2021年11月に発足した国際ムエタイ組織「IMSA」(国際ムエタイスポーツ協会)の第1回目の世界ランキング制定会議が8月30日(火)タイ・バンコク市内で開かれ、IMSAランキング委員会スパサック委員長立会いの下、女子も含めた各階級のランキングが制定された。
IMSAはタイの元国会議員で現在バンコク都知事顧問を務めるサーマート・マルリーム氏が総裁を務め、タイ・スポーツ庁の認可を受けて発足した国際ムエタイ組織。「ムエタイ競技を国際レベルで促進・支援し、発展させること」「ムエタイ芸術を尊重し継承することで世界レベルまで発展させ、認知されること」などを設立目的として掲げている。、
(写真)来日経験がありKNOCK OUTで梅野源治、イノベーションで山口裕人と対戦しているワンマリオが世界ライト級王者 IMSAでは現在、世界王者として認定されているのは122ポンド(スーパーバンタム級)のカイト・ウォーワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ)と135ポンド(ライト級)のワンマリオ・ペッティンディーアカデミー(スペイン)のみで、今後タイを中心として世界各国で世界王座戦が行われていくとのこと。発足して間もないこともあり、各国の査定試合数が充分でないこともあるが、日本人選手が多数ランクインしていることは日本人選手の実力がアップしている証拠であろう。
(写真)田中恒星(左)とコウシ・ウォーワンチャイ(=曽我昴史) 特筆すべきはミニフライ級(105ポンド)6位にランクインのコウシ・ウォーワンチャイ(=曽我昴史/ノーナクシン東京)。ジュニア49冠王の記録を引っさげ、プロルールでもタイ人選手に勝利を挙げている。また、弱冠16歳の田中恒星(LEGENDジム)がフライ級(112ポンド)の10位にランクイン、現在4戦4勝。こちらも将来を期待されている逸材。
その他、スーパーフライ級(115ポンド)9位 コウキ・ウォーワンチャイ(=山田航暉/キング・ムエ)、スーパーバンタム級(122ポンド)8位 イッセイ・センチャイジム(=壱・センチャイジム/センチャイムエタイジム)、フェザー級(126ポンド)10位 瀧澤博人(ビクトリージム)、ライト級(135ポンド)6位 レンタ・ウォーワンチャイ(エクシンディコンジムJAPAN)、ライト級(135ポンド)9位 リク・シッソ―(トースームエタイシンジム)、ライト級(135ポンド)10位 永澤サムエル聖光(ビクトリージム)、スーパーライト級(140ポンド)10位 鈴木真治(フジマキックムエタイジム)、
また、女子では、ミニフライ級(105ポンド)3位 狂猫yokko(BRING IT ON)、6位 藤原乃愛(ROCK ON)、ライトフライ級(108ポンド)10位 伊藤紗弥(尚武会)フライ級(112ポンド)10位 KOKOZ(TRY HARD GYM)スーパーフライ級(115ポンド)6位 IMARI(LEGENDジム)バンタム級(118ポンド)6位 ルイ(クラミツムエタイジムスーパーフェザー級(130ポンド)5位 KAEDE(LEGENDジム)
今後、世界各国の査定試合が増えランキングの生き残りが激しさを増すが、日本人選手にはランキングアップし長くランキングにとどまっていられるよう、彼らの奮闘を期待したいところだ。
(記事提供/MuayThai Super Fight)