2022年11月19日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.7』の記者会見が、10月17日(月)都内にて行われた。
出場が発表されていたKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(NOPPADET GYM) の対戦相手は、グ・テウォン(韓国/YAK GYM)に決定。スーパーファイトのKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで対戦する。
テウォンは身長173cmでオーソドックス、14勝(8KO)6敗の戦績を持つ21歳。2020年大韓民国キックボクシング-57kg級国家代表、2021年大韓民国キックボクシング-60kg級国家代表、2021年WAKOイタリアワールドチャンピオンシップ出場などの実績を持ち、現在はMKF REVOLUTION -60kg級王者。
宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「龍聖選手と同じ21歳。60kgの王者だがフェザー級の57.5kgに絞るのは問題ないということ。非常に華やかな試合をする選手でセンスが光る。いろいろな選手を見て選考した中で、この選手が面白いと思って決定しました」と説明した。
龍聖は「格闘家としてどんどん試合が出来ることが一番幸せに思っています。次もみんなを驚かせてやろうと思います」と、9月の『KNOCK OUT 2022 vol.5』にて小笠原裕典戦を初回KOしたのに続き、衝撃を与えたいと挨拶。
テウォンの試合映像はすでに「見ました」と言い、「けっこう憎たらしいというか、ガンガン来るなって感じでしたね」とその印象を話す。憎たらしくてガンガン行くとなると自分に似ているのではと聞かれると、「宮田さんにも同じことを言われました(笑)。でも僕より雑ですね。1Rで終わっちゃうかなと」とレベルが違うと言い放つ。
子供の頃から所属していたTRY HARD GYMを離れて、今回から全幅の信頼を寄せるトレーナーのノッパデッソーンが会長を務めるNOPPADET GYM所属となり、「9月に向けていい練習が出来てそれが試合結果にも出たし、自信あるし、これをやっていけば間違いないと思っている。ジムは僕が今トップのプロ選手で、後輩、プロを目指す選手がいるのでいいところを見せないといけない。会長を含めてジムの未来が僕にかかっていると思うので突き抜けていきたい」と、誕生してまだ間もないジム(グランドオープンは11月4日)も背負って戦うとした。
「気持ち的にはこの前の試合と変わらない。僕が自覚を持ったりとか、そういうのが僕に合っているのかな」と、ジムを背負うことが力になるという。「ノップとの練習時間が増えたのが一番大きいですね」と、新しい環境での自分に手応えを感じているようだ。
そのためにどんな倒し方をしたいかと聞かれると、「みんなが驚くような試合をするのがそれの近道。一瞬で殺すような試合を見せたい。勝ち方は何となくは出来上がっています。考えながら戦って、(防御が)空いたところで倒す」と一瞬で斬り落とすとする。
韓国人ファイターは総じてフィジカルと気持ちが強い。龍聖もそれは承知で「RISEで活躍している韓国人選手も気持ちが強いし、そこはあると思うけれど、意識が飛んじゃえば気持ちは関係ない、身体も負けないのを作っていくので何も問題ないですね」と、全てにおいて自分が上回るとした。
(写真)NOPPADET GYMはJR横浜線淵野辺駅から徒歩約8分。11月4日にグランドオープンを迎える この試合が2022年を締めくくる一戦になりそうか、との質問には「もう一戦年内にしたいので、ここでしっかりガツンとアピールじゃないけれど魅せたいと思っています」とニヤリ。どうやら年末のRIZIN参戦を狙っているようだ。
そして最後に「残り1カ月、しっかり練習して最高の状態で、9月よりも強い自分を見せたい。驚くような試合をするので、ぜひ会場へ足を運んでください」とファンへメッセージを送った。
なお、宮田Pは会見の最後に「今大会には大物ファイターの初参戦が内定しています。決まり次第、発表したい」と予告した。