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【RISE EVOL】「ベイベ」チャッピー吉沼と小川悠太が対戦、宮﨑若菜vs.小林愛理奈のパワー女子対決、坂田実優vs.西原朱花など5カード発表

2022/10/09 01:10
【RISE EVOL】「ベイベ」チャッピー吉沼と小川悠太が対戦、宮﨑若菜vs.小林愛理奈のパワー女子対決、坂田実優vs.西原朱花など5カード発表

濃いキャラの吉沼が強打を持つ小川と対戦(C)RISE

 2022年11月3日(木・祝)東京・新宿FACE『RISE EVOL.11』の対戦カードが5試合発表された。

 スーパーライト級3分3R延長1Rで、同級8位チャッピー吉沼(フリー)と小川悠太(誠真会館 所沢支部)が対戦。


 吉沼は1年ぶりのRISE復帰となった2月の『RISE 155』より、リングネームを突如チャッピー吉沼に変更。公式計量と会見には顔面白塗り&バンダナと革ジャンのロックスタイルで登場し、語尾に「ベイべ」と付けて周囲を困惑させていた。試合は判定で麻火佑太郎に負けてしまったもののかなりのインパクトを残し、5月には第2代Bigbangライト級王者・稲石竜弥を判定3-0で破り格上越えを達成した。戦績は10勝(3KO)7敗1分。


 小川はRISE初参戦となった昨年8月には細野登弘にKO負けで初黒星を喫したが、今年2月にはDelgermuru拳信王と対戦し、豪快なパンチで拳信王を担架送りにしている。その後は4月、7月と『KROSS×OVER』に出場して4月はKO勝ちするも7月はKO負け。戦績は5勝(3KO)2敗。

 吉沼はサウスポーから繰り出す伸びのある左ストレート、小川は右ストレート&右フックに威力を持っており、パンチ勝負となりそうだ。


 ミニフライ級3分3R延長1Rでは、同級2位・宮﨑若菜(TRY HARD GYM)とアトム級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)が対戦。

 宮﨑は空手をバックボーンに持ち、アマチュアキックでは2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝。RISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪の姉。2019年10月にRISEでプロデビューし、武内紗耶香、大塚愛莉、坂本優、大倉萌に勝利。今年2月には現RISE QUEENミニフライ級王者erika(名前の後ろにハートマーク)を判定に降したが、前戦は過去2敗しているAKARIとの3度目の対決に臨んだが判定で敗れている。戦績は6勝(1KO)3敗。

 小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。2021年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では2020年10月にプロ初黒星を付けられた宮﨑小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、2022年1月には祥子JSKにKO勝ち。しかし、5月に3度目の対決となった王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れ戦績を5勝(2KO)3敗1分とした。

 宮﨑若菜の妹・小雪に3敗を喫し、今回はミニフライ級に階級を上げての試合となる小林。両者ともパワーのあるタイプだけに正面からのぶつかり合いとなるか。


 女子はもう1試合、-44kg契約3分3Rで坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)と西原朱花(TEAM TEPPEN)が対戦する。

 坂田は小林愛理奈と同門で競い合う仲。ジュニア時代からグローブ空手やアマチュアキックボクシングの試合に出場。2018年5月にRISEでプロデビューし、1年に1回の試合で3連敗を喫したが、2021年1月に島田美咲に3R判定勝ちでプロ初勝利をあげた。7月のMISAKI戦では敗れるも、その後はひとつの引き分けを挟んで4戦負けなし。しかし、前戦の7月は松本徐倫に判定負けして戦績を4勝4敗1分としている。

 西原は那須川天心の父・弘幸さんが会長を務めるTEAM TEPPENの女子ホープで、2021年9月にプロデビュー。風貌や体型も寺山を小型化したような西原は、前蹴りを多用するスタイルも似ており、ステップワークを駆使した動きで、相手が入ってくるところに右ストレートやヒザ蹴りをカウンターで合わせて判定勝ち。伊藤隆RISE代表を始め、多数の関係者がその高度なテクニックに「印象に残った」と太鼓判を押した。今年5月の2戦目は風羽に判定勝ち。キャリアではだいぶ差のある坂田を相手に真価が試される。


 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rで、同級14位・白石舜(TEAM TEPPEN)と愛翔(=あいと/Kickboxing Academy Sapporo)が対戦。

 白石は空手をバックボーンに持ち、得意技は回転系の蹴り。アマチュアで2017年KAMINARIMON全日本トーナメント-60㎏級優勝、2016年J-GROW全日本中学生トーナメント優勝の実績を持ち、今年3月のRISEでプロデビュー戦はKO勝ち、8月の2戦目は判定勝ちと2連勝のホープだ。

 愛翔はパンクラスにも参戦しているMMAとの二刀流で、今年7月の『BOUT』では北海道初のRISEオープンフィンガーグローブマッチでダウンを奪って勝利している。バックハンドブロー、バックスピンキック、飛びヒザ蹴りなどの大技も繰り出す。


 また、フェザー級(-57.5kg)3分3RではJAPAN CUP 2022 -60kgトーナメント優勝の実績を持つ叶和(=とわ/チームドラゴン)とSAIGO(TARGET SHIBUYA)が対戦する。

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