ABEMA「格闘チャンネル」は8月12日、格闘家専門のスポーツエージェント「ON THE ROAD MANAGEMANT」と連携し、MMAの若手格闘家に海外での練習環境を提供する共同プロジェクト『ABEMA格闘チャンネル 海外武者修行プロジェクト』の第2期生に、田上こゆる(BLOWS)と北野一声(SONIC SQUAD)の2名が決定したことを発表した。
▼『ABEMA格闘チャンネル 海外武者修行プロジェクト』第2期生田上こゆる(BLOWS)5勝3敗北野一声(SONIC SQUAD)5勝0敗
打撃ベースの両選手は日本時間12日、セルジオ・ペティスらが所属し、平本蓮も練習した「Roufusport MMA」に向かうべく、米国ミルウォーキー州に到着。約1カ月月間のトレーニングを開始する予定。
ストロー級(52.2kg)の田上と北野はともにストライカー。BLOWSの田上は、アマチュアシュートボクシング、アマチュア修斗で日本一となり、プロ修斗デビューから5連勝。2021年からは安芸柊斗、マッチョ ザ バタフライ、当真佳直にいずれも判定負けしており、一皮むけたいところだ。
ZSTデビューからFighting NEXUSを主戦場としている北野は、SONIC SQUADのニューカマー。2021年7月のKROSS×OVERでは、PANCRASE参戦中の植松洋貴を右フックで下すなど、5試合連続1R KO・TKO中。2022年5月のNEXUSでは16秒 KOも記録しているが、まだフライ級の上位陣とは当たっておらず、先輩の水垣偉弥や関鉄矢のように世界と戦うために、海外修行は大きな経験となるだろう。
同プロジェクトの1期生では、平田直樹と平田樹の兄妹が、2022年5月から約1カ月間の武者修行を行っている。
サンディエゴやニューヨークで世界の強豪選手たちと肌を合わせた平田樹は、「今まで練習してきたと思っていたけど、アメリカに来るとそうじゃないなと思った」「意識の高さや、選手同士のコミュニケーションなど、今までの自分にないものが多くて、意識が変わりましたね」「すごく良い経験だなと思います」と語り、平田直樹は、「毎日充実していて刺激的で楽しかったです」「気持ちの面に一番変化がありました」と、その成果を語っている。
『ABEMA格闘チャンネル 海外武者修行プロジェクト』は、世界で活躍することを目標に日々奮闘している、あるいはすでに世界で戦っている日本人の若手選手を一定期間、米国に滞在させ、さらなる成長のきっかけを得ることを期待するもの。
それぞれの適性に合った北米トップレベルの総合格闘技ジムで、経済面を心配することなく練習だけに集中することが出来る環境を提供するプロジェクトとなっている。
条件は“世界での活躍が期待される、プロ戦歴10試合未満の30歳未満のMMA格闘家”のみで、現在から過去にいたるまでの出場団体や契約先ジム、マネジメントなどの一切は問わない。
渡航費用や滞在費用を負担するほか、豊富なコネクションを持つON THE ROAD MANAGEMANTのシュウ・ヒラタ氏とABEMA格闘チャンネルが、選手の将来の方向性やスタイルに応じた練習環境の紹介および宿泊先の案内など、すべての手配を行っている。
同プロジェクトは、随時若手格闘家およびからの応募を受け付けており、200件近い応募が寄せられている中から、すでに男女「第5期生」までが内定しており、また海外で長期的に練習している「先輩」ファイターからも「ウチで受け入れるのはどうか?」と相談が寄せられるなど、確かな広がりを見せている。
参加する選手の模様は定期的に「ABEMA」格闘チャンネルの公式YouTube内のコンテンツ「Fighter's Diary」として発信されているため、その取り組みにも注目だ。
◆北野雄司ABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサー「『世界を知る』『本場の空気を知る』きっかけに」
「本企画の2期生の北野選手・田上選手がアメリカに旅立ち、また『3-5期生』にあたる選手たちが、出発を待つなど、本企画も軌道に乗り始めました。アメリカを飛び回り、選手をサポートしてくださるシュウ(ヒラタ)さんに心から感謝します。 もちろんアメリカで練習したからといってすぐに成長して試合で勝って……というほど総合格闘技は甘いスポーツではないと思いますが、『世界を知る』『本場の空気を知る』というきっかけを得ることで、高い視点を持って次のステージを目指してくれることを願っています」
応募連絡先:ABEMA格闘チャンネル エグゼクティブプロデューサー:北野雄司応募先メールアドレス:
[email protected]
応募条件:「世界での活躍が期待される、プロ戦歴10試合未満の30歳未満のMMA格闘家」であること。※これまで/今後の出場団体や契約先ジム・マネジメントなどの一切は問わない。
◆ON THE ROAD MANAGEMANTとは1997年、アーティストのマネジメント会社の格闘技部門を独立させて格闘技選手のマネジメントに専念。ホジャー・グレイシー、水垣偉弥、ダン・ホーンバックル、ロクサン・モダフェリ、三島☆ド根性ノ助、ホドリゴ・ダム、デイブ・ハーマン、ヨアナ・イェンジェイチック、赤野仁美、ニック・トンプソンなどのマネジメントを担当。2011年、SUCKERPUNCH MANAGEMENTと提携。同社のマネージング・パートナーに就任。マックス・ホロウェイ、コルビー・コヴィングトン、川尻達也などと契約。2016年に、ティアゴ・オカムラ氏と「ON THE ROAD MANAGEMENT」を設立。サンパウロとニューヨークの南米・北米本部、そしてシドニー、モスクワ、ソウルの支部を通じて、現在、ジェシカ・アンドラージ、岡見勇信、アレクサンドル・ロマノフ、佐藤天、イアン・”ハルク”・クテラバ、魅津希、井上直樹、マリナ・ロドリゲズ、村田夏南子、カポエラ・エリザウ、平本蓮、カロル・ロザ、佐々木憂流迦、ジェシカ・デルボニ、倉本一真、ヴェルナ・ジャンジローバなど、約80人の格闘技選手のマネジメントを手掛けている。