武居を1RでKOしてトーナメント優勝、さらにタイトルを獲得して2階級上の武尊にも挑戦するとの野望を語ったリーバス
2019年6月30日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。
同大会で行われるスーパー・バンタム級(-55kg)世界最強決定トーナメントの1回戦で、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・武居由樹(POWER OF DREAM)と対戦するISKAアマチュアK-1ルール&アマチュアフルコンタクトルール世界フェザー級王者アレックス・リーバス(スペイン)が28日(金)都内にて公開練習を行った。
リーバスは身長168cm、戦績は18勝(8KO)2敗の18歳。高いボクシングスキルと鋭いローキックを武器とし、スピーディかつ獰猛なファイトスタイルから“EL PUMA(エル・ピューマ)”の異名を持つ。ヨーロッパ諸国で試合を続け、17歳にして20戦近い戦績を持ち、2018年11月にK-1に初来日。K-1フェザー王者・村越優汰から1Rにパンチでダウンを奪い、判定勝利する番狂わせを起こした。2019年3月の『K'FESTA.2』で武居との対戦が決定していたが、家族の事情により無念の欠場。今回、仕切り直しの一戦となる。
公開練習のミット打ちでは左右ミドルキックに加えて、パンチからヒザ蹴りのコンビネーションを何度も見せた。
その後のインタビューでは最初に「3月に来日することができず、関係者とファン、武居選手にも申し訳なかったです。家庭の事情で来ることができなかったのが残念です」と、3月の来日をキャンセルしたことを謝罪。「まだその状況は続いていますが、武居選手が待っていてくれたので、しっかり戦って新しいチャンピオンになることが今自分のやるべきことだと思って来ました。必ず王者になります」と語った。
この期間で「身体も精神的にも強くなった。武居と戦うために準備をしてきたので楽しみにしていてくれ。武居は素晴らしい選手だが、戦って勝つために心身ともに仕上がっている。問題はない」と自信満々。
トーナメントのことを聞かれると「武居に勝って新しいチャンピオンになることだけを考えている。武居との戦いに全てを懸けている。それだけの戦いをする。とにかく俺がチャンピオンになる」と、1回戦で武居を撃破して優勝すると宣言する。
バレラ(右)と共に“首を刈っ切ってやる”ポーズで武居を挑発するリーバス
さらに、武居が「全試合1RでKOして優勝」を目標に掲げていることを聞くと「俺が1Rで武居にKO勝ちするのでそれはありえない。俺はもう半分が日本人になっている気持ち。必ずチャンピオンになる。1Rで武居をKOする」と、1RでKOするのは自分だと反論した。
そして「チームメイトのホルヘ・バレラ(西京春馬と対戦)と2人でK-1チャンピオンになれるのが楽しみだ」と、今回揃って勝利してタイトル挑戦へ結び付けたいとし、「いずれ武尊にも挑戦したいと思っている」と、フェザー級はバレラに任せて自分はK-1スーパーフェザー級王者・武尊に勝って2階級制覇を達成することを目標に掲げた。