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【MMA】ローリー・マクドナルドが引退を表明「14歳で格闘技を始め、“これは僕が人生を賭けてやりたいことだ”と思った」

2022/08/18 12:08
 2022年8月13日(日本時間14日)、英国のカーディフ・モーターポイント・アリーナにて、「PFL 8: 2022 Playoffs」が行われ、ウェルター級準決勝で、元UFCでBellator王者にもなったローリー・マクドナルド(カナダ)が、元Titan FC王者のディラノ・テイラー(米国)と対戦。  1R 3分59秒、マクドナルドがテイラーのカウンターの右ストレートを浴び、KO負けを喫し、試合翌日に引退を表明した。  マクドナルドは、UFCでロビー・ローラーと歴史に残る激闘を繰り広げ、Bellatorでは2戦目で世界王者に輝くと、階級上のミドル級王者ゲガール・ムサシとも王者対決。さらに100万ドルがかかったウェルター級ワールドGPでは決勝に進出もドゥグラス・リマにリベンジを許し王座を手放した。  新天地PFLではプレーオフ進出を逃した2021年から、2022年は5月にブレット・クーパーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちで6Pを獲得。2戦目でサディボウ・シに判定で敗れながら、ポイント差で準決勝に進出していた。  試合翌日、マクドナルドは、カナダ国旗を肩にかけたPFLでのポートレートとともに引退を表明。MMMAとの出会い、「最高レベルのMMAで戦うという私の夢のために、わざわざ助けてくれたすべての友人と家族に感謝します。僕を信じてくれて、気にかけてくれてありがとう」と感謝の言葉を記している。 「グローブを外す時が来ました。私はこのスポーツと、その過程で出会うことができたすべての人々にとても感謝しています。  私はこのスポーツを14歳から始めましたが、今でも最初の日を覚えていて、“これは僕が人生を賭けてやりたいことだ”と思いました。マーシャルアーツとプロのMMAファイターになることへの情熱は、私に希望とより良い人生への道を与えてくれました。そして、ケロウナのToshido MMAジム(カナダのブリティッシュコロンビア州南部)を私の道に置いてくれた神にとても感謝しています。それは本当に僕の人生の方向を変え、救ってくれました。  このキャリアはなんという冒険だったのでしょう、17年間のプロの格闘家生活はあっという間でした! 私の中に刻まれた多くの辛いトレーニング、地球のあらゆる場所への旅、多くの人々との出会い。  このキャリアを通して、自分自身について多くのことを学びました。良いことばかりではありませんでしたが、その過程で多くの失敗をし、僕は33歳になり、それらの間違いのおかげでより良い人物になれました。  こんなにも支えてくれたファンのみんなに感謝したい。私は名声や評価を得るためにこのスポーツを始めたわけではないので、このように注目されることに慣れるのは大変でしたが、皆さんが見せてくれた優しさに心から感謝しています! 応援してくれたファンの皆さんにお礼を言いたいです。  最高レベルのMMAで戦うという私の夢のために、わざわざ助けてくれたすべての友人と家族に感謝します。僕を信じてくれて、気にかけてくれてありがとう。  世界の舞台で戦う機会を与えてくれたUFC、Bellator、PFLに感謝しています。そして、これらの組織のすべてのスタッフ、あなたたちと一緒に仕事をすることはとてもクールで、我々が一緒に過ごしたほとんどの時間、僕が不機嫌で気遣うことを我慢しなければならなかったのは申し訳なかったと思っています。コーチ、トレーニング パートナー、マネージャー、ありがとうございました」(Rory MacDonald)  1989年生まれ、33歳で引退となったローリー・マクドナルドは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ケンズネル出身でトライスタージム所属。King of the Cageライト級、Bellatorウェルター級でベルトを巻き、通算MMA戦績は23勝10敗1分で、UFC9勝4敗、Bellator3勝2敗1分、PFL2勝4敗だった。
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