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【UFC】体重大幅超過、因縁のチマエフvs.ホランドはチマエフが一本勝ち、UFC最後のネイトはファーガソンを4R ギロチンでタップ奪う=『UFC279』

2022/09/10 11:09

UFC279 速報

▼ウェルター級 5分5R
〇ネイト・ディアス(米国)20勝13敗(UFC15勝11敗)
[4R 2分52秒 ギロチンチョーク]

×トニー・ファーガソン(米国)25勝7敗(UFC15勝5敗)※ウェルター級転向

 1R、サウスポー構えのネイト。オーソドックス構えのファーガソンが右ストレート。ネイトの蹴り足をつかんで崩すが、深追いはせず。

 横蹴りで距離を取るネイト。ファーガソンの入りに前手の右を突く。ファーガソンの左ローを右足を上げてチェックするネイト。左脛をカットしたファーガソン。半身で近づいて行く。左右前足を変えるネイトに、飛び込んで右ヒジを打ち込むファーガソン。ネイトはワンツーから右の裏拳のコンビネーションを見せる。

 右ボディストレートを突くファーガソン。ネイトは右ロー! さらにワンツーもかわすファーガソン。バックフィストは空を斬る。



 2R、サウスポー構えになるファーガソン。その打ち終わりにネイトはワンツーを打つ。ファーガソンの右をダックでかわすネイト。ファーガソンは右から左アッパーも。オーソドックス構えに戻すファーガソン。ワンツーから右ローに繋ぐネイト。右ボディで飛び込むファーガソン。ネイトの右をダックしてそのまま胸に頭をつける。ネイトの左右の詰めに右眉をカットするファーガソン。右前蹴りを突くが、それに構わずネイトは圧力をかける。

 3R、左ローを当てるファーガソン。さらに右ローも。しかし、右ジャブ、左ストレート、右ローと圧力をかけるネイト。一瞬ケージ上にヒジを着いて疲れたとポーズを見せるもすぐに詰め直す。しかし左回りでサイドステップでかわすファーガソンにまたもあきれたポーズを見せる。ジャブの刺し合いから右ローを当てるファーガソン。しかしネイトは距離を潰して、右肩を前にボクシングで半身でかわし、詰める。

 4R、オーソから左アッパーを突くファーガソンだが、空振り。そこに左を突くネイト。ファーガソンの左ローにカウンターの右はネイト! 一気に詰めるが、サークリングのファーガソンは頭を守って防御。そこにネイトはボディ打ちを狙う。

 追うネイトに金網に詰まったファーガソンはダブルレッグへ。そこにネイトは最初はアームインギロチンチョーク、腕を抱えずにハイエルボーギロチンに組み変えてタップを奪った。当初は3R戦を戦う予定だったファーガソンは4Rのカウンターのギロチンチョークにあっさりとタップすることになった。

 試合後、ネイトは「しっかりファイトキャンプをしてきた。ボクシングはあまりやらなかったけど(笑)。(チマエフとの試合が変更されたが?)あいつのことなんてどーでもいい、ほんとうに何も気にしていない。ここでは5R、自分がやることをやるだけ。永遠と戦い続けられる。MMAの代表ともいえるあの男(ファーガソン)と戦えたのはよかった」と語った。

 また、自身の団体運営に向かうネイトに、今後のUFCについてジョー・ローガンが問うと、「ここには愛情と憎しみが混ざるとても難しい関係がある、ファティ-タ兄弟、ダナ、みんな大好きだし、大きな功績を残して、オクタゴンで生き残ることができた。ここを少し離れて、若いUFCファイターに足跡を追ってほしい。次のキャリアで新しい仕事が出来ることを示したい。もちろんタイトルを獲るためにここに戻ってくることもできる」と答えると、シーザー・グレイシー、ニック・ディアズらファミリーに感謝の言葉を語り、「今日はパーティーをしよう」と言ってコメントを締めた。

 また、敗者ファーガソンは、「ワイルドな試合でここで試合が出来たことを光栄に思う。スーパーファイトだったと思う。力いっぱい戦った。結婚10周年の妻にも感謝する。子供たちをベースボールに連れていかないと」と笑顔を見せた。

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▼180ポンド契約 5分5R
〇カムザット・チマエフ(スウェーデン)12勝0敗(UFC6勝0敗)※体重超過、UFC6連勝
[1R 2分13秒 ダースチョーク]

×ケビン・ホランド(米国)23勝8敗(UFC10勝5敗)

 カードシャッフルの原因となった両者の因縁の対決。

 5R戦でいきなりラッシュの組みでダブルレッグから脇を潜り、ボディロックテイクダウンはチマエフ!

 スクランブルするホランドを右で差してボディロックテイクダウンから押さえ込もうとするが、その都度、立ち上がるホランドをがぶりクオーターネルソンからダースチョークを極めに行く。二の腕でクラッチを組むと、右足もかけて絞り、最後はニアマウントでタップを奪った。

 カードシャッフルの張本人のチマエフは悪びれず6連勝に歓喜すると、「何か言いたいことがあれば聞いてやる。誰とでも戦うぜ。体重? そんなこと気にしない。誰とでも目の前の相手と戦う。(ウェルター級で?)何が問題なんだ。体重合わせてやってやるよ。(タイトルマッチでこの体重超過なら問題だが?)ドクターが水を飲めと言ったんだ。俺はネイトと出来た。これはブラックベルト、コーチたちが揃っているんだ。どの階級でも出来る。ウェルターでもミドルでも将来的にチャンピオンになることは間違いない。俺のことを悪く言うやつもたくさんいるけど、そいつらも愛しているぜ」と咆哮した。

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