2022年9月11日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』にて、「K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場するアヤブ・セギリ(モロッコ/スペイン)が来日、公開練習を行った。
セギリはかつて魔裟斗や佐藤嘉洋と激戦を繰り広げたアルトゥール・キシェンコに師事する24歳。「K-1に出ることは夢だった。うれしくて仕方ないね」と、目前に迫ったK-1出場に屈託のない笑顔を見せた。スピーディなパンチと回転系の蹴り技が得意という触れ込みの通り、公開練習では堅実かつシャープなパンチから素早いローへのコンビネーションを披露。さらにはキシェンコが持つミットへ豪快な高速バックスピンキックを打ち込むなど、噂に違わぬ高い攻撃力を証明した。
師であるキシェンコとも縁がある日本を「とても静かで素晴らしい国」とすっかり気に入った様子のセギリ。コンディション調整も好調な様子で「体調はいい。絶好調」とリラックスした様子を見せる。K-1初参戦ながら王座決定トーナメントのメンバーに抜擢、さらには優勝候補の一人であるレオナ・ペタスが一回戦の相手と、決して楽なカードではない。しかしセギリは「彼が強くて有名であると知っている。その彼と戦えるのはうれしい。素晴らしい試合を見せた上で勝ちたい」と、初戦突破に自信を見せる。
日本のリングで豊富な経験を積んだキシェンコから「たくさん学んだよ」と語るセギリ。すでにトーナメント制覇に向けた作戦は出来ているようで「(レオナ戦に向け)準備していることはあるけれど、今は秘密。トーナメントのプランも秘密だけれど、準備は出来ているよ」と、上質なプランの存在を匂わせた。
このトーナメントはセギリにとって「日本でたくさん試合を重ねたい」という夢を叶えるチャンス。「私の試合を見てもらえれば分かる。私は皆さんと一緒に試合を楽しみたい。ぜひ一緒に楽しんで欲しい」とK-1ファンに注目を呼びかけた。