MMA
インタビュー

【RIZIN】鈴木博昭「本能で戦う“怪物くんのMMA”がやってくる」=11月6日(日)『LANDMARK 4』で青井人と対戦

2022/10/14 12:10
 2022年11月6日(日)に愛知・ドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』のフェザー級(66.0kg・5分3R)で青井人(BLOWS)と対戦する“怪物くん”こと鈴木博昭(BELLWOOD GYM)が13日、クレベル・コイケ、アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)とともに公開練習を行った。  サウスポー構えでヤマニハと3分間の打撃のマススパーリングを行った鈴木は、「今は練習がピークで疲れがありますが、いつも通りですね」と約3週間後の試合に向け、追い込んでいることを語った。  初代シュートボクシング世界スーパーライト級王者で、ONE Championshipのケージムエタイでも活躍した鈴木は、RIZINでMMAに転向。奥田啓介と昇侍にTKO勝ちし、萩原京平と平本蓮に判定負けで2勝2敗の五分の戦績だ。  MMA5戦目に向け、鈴木は、「MMAを習って1年を超えたところ。今までは学ぶときでいろいろ理解も深まって見分も広がったので、ここからは、自分の“怪物くんのMMA”を見せていきたいと思います。名古屋のLANDMARKはめちゃめちゃ楽しみにしていてください」と、2021年10月のMMAデビューから、自身の動きが出せるようになってきているという。 “怪物くんのMMA”とは「見る人が楽しんでもらえたら。勝ってブワーッと盛り上げて、負けてしまうこともありますが、今回はいいと思います。LANDMARKだし」と、これまでLANDMARKシリーズでは負け無しでゲンがいいとした。  しかし、今回のLANDMARKはケージ開催。2015年の修斗・闘裸男のケージマッチでデビューした青井人に対して、鈴木は「ケージでのMMA」は初となる。  ONEでは経験済みにケージについて、鈴木は「壁(レスリング)の練習はもともとやっているし、ケージだからどうこうというのはないと思います。『1対1の潰し合い』なんで“何でもやってこい”という感じです」と、対応に自信を見せた。  前戦、2022年7月の平本蓮戦は、テイクダウンにもトライしたが切られ削られる展開に。しかしサウスポーからの左の上下の攻撃を当ててスプリット判定の接戦だった。 「めちゃめちゃ見つかったことが多い。試合で試そうと思うことが多くて、試した結果、うまくいったこと、こうやったらうまくいったんだなということの理解が深まったので、勝ちも負けも経験値が深まったところですね。ここからはそれを踏まえて勝ち上がっていくところです。RIZINという舞台で面白い存在でありたい」と、実戦でしか経験できないことを積んで、自分らしさを出せるとした。  対戦相手の青井は、9勝5敗1分。三角絞めや足関節、スクランブルも得意とする組みの部分に加え、近年では神田コウヤをダウンさせた中央を打ち抜く、思い切りのいい右ストレートも大きな武器となっている。  4KO・TKOを誇る鈴木は青井を「よく練習をしているな、というのは伝わってきます。堅実に着実に努力しているMMAファイターなんでしょうね。DEEPのランカークラスで、そこを食って上がる。いい相手じゃないですか」と高く評価。  展望を聞かれ、「どうしようかな……どんな試合になる?」と隣りに座るクレベルに問うと、「ヴォペガー(一本取る)」の声に、「ああ、ヴォペガーでアカボウ(終わり)」と笑顔を見せた。 「そのときに出たもので、沁み込んでたら極めもあるし、打撃もあるし、今回は欲をかかない、何かを試そうとは思わない。勝手に動いたもので、そのときの流れが来れば決める。いまの自分の戦闘力を試すだけです。今回のテーマは“どう勝つ”とかあまり考えないのがテーマです。MMAをやって勝つ。ただ、フィニッシュはしたい。どんな形でも。判定まで持っていきたくない」と、完全決着を望む。  そんな鈴木をクレベルは、「鈴木先生は、寝技すごいレベルアップした。練習頑張ってる。試合だけがまだちょっとできないけど。ちょっと緊張とかかな。レベルアップしているので見ててください、次は寝技で一本勝ちで勝つよ。マジに。レベルアップしているし、寝技のセンスがあるけど、試合だけまだ発揮できてない。彼は本当に大丈夫。次の試合で絶対大丈夫です」と太鼓判を押す。  同席したサトシも「鈴木先生は今回は……サンカクかな(笑)。1Rか2RでKO出来ます。前の失敗を今回は直しているから、今回もKO出来ます」とKOフィニッシュを予告した。  また、関根シュレック秀樹は「鈴木先生は打撃の師匠でいつも指導してもらってます。ここまでMMAをやってきて、前回の試合は打撃やタックルや寝技をやろうとして、迷いがあった。でも今回は自分の持てるものを本能で選択していくと思うので、迷いがなくなる。今回もバッチリKOで勝ってくれると思います」と期待を寄せる。  地元・名古屋で鈴木はどんな“怪物くんのMMA”を見せるか。
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