タイ・ラジャダムナンで決まったブアカーオと三浦のエキシビションマッチについて語る魔裟斗(C)魔裟斗
2022年8月19日(金)にタイ・ラジャダムナンスタジアムで行われる『RWS Ratchadamnoen World Series』に、三浦孝太(BRAVE GYM)が出場することが、日本でも正式に発表された。
三浦は、「KAT presents Legend of Rajadamnern エキシビションキックボクシングマッチ特別試合」として、ブアカーオ・バンチャメーク(=以前はポー.プラムック/タイ)と対戦する。
この一戦について、ブアカーオと過去2度戦い1勝1敗の魔裟斗が自身のYouTubeチャンネルで見解を述べた。
まず魔裟斗は、276戦240勝(73KO)24敗12分の戦績を持つブアカーオとMMAで1戦1勝の三浦という組み合わせに「凄いハンディマッチだね」という感想。
エキシビションマッチということを聞いて「ガチでやったらそりゃ無理だよ。もちろん前回の試合を見ても俺とやってた頃よりムチャクチャ落ちてるけれど、ブアカーオは何が一番の武器かといったらハンパない圧だから。前に出てくるパワーが。三浦が多分パンチで行くじゃない。蹴りで行くのは絶対無理だから。パンチで行ってもブロッキングですぐにつかまれて首相撲からヒジの展開。首相撲地獄だよ。それやったらブアカーオ安全だもん。首の距離にしちゃったらパンチなんか打てないし、好き放題コカしてタイミングあったらヒジ打ちってなるから。ブアカーオも40だけど首相撲やらせたらめちゃくちゃ強いですよ」と、ブアカーオの圧力に三浦は耐えきれず首相撲地獄に捕まってしまうだろうと予想。
魔裟斗自身が戦った2戦のことを振り返り、2戦目でどうやってブアカーオを攻略したかを説明すると、まず「下がらないこと」次に「つかんでくる時にアッパーを打つ」ことをあげた。
さらには「三浦選手と1回会ってみたいね、ブアカーオ対策を授けようか」と、機会があれば三浦と会って攻略法を授けたいとの話も。
そんな魔裟斗の三浦評は「『40のおっさん、いけるでしょ』って感じなんじゃない(笑)。やっぱり気が強そうな顔してるじゃん。デビュー戦のリングでも堂々としてたもん。お父さんの血を受け継いでさ。多分、気が強いんだよ。“やってやるよ”みたいな感じなんじゃない」と、いかにも気が強そうだとした。
また、ブアカーオが9月3日に素手のボクシングである『ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ』(BKFC)でも試合をすることに「どうしたの?」と心配しながらも「戦いたいんだね」とかつてのライバルに想いを馳せていた。