2019年6月30日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。
第13試合のウェルター級スーパーファイト3分3R・延長1Rで、K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する、IWKBFムエタイルールオーストラリア王者クルーズ・ブリッグス(オーストラリア)が28日(金)都内にて公開練習を行った。
ブリッグスはオーストラリア・オセアニアでムエタイルールを中心に活躍するファイター。アマチュアムエタイで数多くの地区タイトルを獲得し、プロのリングでも15勝(9KO)4敗の戦績を誇る。ムエタイをベースにしたファイトスタイルながら、重いパンチとミドル・ヒザ蹴りを軸としたパワフルなファイトスタイルを持つという。
事前に公開された宣材写真ではぽっちゃりとしていたブリッグスだが、まるで別人のように引き締まった肉体で公開練習に現れた。ミット打ちでは構えを左右にスイッチしながらの左右ミドルを中心に、右ストレート、ヒザ蹴りなどをゆったりとしたリズムから放って行った。
「コンディションは今までで一番ベストじゃないかというくらいバッチリだ。6週間みっちりとトレーニングしてきたので、いい試合ができると思う」と、クールな表情で語る。
15勝(9KO) 4敗の試合経験は、ほぼムエタイルールの試合だったが「パンチやフットワークは今までよりも多く練習してきたけれど、僕はムエタイルールの試合でもパンチ、蹴りで相手を倒してきた。首相撲はそこまでやらないので大きな影響はない」と、K-1ルールにも十分対応できるという。
対戦する木村のことは「知らなかった」と言い、「映像を見たらパンチのパワーが強いね、KOする力を持っている。しかし僕も同じようにパンチで倒すタイプなので、そこまで大きな違いはない。必ずKO決着になると思う」と、木村の強打を恐れることはない。
さらに「今まで自分よりもパワーのある選手を見たことがない。木村もパワーがあると思っているだろうが、試合では僕の方がパワーのある選手だと感じる事だろう」と木村を上回るパワーがあると自負した。
今後のことを聞かれると「K-1のトーナメントで戦って優勝したい。僕は負けるために日本へ来たんじゃなく、自分の存在をアピールするために来た。エキサイティングな試合を楽しみにしていてくれ」と、木村を倒してK-1世界王者を目指したいと話した。