キックボクシング
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【RISE】RENAに憧れる中3女子・大城宝石が全日本女子トーナメント優勝、来年はプロの舞台へ=沖縄県人初の戴冠

2022/08/16 14:08
 2022年8月7日に開催されたRISEのアマチュア大会『RISE Nova(ライズ・ノヴァ)』にて、大城宝石(=おおしろ・じゅえる/エボリューションムエタイジム)が沖縄県人初の戴冠を果たした。  大城は、小学5年生からキックボクシングを習い始め、中学2年生の11月にHATASHIAI沖縄女子50kg級王者となり、同年12月に全日本U15女子45kg級王者(一般社団法人アマチュアキックボクシング協議会認定)、今年3月にK-SPIRIT女子45kg級王者(沖縄県キックボクシング連盟認定)の日本タイトルを含む三冠王として『RISE Nova』の全日本女子47kg級トーナメントに挑戦。 (写真)通常体重が46kgながら-47kg級のトーナメントで優勝した大城 このトーナメントは、中学生以上に参加資格があり、大城はこれまで15歳以下の出場年齢制限があった舞台から一転し、一般成人選手が相手に。アマチュアながら「プロ3戦まで参加可能」との規定があり、実際、プロ3戦のキャリアを持つ選手やアマK-1王者といった全国の強敵が集まっていたこと、これまで最も慣れ親しんできたムエタイ(キックボクシングの源流)とはルールが違う(組技や膝蹴りの制限など)こと、大城は通常体重が46kgで試合出場体重は45kgがベストながら、今回は最軽量のトーナメント規定クラスが47kg級で平時を上回り(計量は45.7kgでパス)、対戦相手は50kg以上から減量して臨む者もある中での体重差などの壁を乗り越えて、中3ながらにしてワンデイトーナメント3試合を勝ち抜いて優勝した。  大城は11月20日に沖縄県豊見城市の空手会館で開催される全日本選手権大会(一般社団法人アマチュアキックボクシング協議会主催)への出場が確定しており、連覇を目指す。  さらにその先、来年3月の中学校卒業後は高校進学と共にプロキックボクサーとなることを決めており、憧れのスター選手、RENAのように強く華やかなファイターを目指して「沖縄から世界へ」の標語を体現していきたいという。  同じ沖縄には、6月24日にAKARIとの第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦を制し、RISE QUEENの座に就いたerika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄)がいるなど、沖縄キックボクシング界は活気づいている。大城もその波に乗って女子キックボクシング界で活躍することが出来るか。
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