(C)Fighting NEXUS
2022年10月2日(日)埼玉県川越市のウエスタ川越多目的ホールにて、「Fighting NEXUS“SUBLIME GUYS FIGHT in KAWAGOE 2022”」が開催された。
第15試合では、NEXUS MMAルールで5分2R(延長1R)フライ級(56.7kg契約)で、鶴屋健人(パラエストラ松戸)がMMA2戦に臨み、空(フリー)に判定勝ち、プロ2連勝を飾った。
また、NEXUS KICKルールでは、埼玉県深谷市にジムを開いたポッシブルK(K'GROWTH)が地元埼玉大会メインで伊藤要(シーザージム新小岩)に判定勝ち。RISEでも活躍中の野村勇人(GONG-GYM坂戸)が、大島広也(タンタンファイトクラブ)を1R TKOに下し、3試合連続KO勝ちをマークした。
▼第15試合 NEXUS MMA5分2R(延長1R)フライ級56.7kg契約
◯鶴屋健人(パラエストラ松戸)
[2R 判定3-0] ※20-18×3
×空(フリー)
8月大会では62kg契約で、8秒 KO勝ちで鮮烈デビューを飾った鶴屋健人は、パラエストラ千葉ネットワーク総帥の鶴屋浩代表の長男。ボクシングで東京都予選バンタム級優勝でインターハイにも出場すると大学でもボクシングを続け、MMAに転向した。次男の怜は、MMA5戦無敗で、12月25日にPANCRASEフライ級王座挑戦が決定している。対する空は1勝1敗。2月の前戦では島崎俊を2R TKOに下している。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローを蹴っていく空。父・鶴屋浩代表の「それに合わせろ」の声に詰める健人。ワンツーで詰めての組みは突き放す空の左の蹴りを掴んで、飛び込んで近距離で左から右! 空が片手を着いてバランスを崩すが、立て直して前に。空の首相撲を剥がす鶴屋。さらに詰めてワンツーの右をヒット!
しかし、前に出る空は右ロー。近づいた鶴屋はダブルレッグからすぐに脇を潜り、スタンドバックに。右足をかけて組みの展開を見せて、前方に崩すが、空の立ち上がりに深追いはせず。
右オーバーハンドを当てる鶴屋。右ローを返す空に左アッパーから当て右も。しかしタフな空はアゴを引いて受けて右を返す。詰めての圧力からタイミングよく組む鶴屋は再びスタンドバック。ケージ際で背後から右足をかけるが、空は正対の動きから離れる。左インローの空に左右連打から打ち合いの展開でも右を当てるのは鶴屋。
右ローを2発連続で当てる空。鶴屋もローを返すと左右フックからラッシュ、大きな振り入れて詰めると空は走って左にサークリング。その背中を追う鶴屋。
2R、鶴屋は左右で詰めて組んで右足をかけてリアネイキドチョーク狙い。右ローをコツコツ当てる空。左ジャブで空のアゴを上げさせると、バックステップの空を追っての右! アップライトに構え直すと、空は前足を蹴りに行く。右フックを当てると鶴屋が一瞬下がったところに、走り込んでの右前蹴りは空! 金網に詰めて首相撲からヒザを突くが、ボディロックする鶴屋は、横について空の顔に左のクリンチボクシング。さらにボディロックするが、突き放す空。空の左をブロッキングして右を返す鶴屋、空が左を振って前進したところでゴング。
判定は3-0(20-18×3)で鶴屋が勝利。8月大会に続く連勝を飾った。的確な打撃で危なげなく勝利も、タフで足を使う空を相手に序盤以外は決定打に欠け、組んでからも課題を残した。3戦目でどう修正してくるか。