MMA
インタビュー

【RIZIN】萩原京平、鈴木千裕戦に向け「完全に制圧する。僕が不利というヤツらは見とけよ」「メイウェザーの試合に全く興味が無いけど──」

2022/09/19 16:09
 2022年9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『超 RIZIN/RIZIN.38』に向け、19日、大阪で金太郎と萩原京平の公開練習&囲み取材が行われた。  オーソドックス構えの萩原は、サウスポー構えの金太郎と1Rの軽めのマススパーを公開後、リモートでの質疑応答に臨んだ。今回はその萩原の言葉を紹介したい(※金太郎との個別インタビューは後日掲載)。  鈴木千裕と対戦する萩原は、2020年12月に平本蓮に2R TKO勝ち後、朝倉未来に判定負けも、昇侍、鈴木博昭に勝利。しかし、2022年3月に弥益ドミネーター聡志に腕ひしぎ三角固めで一本負けすると、5月にクレベル・コイケにもリアネイキドチョークで一本負け。プロデビュー年以来の連敗を喫していた。MMA戦績は6勝6敗。  今回の試合に向け、プーケットのタイガームエタイでの合宿に続き、ブラジル「ピットブル・ブラザーズ」に武者修行を敢行している。  公開練習後の取材で萩原は、現Bellator世界フェザー級王者のパトリシオ・ピットブルからのアドバイスを受け、減量方法や、練習への取り組み方が変わったことを明かした。  対相手である鈴木は、組みの得意な山本空良には打撃で勝負し、打撃巧者の平本蓮には途中から組みを主体に戦っている。萩原との試合ではどう戦ってくるか。  萩原は、「メインは打撃で勝負してくると思うけど、距離が近くなったときに組んできたりとか、そういうMMAらしい攻防を混ぜてくると思うので、そういう想定のなかで練習してきたから問題ない。でも打撃で来てくれた方がスタイル的に噛み合って面白い試合になると思う」と語った。  また、「普通にやれば勝てるかなという相手」と言いながらも「周りの声やSNSを見ている限り、結構、僕が不利みたいな感じになってる。そういう状況の方が燃えるし、そういうヤツらは見とけよって」と、評価を覆す思いを語った。  同日の『超RIZIN』では、朝倉未来とフロイド・メイウェザーのボクシングルールのエキシビションマッチが行われるが、萩原は、「その試合に関してはまったく興味が無いけど、そもそもメイウェザー選手のことをよく知らないし、やっぱり自分の試合が一番メインだと思っているし、周りの試合はあんまり気にしていない」としながらも、「ゆくゆくは世界で戦っていきたいと思っているので、今回メイウェザー選手が日本で試合をするということで、海外のメディアが取り上げてくれるし、海外の人たちが自分の試合を観る機会が増えると思うので、そういうときにインパクトのある試合をして、いい勝ち方をして印象づけたい」と、メイウェザーの試合を観に来たファンの目にもとまるような試合で、注目度を上げたいとした。 「パンチかキックで勝つ(笑)。試合が終わった後のことは考えていないです。25日に全集中します」──萩原京平は、再起戦を勝利で飾ることが出来るか。 [nextpage] 「ピットブル・ブラザーズ」での練習で、一番変わったところは「格闘技に対する向き合い方」 ──試合まであと6日、現在のコンディションは? 「いい状態で追い込み練習終わったので、早く当日が楽しみですね。金太郎選手との練習は、海外に行く前は、やるときは週3回くらいでやっていました。いまは金太郎選手は東京にも行っているので(あまり組んでない)」 ──鈴木千裕戦のテーマは? 「完全に制圧します。打撃でも組みでもどの局面でも圧倒してボッコボコにしたやろうと思っていますね」 ──その自信は海外遠征で得たもの? 「(海外武者修行で得た)それの自信もあるし、もともと鈴木千裕相手に完全に勝利出来る自信も、前からあるので問題ないですね」 ──いつから「ピットブル・ブラザーズ」に行って来られたのですか。 「8月22日くらいにブラジルに行って、9月12、13日くらい。ホンマはもっとブラジルにいるはずだったんですけど、ハワイの会見が入ったんで、ブラジルに行って帰ってきたのが9月12日とかですね」 ──計量に向けた減量はいかがですか。 「今回から事前に食事で落としていく減量をやり始めて、身体の調子はむっちゃくちゃいい感じですね。いままでは、食事量を下げてほぼ食べない形で急激に落としていたので、それを変えて、今回から食事でちゃんと落としていっているから体調がいいですね。  これは前から思っていて、急激に落とすと目に影響が出たりしていたので、そのあたりくらいからちゃんと減量しようと思っていたけど、なかなか自分で納得してやろうとしていなくて……でもブラジルでパトリシオに減量の話を聞いていたら、やっぱりプロなんだからちゃんとやらないといけないと教えてもらって、そこから納得してやり始めました。パトリシオにはリカバリーのことなど、試合の技術以外のことでもいろいろ教えてもらったのんで実践していますね」 ──パトリシオらとの練習、アドバイスで変わったことは? 「練習内容も変わったし、一番変わったところは格闘技に対する向き合い方ですね。(1日の中で大切にしている時間?)練習の時間ですね」 ──対戦相手の鈴木千裕選手は、組みの得意な山本空良選手には打撃で勝負し、平本蓮戦では途中から組みを主体に戦いました。萩原選手との試合ではどう戦ってくると考えていますか。 「メインは打撃で勝負してくると思うんですけど、距離が近くなったときに組んできたりとか、そういうMMAらしい攻防を混ぜてくると思うんで、そういう想定のなかで練習してきたから問題ない。でも打撃で来てくれた方がスタイル的に噛み合って面白い試合になると思います」 ──スタンド勝負でも自信がある? 「もちろん」 ──「完全に勝利出来る自信も前からある」というのは? 「以前から鈴木選手の方からやりたいと聞いていて、いつかは当たるだとうなと思って試合映像を見ていたんですけど、普通にやれば勝てるかなという相手で、周りの声やSNSを見ている限り、結構、僕が不利みたいな感じになってると思うんですけど、そういう状況の方が燃えるし、そういうヤツらは見とけよって」 ──今回、メイウェザー戦があることで海外配信もされます。対世界で意識することもありますか。 「ゆくゆくは世界で戦っていきたいと思っているので、今回メイウェザー選手が日本で試合をするということで──その試合に関してはまったく興味が無いですけど、そもそもメイウェザー選手のことをよく知らないですし、やっぱり自分の試合が一番メインだと思っているし、周りの試合はあんまり気にしていないです──ただ、メイウェザーが試合をするから、海外のメディアが取り上げてくれるし、海外の人たちが自分の試合を観る機会が増えると思うので、そういうときにインパクトのある試合をして、いい勝ち方をして印象づけたいです」 ──どう勝つかと今後の展望を教えてください。 「パンチかキックで(笑)。試合が終わった後のことは考えていないです。25日に全集中します」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント