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2022年9月25日(日)『超RIZIN/RIZIN.38』さいたまスーパーアリーナ大会に向け、前日計量を欠席したフロイド・メイウェザー(米国)が24日19時から会見。
注目の朝倉未来(トライフォース赤坂)とのRIZINスタンディングバウトルール3分3Rスペシャルエキシビジョンマッチに向け、マニー・パッキャオ(フィリピン)が緊急来日。朝倉の応援をすることを表明した。
パッキャオは、「朝倉未来サンの応援に来た。フィリピンまで来て技術を教わり、質問してきたので。当然、フロイドも見に来た。楽しいエキシビションになるでしょう。コンディションもよさそうだし、衰えも見られない。同じアジア人として興味を持っていて、素晴らしい試合を楽しみにしています」とコメント。
突然のライバルの同席に、メイウェザーは「非常に明日が面白くなった。フィリピンで教えを乞うことはいいことだ。ただ、自分は高いレベルでやってきた。誰も自分にも勝てない。それは本人がよく分かっているはずだ。自分には、この部屋にいる人間だけでは叶わない。TMTはベストエバー。マニーは最高の選手だし、殿堂入りに相応しい選手だが、マニーの“ボコボコにさせる”という言葉を信じてはいけない(笑)」と時折、不機嫌な表情でブレスレットを触りながら返答。
パッキャオが、「僕の方がまだ若い。いつも練習しているし、8階級王者でもある。それは自慢ではなくメイウェザーさんに覚えていただきたい。僕の目的は思いやりと人を助けること。それが僕のボクシング人生です」と返すと、メイウェザーは「ベストのことを話すなら自分のことを話してほしい。常にベストはここにいる。300年(のボクシングの歴史上)もベストは自分だ」と語り、最後は2ショットに応じて会見場をあとにした。
その後、単独会見でパッキャオは、朝倉未来のメイウェザー戦の勝算について、「朝倉サンの方が失うものはない。パンチが強いのでメイウェザーは気を付けた方がいい。あまりメイウェザーがどうするかは考えずに、メイウェザーに次のことを考えさせないように、プレッシャーをかけることが大事。私が教えたフットワークとカウンター、そしてなるべく殴ること」とアドバイスを贈った。
また、自身とメイウェザーのファイトについては、「エキシビションとかファイトするとかはまだ話していないけど、エキシビションマッチは面白いと思う。もう1度、練習してファイトすることを考えています。ただ、いまは明日、朝倉サンにメイウェザーをいっぱい殴ってほしい」と笑顔で語るにとどまった。
なお、未決定だったメイウェザーvs.朝倉のボクシンググローブは、両選手同じメーカーのものを選べる予定で、サイズは「10オンスになる」と関係者は語っている。