2022年9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.38』にて、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)にリアネイキドチョークで敗れた萩原京平(SMOKER GYM)が試合後初めて自身のYouTubeチャンネルを更新。心境を打ち明けた。
萩原は2022年3月に弥益ドミネーター聡志に腕ひしぎ三角固めで一本負けすると、5月にクレベル・コイケにもリアネイキドチョークで一本負け。そして今回の鈴木戦と3連敗を喫し、MMA戦績が6勝7敗と負け越しとなってしまった。
萩原は「勝ったところを見せられなかったのが悔しいし、現状は3連敗。格闘家としては崖っぷちやし、首を切られてもおかしくない状況なんですけれど、それでもいろいろなファンの人たちがDMで応援してくれたりとか、近くで支えてくれている人たちもまだ応援してくれているので、そういう人たちと喜びたいのもあるし、このままいろいろな人たちにナメられたまま終わりたくないのもあるし、ちょっとこれからは環境含めていろいろ考えて、自分が一番強くなれる環境でやっていこうというのと、次のチャンスがあるか正直分からないですけれど、それまでにパワーを蓄えて成長できたところを見せられるように頑張っていきたいと思います」と話し始める。
「気持ちの面でもブレブレやったというのがめっちゃあって。試合の映像を見返したんですけれど、試合前までは組み技を全部切って打撃で勝負するって頭でおったんですけれど、だんだん試合が近付くにつれて、組みの練習を重点的にやってきているから、そっちでも全然いけるんじゃないかみたいなそういう考えが出てきちゃっていて。映像を見返していたら組み技を切れるチャンスは何回もあったし。そこを自分から勝負しに行ってテイクダウンとられているっていうのもあるし、そこの頭の切り替えじゃないですけれど、そこがまだどういうスタイルで行くかっていうのがブレブレやったから。今までもそうですけれど。その辺の頭の切り替えがはっきり出来ていなかったというか。そういうところに迷いがあったからああいうところで自分が思っていたのと違う動きが出ちゃったのもあるし、そこを見返して本来組み技を全部切って打撃だけで勝負するっていうのがほんまに理想のスタイルやなって改めて思った」と、自分の考えがブレていたことが敗因だと分析。
そこで「慣れた環境を離れて、MMAを知っている人も近くにいないということも前から言われていたし、自分も間違いないと思っていたし、そういうコーチたちの意見が欲しい。僕が前に行っていたブラジルとかそういうコーチがいっぱいおったじゃないですか。そういう人たちの元でしっかりやっていきたいなと思ったし」と、練習環境をがらりと変えることを決意したという。
萩原は今年に入ってタイのタイガームエタイジム、ブラジルのピットブル・ブラザーズに武者修行を敢行しており、そこで「世界の強い人たちを体感してこのままではあかんなと感じた」ということが、環境を変える決意のきっかけになったとする。
そして「次こそはみんなで喜びたい。アンチコメントしてくるヤツらは今に見とけよって感じですね。勝ちまくろうと思っています。現状を変えるために必死にあがこうと思います」と話し、「環境を変えていってやっていこうと思います。死に物狂いでやっていきます。ここからの快進撃を楽しみにしとってください」と、必ずここから這い上がると誓った。