髪を緑色に染めて“サイヤ人”と化した乙津(左)、他団体トップランカーの谷津に挑む
2022年8月6日(土)東京・新宿FACE『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX 2022 vol.1』の前日計量&会見が、5日(金)都内にて正午より行われた。
メインイベントのKNOCK OUT-REDスーパーフライ級(-52.0kg) 3分3R延長1Rで対戦する、乙津陸(クロスポイント大泉)は51.8kg、谷津晴之(新興ムエタイジム)は51.65kgで計量をパス。
乙津は2021年10月にプロデビュー以来4勝(2KO)無敗の18歳のホープ。ナンバーシリーズでは第1試合を任され、会場を温めてきたが今回はメインに抜擢された。対する谷津はNJKFフライ級1位で5勝(1KO)2敗2分の戦績を持つ19歳。乙津にとっては他団体トップランカーへのチャレンジマッチとなった。
会見で乙津は「コンディションはいつもより絶好調です。試合に向けては相手は右が強いイメージがあるので、それに対抗して蹴り負けないこと。ヒジも練習してきたので今回こそは斬ってやろうと思います」と、ヒジでの勝利を予告。
対する谷津も「試合に向けてはバッチリ、あとは戦うだけです。練習ではパンチをむちゃくちゃ強化してきました。前回の試合でパンチでやられたので、今回はパンチで倒そうかなと思います。自分のスタイル的に距離を取って戦うのでヒジは当たらないかなと思います。逆にヒジで斬ってみたいです」と言い放った。
乙津は緑色に染めた髪について「自分は今、高校生で夏休みに入ったので気分転換で色を入れてみました」という。周りの人たちからは「ビックリされました。えっ、そこまでやって試合するの? と言われたり、サイヤ人とか言われたので、サイヤ人になってぶっ倒します」と笑う。
谷津は乙津の印象を聞かれると「オールラウンダーで全体的にバランスがいい選手だと思います。『KNOCK OUT』の若手ホープ的な存在なので、ここで僕が勝ったら団体的にはぐちゃぐちゃになるかと思うのでぐちゃぐちゃにしてやろうかな」と宣戦布告。
今大会は若手の新鋭選手が集まる大会。その中でどういう存在感を見せたいかとの質問に、乙津は「もう安定の強さを出して、『KNOCK OUT』の軽量級は俺が引っ張ります」と宣言。
谷津は「自分はNJKFを主戦場にしていてフライ級次期挑戦者に決まっているので、今回勝って『KNOCK OUT』フライ級のタイトル挑戦につなげられるようにしたいと思います。『KNOCK OUT』のベルトが欲しいので、乙津選手に勝ってその先にトーナメメントがあるならぜひ参戦したいと思います」と、乙津撃破でKNOCK OUTのタイトルも狙いに行くと語った。
<計量結果>
▼メインイベント(第6試合) KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(-52.0kg)/3分3R・延長1R
乙津陸(クロスポイント大泉)=51.8kg
谷津晴之(新興ムエタイジム)=51.65kg
▼セミファイナル(第5試合) KNOCK OUT-REDライト級(-62.5kg)/3分3R・延長1R
庄司啓馬(TEAM TEPPEN)=62.35kg
カミシロ(PHOENIX)=62.40kg
▼第4試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(-55.0kg)/3分3R・延長1R
加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)=55.0kg
井熊知也(クロスポイント吉祥寺)=54.95kg
▼第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級(-52.0kg)/3分3R
井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)=52.0kg
竹田哲紳(クレイン)=51.8kg
▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(-65.0kg)/3分3R
小林丈晃(練誠塾)=64.7kg
梅沢遼太郎(白山道場)=64.0kg
▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級(-57.5kg)/3分3R
福田拓海(クロスポイント大泉)=57.15kg
山本響己(K&K BOXING CLUB)=56.5kg