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【RIZIN】川尻達也が復帰戦「ファイター人生最後のチャレンジ」、立ちはだかるは散打ベースのアリ・アブドゥルカリコフ

2019/06/26 21:06
【RIZIN】川尻達也が復帰戦「ファイター人生最後のチャレンジ」、立ちはだかるは散打ベースのアリ・アブドゥルカリコフ

10月に開幕するRIZINライト級GP出場を目指し、川尻(左)がアリと対戦

2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される「RIZIN.17」の追加対戦カードが発表された。

 MMAの71.0kg契約で川尻達也(T-BLOOD)とアリ・アブドゥルカリコフ(ロシア/Golden Team)が対戦する。


 川尻は昨年大晦日、北岡悟に判定負けを喫して以来7カ月ぶりの復帰戦。前回の70.0kg契約に続き、今回は71.0kg契約での試合に臨む。北岡戦の直後は「終わってるね」と進退に関わる発言をし、その動向が注目されていたが、10月に開幕を予定しているRIZINライト級GP出場を目指す方向性のようだ。

「ファイター人生最後のチャレンジとしてRIZINライト級GP参戦を目指し、今回アリ・アブドゥルカリコフ選手と戦います。今年に入り今まで20年独学でやっていたウエイトトレーニングをマンツーマンで指導してもらうようになりました。練習スケジュールも一から見直しました。おかげで近年にはない良いコンディションで練習ができています。全てはこの試合のため」と、最後のチャンスに懸ける想いを語る川尻。

 続けて「あと一つ大切な事があります。キツい時。諦めそうな時。皆さんの声で川尻達也を奮い立たせてください。パワーをください。7月28日はさいたまスーパーアリーナでたくさんの応援をよろしくお願いします。全てを懸けて戦います」と、ファンにメッセージを送った。


 今回対戦するアリは、ロシア国内や国際大会で数々のタイトルを獲得してきた散打(中国拳法)の世界的名手。2013年9月にロシアの格闘技プロモーション『REAL STEEL 2013』でプロデビューを果たすと、イワン・ウリャンチェンコを2Rにパンチで沈め、TKO勝利を飾る。14年からはアマチュア世界大会にも積極的に参戦し、17年までに9戦7勝2敗という好戦績を残した。

 プロ2戦目となる15年4月の『M-1 Challenge』では後にUFCファイターとなるスペインのヨエル・アルバレスを相手に1R34秒スピニング・ヒール・キック(上段後ろ廻し蹴り)でKO勝利。その後もロシアを中心にカザフスタンなどのMMAプロモーションに参戦し、現在、プロ戦績は7戦7勝(3KO)と連勝街道を走り続けている。川尻の身長171cmに対し、176cmと5cm上回る。

 パンチ、蹴りともにかなりの破壊力を秘め、テイクダウンも積極的に奪いに行く。グラウンドでもパウンド、ヒジを打ち込んでいくタイプでポジションのキープ力もあり手ごわい相手となりそうだ。

 アリは「日本で試合をすることが決まり非常に光栄だ。初戦では川尻達也という真のレジェンドに向き合う事になる。この試合で世界が納得する様なパフォーマンスをして名を広めたいと思う。さいたまスーパーアリーナでお会いしましょう」と、川尻を破って世界に名を轟かせたいとの野望を語っている。

<決定対戦カード>

▼RIZIN MMAルール (71.0kg契約) 5分3R ※ヒジあり
川尻達也(T-BLOOD)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア/Golden Team)

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