「石井はオイシイ相手」と撃破に燃える藤田(C)K-1
2022年8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、バンタム級3分3Rで石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)と対戦する藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が公開練習を行った。
今回がK-1本戦初登場の藤田は「嬉しいという気持ちもありますし、絶対に倒してやろうと思っています」。K-1参戦の周囲の反応・反響は大きく「色々と声をかけてもらいましたし、今まで以上に周りも盛り上がっている感じが伝わっています」という。
藤田は福島県出身で「もともと格闘技が好きで、最初はボクシングを見てたんですよ。それからK-1も見るようになって。それで友達にジムを紹介してもらって」高校1年生でキックボクシングを始める。
高校卒業後に就職のために上京し、武尊vs.小澤海斗を生観戦したことをきっかけにプロになることを決意。「最初は体験入会みたいな形で、その時に内田会長に声をかけてもらって、このジムに入ろうと思った」とK-1ジム目黒に入門し、K-1アマチュアで実績を積んで2018年11月にKrushでプロデビューを果たした。
まさにK-1 JAPAN GROUPの叩き上げで、藤田自身も「めちゃくちゃ自覚はありますね」という。だからこそムエタイで輝かしい実績を残し、鳴り物入りでK-1初参戦となった石井一成の対戦相手に選ばれたことは藤田の闘志に火を点けている。
「(石井は)ムエタイだったらすごい強いんでしょうけど、ここはK-1なんで。相手の実績はどうでもいいです。(石井が)注目されるのは当然かなと。知名度のある選手なんで。相手の方が注目されて気分はよくないですけど、その分勝ったら自分に返ってくるんで、オイシイなって感じです。
(石井は)自分と噛み合うスタイルだなと思います。ちゃんと試合を見たことなかったんですが、試合が決まって改めて映像を見て、そう思いました。最近は自分もパワーがついてきたと感じるので、それも今回の試合に勝てるという自信になっています」
K-1 JAPAN GROUPにおいてバンタム級のベルトが存在するのはKrushのみ。まだK-1にはベルトが存在しない状況だが、藤田は「自分はK-1のバンタム級世界チャンピオンになることだけを考えています。福岡で一番面白い試合をしますので期待してください!」と激闘を宣言した。