2022年7月下旬からアメリカへ渡り、ラスベガスのエクストリーム・クートゥア(元UFC世界ヘビー級&ライトヘビー級王者ランディ・クートゥアのジム)にて修行中のDEEP JEWELS初代フライ級王者・中井りん(修斗道場四国)が、連日自身のSNSにて米国での練習・生活の模様を公開している。
松山空港から成田空港、そしてハワイで乗り継ぎ7月28日にラスベガスに到着した中井。最初は体調不良で寝込んでしまい不安そうだったが、30日からは練習に参加。様々な選手やコーチとの出会いがあり、「今日午前はプロのグラップリングクラスに出た。コーチの教えてくれる技は凄く高いレベルの技で使いこなせると無敵になると思う。全然別次元です」と、今まで自分になかったテクニックの習得に励んでいる。
(写真)エクストリーム・クートゥアで短期間のファイトキャンプを行った(C)中井りん かつてUFCで対戦したミーシャ・テイトとの再会も果たし、「私をUFCに出場させて下さい」とUFC再出撃の想いもさらに深まった様子の中井。ジムが休みの日も「先週も今週も日曜ジム閉まっているので外でランニング、ホテルのトレーニングルームでシャドーサーキットトレーニングした。地球の反対側まで来て居られる時間は限られている。休んでいてもダメ。エクストリームクラスで教えて頂いた技をシャドーシミュレーションで頭に入れる」と、トレーニングを欠かさない。
(写真)ジムが休みの日も、合同練習の後も一人でも黙々とトレーニングを続けていた(C)中井りん 最初は不安や体調不良を綴っていた中井だが、徐々に慣れてきた様子で、8月9日には「今日もプロMMAグラップリングクラス。どんどん皆仲良くなって仲間が増えて来る。一緒にきつい練習をしてファイターは心が通じ合って来る。その内帰らなければいけないと思うと悲しくて泣けてくる」と、かなり打ち解けたようだ。
8月14日にはトレーニング期間が終了したのか「練習は毎回凄く多い人数でハートに情熱があって行われていた。レベルは日本よりも高いここは世界クラス。最高に素晴らしい良いコーチ陣だった。最高に素晴らしい良い選手達や仲間たちだった。みなさん本当に有難う御座いました」とお礼を綴った。
(写真)スーパーで買い物する中井だが、物価が高いのも厳しかったという(C)中井りん その後はアメリカ生活を振り返り、「アメリカにいる間体調が悪かった。環境に慣れていない。良い練習と良い身体の動きの為の体調を維持する事ができない。長旅で私を病気にした。時差ぼけで日中眠くなる。1番の問題は食事」と、食事の問題が一番大きかったという。到着から10日過ぎほどでスーパーの存在を知り、日本に帰る頃になって買い物と自炊が出来るようになったと、アメリカ生活に慣れる前にキャンプ期間が終わってしまったようだ。
「アメリカにもっと長い日数居れば、慣れてコンデションは良くなり、私はもっと素晴らしいMMAが出来ると想う」と、再びアメリカへ渡りたいとの想いを綴る中井。今回の渡米が北米MMA団体へのアピールとなり、声がかかればアメリカを活動の拠点にすることも可能となって来るだろうが、果たして。