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UFC初のフランス大会『UFC Fight Night PARIS: Gane vs. Tuivasa』が2022年9月2日(日本時間3日)、フランス・パリのアコー・アリーナで開催される。
2020年1月からMMA大会が解禁された同国では、メジャーではBellatorが2020年10月と2022年5月に地元のシーク・コンゴをメインに起用し、パリ大会を開催している。
今回、満を持してのUFCフランス大会のメインにも地元からヘビー級1位のシリル・ガーヌ(フランス)が出場。5試合連続KO勝ちの3位タイ・トゥイバサ(豪州)と対戦する。
前日公式計量では、ガーヌ(フランス)が247ポンド(112.04kg)でパス。トゥイバサ(豪州)は266ポンド(120.66kg)でパスしている。
フェイスオフでは、両手を相手の顔の前まで上げたツィバサに対し、ガーヌは笑顔で応じ、最後は互いに握手をかわして肩を合わせた。
キック出身のガーヌは、MMA10勝1敗。唯一の黒星は2022年1月の前戦フランシス・ガヌー戦で、後半にテイクダウンを奪われる形で判定負けを喫している。地元で再起なるか。
元ナショナルラグビーリーグの選手で、MMA15勝3敗のトゥイバサは、2018年から2019年にかけて3連敗も、以降、5連勝中。うち1Rフィニッシュが3試合、2Rフィニッシュが2試合と、いずれも序盤で勝負を決める決定力を誇る。豪州名物、勝利のシューイ(シューズにビールを注いで飲み干す)のパフォーマンスでもお馴染みだ。
公式インタビューでガーヌは、「トゥイバサは連続KO・TKO勝ちしている危険なファイターだ。フットワークと距離をうまく使って勝ちたい」と戦略を語る。
対するツィバサは、「ガーヌは爆発的でスピードがあり、オールラウンドなアスリートだ。そして(地元の)彼にとってパリ大会はパーティーだろう。そのパーティーをめちゃくちゃにしたい。僕の最大の強みはハート。シドニー西部出身の俺たちはいつも負け犬と呼ばれ、見放されてきた。僕が人生で本当に好きなことのひとつは、人々が間違っていることを証明することだ」と、今大会のオッズで一番の大差のアンダードッグの評価を覆すという。その言葉に対し、ガーヌは「心配はいらない。僕が勝つ。一緒にパーティーをしよう」と返している。
また、コメインでは、ミドル級1位のロバート・ウィテカー(豪州)と、2位のマービン・ヴェットーリ(イタリア)が対戦。フェイスオフでは、ヴェットーリの顔を近づけてのファイティングポーズの挑発に、ウィテカーは笑顔で応じている。
ウィテカーはUFC3連勝からの2022年2月の前戦のイズラエル・アデサニヤ戦の判定負けからの再起戦。ヴェットーリもUFC5連勝後、2021年6月に同じくアデサニヤに判定負けも、2021年10月のパウロ・コスタ戦で判定勝ち。2連勝を狙う。
大会の模様は、日本時間9月3日(土)25時にプレリムがスタート。メインカードは4日朝4時に開始予定。UFC FIGHT PASSにて英語実況解説のみで配信される。