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【ジャパンキック】吉成名高が参戦、永澤サムエル聖光&モトヤスックと共にタイ人選手を迎え撃つ、“超新星”藤原乃愛は3連続KOに挑む

2022/10/18 15:10
【ジャパンキック】吉成名高が参戦、永澤サムエル聖光&モトヤスックと共にタイ人選手を迎え撃つ、“超新星”藤原乃愛は3連続KOに挑む

吉成名高が最終試合に登場、後楽園ホールで公式試合をするのはこれが初となる

 2022年11月20日(日)東京・後楽園ホールで開催されるジャパンキックボクシング協会ビクトリージム 主催興行『KICK Insist14~VICTORY GYM 25th Anniversary Event~』の全対戦カードが発表された。


 ビクトリージム25周年記念興行として開催される今大会。ダブルメインイベント第2試合に、名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)の出場が決定した。名高が後楽園ホールで公式戦を行うのはなんと今回が初(エキシビションマッチは除く)。

“ハマの神童”名高はジュニアキック出身で、日本とタイで試合経験を重ねてきた。2017年4月にWMC世界ピン級王座を獲得すると、ムエタイの二大殿堂タイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。2022年7月にはペットニポンをヒジでKOし、タイ国プロムエタイ協会フライ級&WPMF世界フライ級の二冠を奪取して“10冠王”を達成。9月の『超RIZIN』ではバンダサックに初回TKO勝ちして2019年12月から14連続KO勝ち中。戦績は42勝(26KO)5敗1分。

 今回は元ムエサイアム・イサーン地方ミニマム&ライトフライ級王者チャイチャナー・ウォーヴィセットジム(タイ)と52kg契約3分5Rで対戦する。


 ダブルメインイベント第1試合は、WMOインターナショナルライト級王者・WBCムエタイ日本統一ライト級王者・ジャパンキックライト級王者の永澤サムエル聖光(ビクトリー)が、ムエサイアム・パーカン・スーパーフェザー級王者コムキョウ・シットポーチョーウォー(タイ)と62.5kg契約3分5Rで対戦。

 永澤は新日本キックボクシング協会で日本ライト級1位まで昇りつめ、トップランカーとして活躍。ジャパンキック旗揚げ後は2020年1月大会で興之介を右フックでマットに沈めて第2代ライト級王座に就き、9月にはNJKFで鈴木翔也からダウンを奪っての判定勝ちでWBCムエタイ日本統一バンタム級王座も獲得した。2021年11月、トーンミーチャイを左フックで豪快KO。2022年2月に健太の挑戦を受けてWBCムエタイ王座の初防衛に成功すると、3月には元MAX MUAYTHAI 61.5kg王者パランラックに判定勝ち。7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで三冠王となった。


 トリプルセミファイナル第3試合は、WMOインターナショナル スーパーウェルター級王者モトヤスック(治政館)vs.WMOインターナショナルミドル級王者&元パタヤスタジアムフェザー級王者シュートン YODYUT MUAYTHAI GYM(タイ)の70kg契約3分3R。

 モトヤスックは大学生キックボクサーで、2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争い王座に就いた。王者としての第一戦となった8月大会ではジャクチャイに判定負けを喫したが、2021年1月にはNJKFウェルター級2位・野津良太に2RでTKO勝ち。メインの役割を果たし、大会プロデューサーの武田幸三からMVPに選ばれた。続く5月大会では元ルンピニージャパン・ウェルター級王者の喜入衆を1Rに左フックで失神KO。しかし、8月には国内70kg級トップクラスの緑川創に挑んだが判定負け、10月は滝口幸成にTKO負けと連敗。2022年は1月に井原浩之に判定勝ちも5月には北野克樹にダウンを奪われての判定負け。7月に小原俊之に判定勝ちして再起を果たすと、9月のWMOインターナショナル王座決定戦で2Rに左フックでTKO勝ち、王座に就いた。今回は一階級上のミドル級の選手との対戦となる。


 トリプルセミファイナル第2試合はジャパンキックvs.NJKF交流戦72.5kg契約3分3Rで、ジャパンキック認定ミドル級王者・光成(ROCK ON)とWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者の匡志 YAMATO(NJKF・大和ジム)が対戦。

 光成は菱沼光成→光成N720とリングネームを変えてJ-NETWORKやM-1のミドル級で試合を行っていたが、しばらくリングから離れて2020年3月のジャパンキックにリングネームを光成として復帰。2022年7月にボーイ・OZ GYMにTKO勝ちして王座に就いた。

 匡志は小学生で空手を学び、その後は野球へ。一時は120kgまで体重が増えたが、17歳でキックボクシングを始めて45kgのダイエットに成功したというエピソードを持つ。21歳でプロデビューし、2018年5月にNJKF王座、2019年12月大会にHOOST CUPのベルトを手にし二冠王となったが、HOOST CUP王座は初防衛戦で計量オーバーとなり試合には勝ったものの王座ははく奪された。2021年7月に津崎善郎をKOしてWBCムエタイ王座を獲得。2022年8月にRISE初参戦を果たすも憂也にKO負けを喫した。ローキックが得意。


 そして、トリプルセミファイナル第1試合にはミネルヴァ ピン級王者・藤原乃愛(ROCK ON)が登場。アマチュアムエタイ48kg世界王者の実績を持つチョンプー・コーラットスポーツスクール(タイ)と46kg契約3分3Rで対戦する。

 女子キックボクシングの“超新星”藤原は3歳で父親の空手道場で空手を始め、小学5年生で伊藤紗弥に憧れてキックボクシングに転向。アマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、蹴りを主体としたムエタイスタイルで3勝(1KO)2敗の戦績を持つミネルヴァ・ピン級6位の須藤可純を圧倒。判定3-0(30-27×3)の完勝を収めた。8月大会でも世莉JSKに判定3-0(30-27×3)、11月大会ではミネルヴァアトム級5位のほのかにも判定3-0(30-27×2、30-28)の完勝を収めている。

 2022年1月は撫子とドローに終わるも3月の再戦では判定3-0(30-26×2、30-27)で圧勝、5月のNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)で王者Ayaka (健心塾)を破り、6戦無敗のままミネルヴァ・ピン級王座に就いた。7月には初のヒジ打ちありルールに挑み、ペッテァーに3RでKO勝ち。8戦目もヒジ打ちありのルールに臨み、9月のジャパンキックで元タイ・イサーン地方ピン級王者ヌアファーに3RでTKO勝利を収めた。今回は普段の45.5kgから500グラム重い46kg契約で試合を行う。女子では快挙となる3連続KO勝利なるか。

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