シュートボクシング
ニュース

【シュートボクシング】実力者・小笠原瑛作を迎え撃つ笠原友希「僕はシュートボクサーなので逆に投げ飛ばして見せます」

2019/06/20 22:06
2019年6月23日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2019 act.3』の第7試合で、WPMF世界スーパーバンタム級&ISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)を迎え撃つSB日本スーパーバンタム級1位・笠原友希(シーザージム)。  笠原は現役高校生ながらハイレベルなテクニックを持ち、プロデビュー以降10戦全勝をマーク。昨年11月、SB日本スーパーバンタム級王座決定戦で植山に3RTKO負けを喫し初黒星を喫したが、4月大会で新鋭・手塚翔太を相手に1RKOの圧勝劇を見せて完全復活をアピールした。シーザー武志会長をして「天才」と言わしめた17歳。4月大会で小笠原の兄・裕典に勝利した笠原弘希の弟だ。  前回の兄対決に続いて行われる笠原家vs小笠原家の弟対決。笠原からは「KOする自信があります」と強気の言葉が飛び出した。 小笠原選手の映像を見て研究させてもらっていた時期もありました ――昨年11月にプロ11戦目で植山征紀選手に3RKO負け、初敗北した心境はどうでした? 「試合に対する覚悟が足りなかったですし、初めて負けて自分の心がすっきりしました。ショックは大きかったのですが、敗因もわかったのでその分、強くなれたと実感しています」 ――自分の心がすっきりしたと言われましたが、プロデビューから10連勝していて無敗、負けてはいけないというプレッシャーもありました? 「そうですね。自分がSB最年少でチャンピオンになってこれからのSBを引っ張っていこうという気持ちが強かったのですが、植山選手の3度目の正直、次こそはタイトルを絶対に獲ってやろうという気持ちの方が僕よりも上回っていました」 ――前戦となった4月の手塚翔太戦では1RKO勝ちと完全復活をアピール出来ましたね。 「以前の自分だったらまだまだKO勝ち出来なかったと思いますが、前回は凄くいい感じで動けていて結果としてもいいものだったので自分的にも自信が付きました」 ――現在、植山選手が保持する王座挑戦権を懸けたリーグ戦が開催されそのメンバーに選ばれなかったことで、植山選手へのリベンジ&王座挑戦の時期が来年ぐらいになりそうですが、それについてはどのように思いますか。 「逆に、今回他団体のチャンピオンとやらせてもらう機会をいただいたので凄くありがたいですし、自分もレベルアップして強くなれると思います」 ――ちなみにリーグ戦では誰が1位になると予想しますか。 「竹野元稀選手は試合が面白いので植山選手との試合も楽しみですね。他のメンバーの内藤凌太選手、大桑宏章選手、二田水敏幸選手は、それぞれ打撃が得意だったり、投げ技が得意だったり、組み技が得意だったり、皆んな曲者揃いなので予想がつかないですが、僕はそこで誰が勝ち上がったとしてもその選手を倒して植山選手にリベンジする自信があります」 ――今回小笠原選手との対戦が決まって心境はいかがですか。 「小笠原選手は、植山選手に4月大会で勝っていて、凄く強い相手なのでいつも以上に気合いが入ってます。軽量級の日本人では那須川天心選手のように、小笠原選手も世界でも有数の凄いチャンピオンだと思っています」 ――植山選手が負けた時は悔しかったですか? 「どっちが勝つんだろうとワクワクしていたので試合自体は楽しんで見ていましたが、やっぱりシュートボクサーが負けたのは悔しかったですね。前回、小笠原選手は積極的に投げを使っていて驚きました。打撃だけでもヤバいのに警戒すべきところがさらに増えているので、もっと研究して練習しなければと。今回も投げを狙ってくるかもしれませんが、僕はシュートボクサーなので逆に投げ飛ばして見せます」 ――いつか対戦するんじゃないかとは思ってました? 「小笠原選手は前回4月大会で植山選手に勝ったので、その下のランキングの僕ではまだまだ対戦させてもらえないんだろうな、と思っていました。向こうは団体を背負っているチャンピオンですし、僕がもう少し経験を積んだら絶対にチャンスを掴んでやってやるとは思っていましたが、まさかこんな早い段階で試合を組んでいただけるとは思っていなかったので今めちゃくちゃ嬉しいです。シーザー会長はじめ協会関係者の皆さま、そしてファンの方々が自分なら勝てるんじゃないかと期待をかけてくださったからこそ今回のカードを組んでいただけたと思ってます」 ――小笠原選手についてはどのような印象がありますか? 「小笠原選手はワンチャローン選手にローキックでKO勝ちしたり色々な強い選手に勝っていて凄い選手ですよね。サウスポーで凄く上手い。自分もサウスポーなのでYoutubeで小笠原選手の映像を見て研究させてもらっていた時期もありました。先日の植山戦ではこれまでとは違う戦い方をしてくるのかなと思っていたのですが、植山選手に合わせたスタイルで戦っていて強打も貰わずにポイントで勝っていたので、自分はキッチリKOするためにトレーナーとこれまでとは違う色々な技を磨いています」 ――憧れていたりも? 「自分はあまりこういう選手になりたいとか憧れることはないのですが、画面を通して見ていた選手が実際にリング上で向き合って対戦出来ることが凄く楽しみですし嬉しいです」 ――ファンにメッセージをお願いします。 「小笠原選手が勝つと思っている人が多いと思いますが、自分は確実にレベルアップしていますしKOする自信があります。新しい時代が訪れる瞬間を見せますので会場に足を運んで下さい」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント