2019年7月7日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会主催『MAGNUM 50』の主要対戦カードが発表された。
日本バンタム&フェザー級の2階級制覇王者・重森陽太(伊原道場稲城)が、WKBA世界ライト級王座決定戦3分5Rに臨む。対戦相手はアマチュアムエタイ60kgタイ王者ラックチャイ・ジャルンクルンムエタイ(タイ)。
重森は181cmの長身を活かした蹴り技を武器に、16歳でプロデビューすると18歳の10戦目で第10代日本バンタム級王座を獲得。20歳で第9代日本フェザー級王者になり2階級制覇を達成。2017年12月には『KNOCK OUT』で日本人相手に4年間無敗の18連勝を飾っていたピンサヤームに黒星を付けた。2018年12月、ボルドバートル・アルタンドルグーンに敗れて連勝は10(7KO)でストップするも、その後は2連勝している。
重森は自身のSNSに「3階級目のベルトが世界タイトルになります」「今回MAGNUM 50でメインイベンターをはることになりました。19歳の頃NO KICK,NO LIFEでメインイベンターをはった時以来ですのでいまいち実感が湧きません。とてもシンプルな言葉ですが【感動】を届けたいです」と意気込んでいる。
国内では無敵の13連勝をマークしている江幡 もうひとつのメインイベントでは、WKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場本部)が元スラターニー県フライ級王者トーン・ハーブタイジョンジム(タイ)と対戦。江幡は双子の弟・塁とともに打倒ムエタイ路線を突き進む29歳。1月にタイで敗れるも、国内では13連勝と圧倒的な強さを発揮している。4月のスタイ・ラターニ県バンタム級王者グン・ハーブタイジョン戦に続き、KO勝ちが期待される。
日本ライト級1位・内田雅之(藤本ジム)vs同級3位・高橋亨汰 (伊原道場本部)による、日本ライト級王座決定戦も行われる。内田は元フェザー級王者で、左ストレートと左ミドルを中心にバランスのいい技術を持つ選手。今回は2階級制覇を懸けての試合となる。対する高橋は極真空手出身で多彩な蹴り技を得意とする。2017年10月にフェザー級王座決定戦を戦ったが石原將伍に敗れ、今回は階級を上げての初戴冠を目指す。
また、日本ミドル級王者・斗吾 (伊原道場本部)vs小原俊之(キングムエ)、前日本フライ級王者・泰史(伊原道場本部)vs仲山大雅(RIOT GYM)など、新日本キックvs他団体で活躍する選手の交流戦も行われる。