿を4日間、タイへ2週間行ってルンピニー王者たちとマススパーやスパーをしてきました。自信しかないです」と最高のトレーニングを積んできたと言い、「ゲーオの顔を見てさらに気合いが入った。気合いが入っても入らなくても勝つと決めています」と闘志を燃やす。
一方ゲーオは「今日はあまり話すことがありません。練習は全て上手くいきました。明日は必ず勝ちます。(安保は)やはり大事な試合だけあっていい練習をしてきたと感じた。全力で戦おう」と、王者の風格を漂わせる。
練習について聞かれると「今回はトーナメントをやるくらいの勢いで全力で練習してきた。必ず勝ちたい」とし、安保がタイで練習してきたことについては「特に何も感じない。タイ人とやりたかったら三ノ輪のジムで私とやればよかったのに(笑)。でもタイでやったのは私が戦いやすくなったかもしれない」とニヤリ。
それを聞いた安保は「トーナメントと同じくらいで仕上がってきたと聞いて嬉しくなった。強い王者とやらないと意味がないので明日が本当に楽しみです」と、ベストのゲーオと戦えることが嬉しいと微笑んだ。