2022年8月28日(日)東京・後楽園ホール『RISE 161』にて、スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1Rで同級3位・花岡竜(橋本道場)と対戦する同級2位・政所仁(魁塾)が公開練習を行った。
まずシャドーを見せた政所だが、右ストレートはシャドーでも威力があると感じさせるほど。その後のミット打ちではスピードのある動きを披露し、最後はドロップキックで締めくくった。以下、質疑応答。
――花岡竜選手にもドロップキックは当たりそうですか?
「当たりそうですね(笑)」
――花岡竜選手との試合が決まった時の心境は?
「僕、花岡選手の前の試合を会場で見てて、その時に強くてやりたいなと思ってたので、いつかは当たるのかな? と思ったんですけど結構早かったんで楽しみですね」
――花岡選手はニックネームが「令和の怪物」と言われてますけども怪物ぶりを感じるところがありますか?
「いや怪物かどうかはあまりそこまで思ってないですね。強いなと思いましたけど、RISEルールで言ったら別に問題ないと思います」
――滉大選手と石井一成選手と戦っているという共通項がありますけれども、花岡選手の戦いぶりを見て何か感じるもの得るものはありましたか?
「上手かったですね。めっちゃ上手で相手の良さを潰す戦い方かなと思いました」
――その相手の光を潰す戦い方をどう凌駕しようと思ってますか?
「潰させずに倒したいですよね。早めに終わらせたいなと思ってます」
――3ラウンド終了のゴングは聞くまでもなく、もっと前に試合が終わるって感じですか?
「やっぱりRISEのレベルの高さを見せつけないといけないと思うので、しっかりここで勝てばその上の風音とか大﨑(一貴)選手に繋がっていけると思うので、ここは絶対落とせないのでしっかり明確な差をつけて勝ちたいです」
――政所選手が所属している魁塾には林塾長という戦略家がいることで有名だと思いますが、花岡選手が所属している橋本道場も橋本師範というものすごい戦略家がいます。この戦略家同士の戦いっていう部分ではどうだと思いますか?
「そこは林塾長の圧勝やと思います」
――そこは自信があるんですね。
「はい、そこは自信があります」
――今回は1試合に一回しか使えない“ライジングパンチ”という技を使うと風の噂で聞いたんですけども、このライジングパンチってどんなパンチなのかを触りだけでも教えていただけますか?
「どんなパンチか言ったら当たんなくなっちゃうので、まぁ言っても当たるんですけど。試合を見てくれる方たちのためにも言わずにどんなパンチかな? っていうのを楽しみにしててほしいですね。でも見たらこれかって分かると思います」
――タイに行ってTEAM TEPPENのタイ強化合宿に合流するって話を聞いたんですけど、どんな目的で行かれるんですか?
「TEPPEN GYMの皆さんが行くっていうのと、あと花岡選手もムエタイベースなので良い練習になるかなと思って参加させてもらえることになりました」
――タイに行ったらTEPPENにいる盟友の風音選手と一緒に練習できるっていう部分も大きいですか?
「それもありますし、本場の蹴りとか、(花岡選手は)蹴り技が上手いんでそういうのにも対応できるようになればいいかなと思って」
――タイで最終調整をして仕上げて日本に帰国してくるって感じになりますかね?
「タイでしっかり追い込んでって感じですね。で、最後戻ってきて魁塾で調整するって感じです」
――先ほど花岡選手がRISEルールだったら問題ないという発言をされたじゃないですか。これは花岡選手がRISEルールにまだ慣れてないっていう意味なんですか?
「ムエタイルールとRISEルールは全然違うと思うので。今まで僕らが53kgのRISEルールでやってきたトーナメントとかもありましたし、ここで僕が負けちゃったりしたら、そのトーナメントの価値自体も怪しくなってくるというか言われちゃうかもしれないので、そういう面でもきっちり差をつけて勝たないといけないなと思ってますね」
――前回の花岡選手の初参戦の試合を見て、まだRISEルールにアジャストできてないなっていう部分は見えましたか?
「上手くは戦ってましたけど、その上手いままでは終わらせないつもりで行くので、しっかりそこを潰していきたいですね」
――RISEはそんな甘くないぞという洗礼を浴びせる?
「そうですね。今回はその気持ちが強い。RISEと僕をナメないで欲しいなって感じですね」
――先ほど上の大﨑選手と風音選手っておっしゃいましたけど、No.3という自覚はあるってことですよね?
「今はそういう感じになるかなと思うので。でもNo.3じゃ終われないので、しっかりその上の二人も倒していきたいですね」
――やっぱりNo.3は嫌ですか?
「嫌ですね。No.1じゃないと何も意味ないので、そこはしっかり一番になりたいですね」
――花岡選手をストップするっていうのは凄く大きいことだと思うんですけど、その後に見据えるものってどういう所ですか?
「ここをしっかり勝っていけばその上には2人しかいてないと思うので、RISEのまたトーナメントでもいいですし、その上の人たちとやりたいですね」
――それでは、ここで謎かけなんですけれど、花岡選手が「令和の怪物」だとしたら政所選手は「何の怪物」ですか?
「難しいですね…妖怪とかでいいんじゃないですか(笑)」
――妖怪!?
「RISEの妖怪で良いと思います(笑)」
――最後にファンへメッセージをお願いします。
「今回久しぶりで期間が空いちゃったんですけど、やっと試合ができるってことでしっかり僕の存在証明もしていきたいなと思いますし、RISEの強さもしっかり見せつけて花岡選手を倒して勝とうと思っているので、応援よろしくお願いします」