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【DEEP】平松翔が3試合連続1R KO・TKO勝ち! 昼の部では中本龍平が八尋大輝との接戦制す。サダエ☆マヌーフが富松破り9年ぶり白星=8.28『DEEP OSAKA』

2022/08/30 00:08
 2022年8月28日(日)大阪コレガスタジオにて『DEEP OSAKA IMPACT 2022』の【2nd ROUND】および【3rd ROUND】が開催された。  夜の部【3rd ROUND】のメインイベントでは、2連続1R KO・TKO勝利中の平松翔(パラエストラ松戸)が、4月に藤原大地を右ハイキックで1R TKOに下しているMG眞介(reversal gym osaka anne)と対戦。平松が三日月蹴りを効かせてカウンターの右でMG眞介に1R TKO勝ちで3連勝をマークした。  昼の部【2nd ROUND】では、BLOWSの中本龍平が、ストライカーの八尋大輝(ニコニコファイトクラブ)を組みで上回りスプリット判定勝ち。  女子49.5kg契約ヒジありルールでは、サウスポーからの打撃で勝るサダエ☆マヌーフが、バックも奪取。富松のキムラの切り返しも凌いで判定勝ちし、9年ぶり白星を掴んでいる。 [nextpage] DEEP OSAKA IMPACT 2022【3rd ROUND】 ▼メインイベント DEEPバンタム級 5分3R×MG眞介(reversal gym osaka anne) [1R 3分09秒 TKO] ※パウンド〇平松 翔(パラエストラ松戸)  平松はDEEPでプロデビュー後、小林博幸、日比野“エビ中”純也を相手にいずれも判定で2連敗も、その後は、吉村海飛に1R 右フックでKO勝ちすると、2022年3月の山口コウタ戦も1R TKO勝ちで2連勝中。  対するMG眞介は、2021年4月に中本龍平に1R TKO勝ち後、同年7月に谷岡祐樹にも1R TKO勝ちで2連勝。11月に増田拓真にスプリット判定で敗れるも、2022年4月の「前田吉朗 引退興行」で藤原大地を右ハイキックで1R TKOに沈め、再起を遂げている。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る平松。眞介の右ローはかわし、逆に右ローを当ててバランスを崩す。低いガードから出入りで右ローを当てる平松。左ローを返す眞介。スイッチしながら前に出る平松に眞介は左インローも、チェックする平松。  詰める平松は左前蹴りを腹に突き、圧力をかけると右ローを当てて押し返す眞介。その入りに左前手のフックを狙う平松はスイッチしての左前蹴り! さらに眞介の右ローをかわして左ジャブ!   眞介の左ハイをブロッキングすると両手を挙げて舌を出して効かないと挑発する平松は、左三日月蹴りを腹に突き刺し、眞介の左フックをかわしながらカウンターの右フックをかぶせてダウンを奪取!  倒れた眞介に平松が両手パウンドを落としたところでレフェリーが止めた。平松はMMA2勝3敗と勝ち越しの3連勝。3試合連続の1R KO・TKOとなった。 [nextpage] ▼セミファイナル DEEPライト級 5分2R×太田裕稀(パンクラス大阪稲垣組) [判定0-3] ※18-20×3〇颯志(トライフォース赤坂) ▼第6試合 DEEPライト級 5分2R〇木村俊也(BLOWS) [判定3-0] ※20-18×3×大野“虎眼”賢良(キングジム神戸) ▼第5試合 DEEPバンタム級 5分2R〇谷岡祐樹(パラエストラ加古川) [2R 3分37秒 TKO] ※パウンド×山﨑鼓大(BLOWS) [nextpage] ◆福島秀和(BLOWS)引退セレモニー 福島秀和(BLOWS)の引退セレモニーが地元で行われる。  福島は元PANCRASEバンタム級3位。984年12月25日大阪生まれで、プロMMA戦績は16勝9敗1分。アマチュア修斗からDEMOLITIONでプロデビューし、プロ修斗で魚井フルスイング、エダ塾長こうすけに勝利するなど活躍した福島は、2012年の修斗新人王決定トーナメント・フェザー級で準優勝。  その後、PANCRASEとDEEPの大阪大会を経て、PANCRASEディファ有明大会やスタジオコースト大会に出場。藤井伸樹、合島大樹、CORO、原田惟紘、山本哲也、林大陽、平田丈二らに勝利した。  2020年11月に、現在RIZIN参戦中のアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けした試合が、最後の試合となった福島。  2022年2月8日にSNSで引退を発表。2021年年末の練習中に脳動脈解離を負い、その影響で脳梗塞となり、「プロとしてハードなトレーニングをすることが困難になったため」引退することを決意。病院での治療後、入院。一時は左半身に不自由があったものの、現在は退院し、「後遺症もなく日常生活を送っている」ことを報告している。 [nextpage] ▼第4試合 DEEPフェザー級 5分2R〇瀧口脩生(総合格闘技スタジオSTYLE) [判定3-0] ※20-18×3×桑本征希(SMOKER GYM) ▼第3試合 DEEPバンタム級 5分2R〇上荷大夢(TEAM AGENT) [判定3-0] ※20-18×3×キシシ(MIBURO) ▼第2試合 DEEPフェザー級 5分2R×左海清之(総合格闘技道場reliable) [判定0-3] ※19-19マスト判定・今村〇今村 滉(CB IMPACT) ▼第1試合 DEEPフェザー級 5分2R×田中壱季(エンカウンター) 〇前薗 渓(格闘技吉田道場) [nextpage] DEEP OSAKA IMPACT 2022【2nd ROUND】試合リポート ▼メインイベント DEEPバンタム級 5分3R〇中本龍平(BLOWS) [判定2-1] ※28-29, 30-27, 29-28×八尋大輝(ニコニコファイトクラブ)  中本は2020年11月に藤田健吾に1R KO勝ち後、2021年4月にMG眞介にTKO負け、2022年4月に雅駿介に判定負けと2連敗中。