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【RISE】中村寛、“韓国の鉄拳”との対決を前に「“身勝手の極意”を完全に身につけたかなと思う」

2022/10/05 21:10
 2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にて、SuperFight!の-62.5kg契約3分3R延長1RでRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国/RAON)と対戦するライト級3位・中村寛(BK GYM)が公開練習を行った。  中村はシャドー、ミット打ちともに軽めの披露に留まったが、KO必至の剛腕対決に自信をのぞかせた。以下、質疑応答。 俺が試合にでたら盛り上がる ――今回試合体重は62.5kgですよね。通常より若干軽めの設定ですけどどうですか? 「俺もともと60kgの選手なんで60kgも落ちるんで全然大丈夫です」 ――その辺ってサプリメントに気を使ったりしてるんですか? 「サプリメント気にしてます。HALEOの製品に変えてトレーニング中とか普段から使うようになってから、やっぱり質が良いんで自分の体感的には合ってるかなって感じで。今そういうものを続けて自分に合ってるものを取り入れたりとかもしてめっちゃ順調にはなってますね」 ――やっぱり摂るものによっても全然違うんですね? 「ほぼ食べ物ですけど、でもやっぱりそれ以上に身体仕上げようかなとか繊細なところを見る時はサプリメントとか、そういうのも普段の時から大事かなっていうのは思っていて。格闘技に集中できるようになってからずっとそういうところに気を使ってやってるんで。自分の中で今年は1年通して大事にしてみようかなって年なんで、めっちゃいい感じのものを見つけて今順調にそれを取り入れて体にも良い反応が出てっていう感じですね」 ――今回カードが発表されてからかなりの話題になってますけど、チャンヒョン・リーの存在はいかがですか? 「俺は話題とかvs誰々とか関係ないんで。俺が試合にでたら盛り上がる。それはほんまにわかってる人はわかってると思うんで、それをしっかり結果で残そうかなと思ってますね。俺の試合っていうよりかは『自分が出たら自分を見ろ』って思っていつも練習をやってるんで試合も変わらず、自分が楽しんでる姿を見たら楽しめる人は楽しめるんちゃうかなと思います」 ――あくまで問題は対戦カードじゃなくて自分ということですね。 「俺次第で俺の結果だったり俺の試合の内容だったり全部変わるんで、そういう心技体…話変わっていいですか? 『心技体』っていう言葉はむっちゃ理にかなってんなと最近思って。技・体は年々やっていく上で成長してるんですけど、心の部分は去年末くらいに見つめ直してすごいメンタル面が落ちてた部分もあったなと思って、今年それが整ってから状態もめっちゃいい。『心技体』やっと揃ったのが今かなと思うんで、もう無敗の時のメンタルに戻ってる感じですね。だからそういう意味でも相手は誰でも変わらんかなと思います」 ――今は久しぶりに「心技体」が整った状態でリングに上がれるってことになりますか? 「そうですね。今年からはそれが良くなりつつあって、自分の中で完成したかどうかは10月15日にわかることなんで、今僕の中でも完全に完成したかなと思ってる状態なので、自分が一番楽しみですね。試合に関しては」 ――あと2週間、最終調整だけになると思うんですけど、どんなところを高めてリングに上がりたいと思います? 「まだ結果が残ってないんで、心技体っていうところの心の部分、メンタル的なところを完全に調整しきって最後までブレさせないでやれば怪我もすることなく最終調整まで残り気を抜かずにできると思うんで、そこですね。ほんまにメンタル面というところを瞑想なり休めなあかんところは休めるなり、そこを自分に打ち勝って。最後、10月15日にそのタイミングで勝ちっていう結果に繋げるだけなんで、それまでは自分に勝って最後には相手に勝つっていうところかなと思います」 ――ファンの皆さんは前戦のレオナ・ペタス戦で負傷した拳の状況がどうなのかと心配してる方もいると思うんですけど、その辺はどうですか? 「万全な選手っていないと思うんで、心配にはなってないです、全く。引退したら手術するって決めてるんで。それを完璧に完治したら何でも行けるかは知らないですけど、それまでは怪我とも向き合って、今戦う上で問題ないぐらいに治ってるんで。倒せなくて拳を言い訳にするわけでもないですし。思いっきり殴ったら怪我する前にあいつ倒れるやろうなと思うんで、どこまで立ってられるか。チャンヒョンに対して楽しみな気持ちの方が多いですね」 ――残り2週間はもうチャンヒョンの試合映像をチェックすることはないですか? 「ないですね。会見の前に1回見たんですけど、そっから1、2回ちょっと気になった時に見たんですけど後はほぼほぼ毎日自分との戦いに勝って。追い込みで言うとあと5日間勝てば体休ませて、体休ませる戦いを一週間終わらしたら試合って感じなんでずっと自分と戦ってる感じですね」 ――でしたら今回の試合のテーマは本当に「自分に勝つ」ってことなりますかね。 「今年のテーマは全部それです。今年勝ち切ったらもう完全に完成するかなと思うんで楽しみですよね」 ――10月15日は他にもビッグマッチが並んでるじゃないですか。そこでどういう風に自分の色を出そうと思ってます? 「結構みんな言いますよね。みんな天心の座をどうこうとか言ってるけど、俺は別になんでもいいです。俺は普通に素でその日の自分を楽しんでたら俺の色が出るんで。みんなに合わせる気はない。それをわかる人間は盛り上がるだろうし、色とかあんま気にしてないですね。自分を自分で楽しみます」 ――何も意識せずに「中村寛が中村寛と勝負する」っていう日になりますか? 「前日まではそれですね。試合の前日っていうか試合直前まではそれです。試合の時は相手と戦いますけど、それまでは自分と戦ってるんで。今まで負けを作ったことって、ほぼほぼ考えすぎてたことだなって気づいてから負ける気しないですね」 ――わかりました。今回自信満々の中村寛がリングに上がっていることを期待しています。 「はい、任せてください。暴れられる感じになるかわからないですけど、サクッと終わったらまぁそれはそれで楽しんでください」 ――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。 「10月の大会、俺の楽しんでる姿を見て楽しんでくださいっていうのと、俺が今回の試合からできるかなって思うのは無敗の時に出来てたことが取り戻せつつあるんで。テーマとしては今回の試合はドラゴンボールでいう『身勝手の極意』を完全に身につけたかなと思うんで、それを見て『うわ、悟空や』みたいな感じで見とってもらったらええんかなと思います。ABEMAでも無料で見れるんで楽しみにしといてもらえたらなと思います」
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