渡辺彩華「大島沙緒里選手が『AACC来なよ』と言ってくれて──」
対する渡辺彩華は、2020年12月の「DEEP JEWELS 31」での前戦からブランクがあり、所属を変えての復帰戦となる。
2020年10月にDEEP JEWELSアマチュアで竹田有里に判定勝ち。2020年12月には神野あかりを相手に1R 払い腰からのパウンドでTKO勝ちし、プロデビュー戦を勝利している。
計量後のコメントでは「ジム移籍(パラエストラ柏から移籍)や、しばらく格闘技から離れていたのですが、ここに戻って来れて嬉しいです。藤野選手、いつも『BBA、なめんな』と仰るんですけど、1ミリもなめていないんで、明日は『BBA、なめんな』と言われなくても済むような試合をしたいと思います」と強気なコメントを残した。
今回の第1試合からメイン抜擢に「正直“ラッキーだな”と思いました。すぐ『やります』とお返事しました」と強心臓ぶりを見せる。
1年10カ月のブランクからの復帰について、「怪我したりして、いろいろゴタついてパラエストラ柏を離れて、それからしばらく格闘技自体も離れて、通院してリハビリとかしていました。そんなとき、たまたま以前から交流があったAACCの大島(沙緒里)選手が『AACC来なよ』って言ってくれて。大島選手とは格闘技で知り合って、パラエストラ時代から交流があって。それで、久しぶりにやってみたら楽しかった」という。
いきなりの前王者との対戦にも臆することはなく「今回、自信はあります。全体的に対応できるかなと。AACCも強い女子選手が多いのでそういう部分で手応えを感じています」と、藤野の盟友でもある浜崎が率いるAACCで、藤野と対峙する自信を得たとする。
打ち合いも辞さず、強い組みを持つ藤野について、「根性でずっと前に詰めてくるようなイメージです。『激闘』みたいな。(相撲組みにどう対する?)いなします」と笑顔を見せた。
藤野さんに勝ったらベルトが見えてくると思うので、しっかり12月に繋げようかなと思います」──12月25日の横浜武道館大会も見据えるルーキーは、アップセットを起こせるか。