八尋は2021年12月に国際チャクリキ協会「Dream Gate 11」センタク挟みで一本勝ち。  1R、ともにオーソドックス構え。八尋は左ローをダブル。さらに右カーフキックと得意の蹴り技を軸に攻撃。最初の詰めての組みを剥がした中本に、2度目の組みで首投げを決めた八尋。  しかし首抜きバックからスタンドバックで立ち上がる中本が、八尋の右ミドルをキャッチしてテイクダウン。クローズドガードの八尋にインサイドガードから強いパウンドを入れる。八尋が頭を押して立ち上がり左右を振ったところでゴング。  2R、頭を振る八尋に、左右で飛び込む中本が組くもここは突き放す八尋。左ジャブの刺し合いから、右ロー、左ミドルを当てる八尋。中本は右オーバーハンドもブロック上。詰める中本は四つから小外がけでテイクダウン! 立ち上がる八尋は左の前蹴りを腹に突く。左ジャブを突く八尋に大きな右オーバーハンドをかすめる中本。押し返す八尋はまたも首投げテイクダウン。ここも差し上げ立ち上がる八尋は逆に四つからテイクダウン。そこにアームインギロチンを合わせる八尋だがクローズドガードには入れられず。中本はハーフから首の対角に出てサイドを奪いゴング。  3R、互いに勝負を決めるラウンドで慎重になるなか、左ミドルを当てる八尋。インロー狙いも。そこに中本は左右を強振。八尋もワンツーの真っ直ぐを突くが、互いに決定打にはならず。左の蹴りで牽制する八尋。ワンツーから左ミドルに繋いで前に出ると四つからテイクダウンは八尋! しかし、下から中本は三角絞め狙い。ヒジを張り上体を立てて防ぐ八尋。背中をつける中本は八尋が振りかぶるパウンドのスペースに立ち上がり、ダブルレッグから押し込み、ついに持ち上げテイクダウン! そこで首を抱える八尋だがゴング。  判定は判定2-1に割れ、28-29, 30-27, 29-28で中本が厳しい試合を制した。 [nextpage] 富松が6連敗、サダエが9年ぶり白星 ▼セミファイナル DEEP JEWELS 49.5kg 5分2R 特別ルール 肘あり×富松恵美(パラエストラ松戸) [判定0-3] ※18-20×3〇サダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)  富松は5月のDEEPで桐生祐子にスプリット判定負け。その桐生が3月に、8年4カ月ぶり復帰のサダエ・マヌーフにスプリット判定で勝利しており、桐生と接戦だった富松は、大阪で再起を飾れるか。ベテランサダエは地元で白星を掴みたいところ。  サウスポー構えのサダエに、オーソドックス構えから圧力をかける富松。サダエは左インローを当て、富松に組ませない。前手争いからアイポークはサダエ。富松の右目の回復を待ち再開。  左インローはサダエ。さらに右ジャブを突く。スーパーマンパンチを狙うサダエをかわす富松だが近距離の右から左を富松は被弾。詰めて左でオーバーフックして組もうとする富松は、首相撲からヒザを突くが、離れるサダエは左を突いてスタンドバックに。クムラゥラッチからストレートアームバー狙い、さらにキムラを狙う富松のクラッチを切り、サダエがスタンドバックから左足をかけたところでゴング。  2R、先に中央を取る富松。しかし右ジャブからの左に富松は頭を下げてしまう。サダエは近づいてくる富松にワンツーから左を当ててダウン気味に尻餅を着かせるが、すぐに立つ富松はシングルレッグへ。ここも差し上げるサダエは左で差して押し込み、右ヒザ。さらにスタンドバックに。  ここも背後のサダエの右手をキムラで組んだ富松は引き込んで回そうとするが、組みが甘く回されないサダエがクラッチを切ってバックテイク! 4の字ロック。両脇で腕を挟み極めさせない富松は片足を抜くと、サダエはトラックポジションから足関節、バナナスプリット狙い。それを外した富松が足関節狙いも、その背中をサダエが鉄槌を入れてゴング。  判定は3-0(20-18)のフルマークでサダエが勝利。9年ぶりの白星を掴んだ。富松は6連敗を喫した。 [nextpage] ▼第6試合 DEEPフェザー級 5分2R×堂園 悠(修和館) [2R 4分24秒 TKO/RNC]〇チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO) ▼第5試合 DEEPウェルター級 5分2R〇森井 翼(パラエストラ天満) [判定3-0] ※20-18×2, 20-17×エベルトン・イワナガ(ボンサイ柔術) ▼第4試合 DEEPフライ級 5分2R〇MAGISA(フリー) [判定3-0] ※19-19×2マスト判定MAGISA, 20-18×松原聖也(創道塾) ▼第3試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R×和田千聖(毛利道場) [1R 1分51秒 TKO] ※パウンド〇松田亜莉紗(BLOWS) ▼第2試合 DEEP JEWELSアマチュアSPルール フライ級 3分2R×酒井純玲(パンクラス大阪) [判定0-3] ※18-20×3〇MANA(フリー) ▼第1試合 DEEP JEWELSアマチュアSPルール 46kg 3分2R〇上瀬あかり(毛利道場) [1R 2分07秒 アームバー]×こゆき(京都政拳会)
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