2022年11月19日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.7』の記者会見が、10月17日(月)都内にて行われた。
第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦3分5R延長1Rで対戦する、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム) と森岡悠樹(北流会君津ジム) が出席。試合に向けてコメントした。
森岡は「自分は1年前に壱選手に負けて、それからひとつひとつ重ねてもう一歩でベルトのところまで戻ってきました。リベンジして自分がベルトを巻きます」と、2021年8月に敗れている壱へのリベンジを誓う。壱は「このベルトの価値を上げるために、僕がパパっと圧倒的な差を見せて勝ちます」と、いつも通り軽い調子で圧勝宣言。
前回戦った時の印象、そしてその後の印象を聞かれると森岡は「1年前は壱選手得意の左ミドルを喰らっちゃって。後は自分の練習不足とスタミナの無さに付け込まれて負けました。(壱の1回戦)大野選手との試合では左ミドルを軸にあそこまで作れるのは相変わらずだと思います」とする。
一方、壱は「去年の対戦ではダウンは取りましたが圧勝というほどではなかったので、今回は圧勝したい。森岡さんは僕の左ミドルを気にしているので、その時点で勝負ありだと思います。1回戦は森岡さんが勝つと思っていたので予想通りだった」と、すでに“勝負あり”だと言ってのける。
1年前との違いについては、森岡は「1年前に負けてから引き分けや負けを挟んで、とにかく悔しくて。練習量が増えていって2試合前から試合で緊張がなくなって、自分のペースで試合が出来るようになってきました。前回も練習通りの動きが出来たので1年前とは違う動きが見せられると思います」と、かなり変わったという。
対する壱は「戦える距離が増えました。前に森岡さんとやった時はヒジとミドルの距離しかなかったんですが、戦える距離が増えたのでそこを見せられればと思います」と、様々な距離で戦えるようになったとした。
ベルトへの想いを聞かれると、森岡は「自分はベルトを巻いたことがないので、1本目がKNOCK OUTのベルトになるのは嬉しい」、壱は「本来は瑛ちゃん(小笠原瑛作)に勝って巻きたかったのでその景色とは違うんですが、また違った新しい景色が見えると思っています」とそれぞれ答える。
1回戦で対戦した大野貴志から「自分で言っているオーラが見えなかった」と言われ、「僕のオーラは女性には分かるので男性には分からないかもしれないです」と答えていた壱。では、森岡には見えるかと聞いてみると「感じるのは顏から来る華だけです。他は何もない」とバッサリ。すると壱は「顔の華が分かっている時点で大野選手よりは分かっていますね。あとは試合でそれ以外を分からせればいいことなので」と笑った。
そして森岡は「1年越しのリベンジを見に来てください」、壱は「地上波の番組が始まって今後盛り上がっていくと思うので、華のあるヤツが王者になってKNOCK OUTを盛り上げていくので、ここは圧倒的に勝ちます」とそれぞれアピールした。