GRACHANフェザー&ライト級元二冠王者の山本琢也が8月13日、GRACHANライト級のベルトを返上したことを自身のSNSで発表。GRACHAN公式も15日、山本のライト級王座返上を公表した。
山本は13日にツイッターで、「GRACHANのベルトを返上しました! 感謝の気持ちを忘れず、今後活躍できる様に日々精進します。ありがとうございました。何も決まっていませんが、これからは違うステージでチャンピオンを目指したいと思います。強い方たちと日々練習をし、圧倒的に強くなってるので、9月試合したいです」と投稿。RIZIN公式アカウントをメンションしていた。
その後、15日にGRACHAN公式が、「山本琢也、フェザー級に続き、ライト級ベルト返上のお知らせ」と題してプレスリリース。正式に「山本琢也が保持していたライト級のベルトも返上してもらう事になりました。そこで暫定王者の原口伸(BRAVE)が正規王者となったことをご報告いたします」と、山本琢也の王座返上に伴い、暫定王者の原口伸が正規王者となったことを発表した。
また、GRACHAN実行委員会は、「遺憾なことに、契約期間内にも関わらず山本琢也本人がGRACHAN公式発表前にライト級のベルト返上の件を、Twitterにて公表しておりましたことに関して、契約第16条【守秘義務】違反とし協議対象と致します」と、山本との間に発表に関する齟齬があったことを記している。
2018年9月のGRACHANライト級王座決定戦で、岸本泰昭に判定勝ちし、王座獲得に成功した山本は、19年12月には初防衛戦を植田豊と戦い、2R終盤に強烈なパウンドでTKO勝ち。2020年12月にはフェザー級王者・阪本洋平の王座返上により、空位となった王座を懸けて鍵山雄介と対戦。2R TKO勝ちで二階級制覇を果たした。
2021年10月にはRIZINに初参戦。白川陸斗に1R 3分48秒、サッカーキックでKO負けを喫し、2022年8月にはフェザー級防衛期間内に試合が出来ず王座を返上していた。