2022年7月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.139』で行われる王者・池田幸司(ReBORN経堂)vs.挑戦者・野田蒼(月心会チーム侍)のKrushバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rを同じバンタム級のK-1&Krushファイターたちが占った。
その中で池田に敗れている峯と壬生狼はそろって野田の勝利を予想。これに池田は「なんで俺に負けた選手がみんな蒼くん勝ちなの。俺ってそんなに強くなかったのかな」と泣き顔の絵文字で嘆いていた。
まずは、2021年K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝・黒田斗真の予想。
「この試合は池田選手の方が有利かなと思っています。(勝敗予想は)試合は後半までいくと思いますけど、最終的には3Rで池田選手がKO勝ちすると思います。僕は2人と対戦しているんですけど、池田選手は高い身長から繰り出す倒せる攻撃があって、野田選手はスピードがあってディフェンスが良い。それぞれそういう特徴があります。
(試合展開は)1Rは野田選手がスピードで上回って、池田選手を攻める展開になると思います。ただ2R以降は池田選手が野田選手のスピードに慣れて、圧力をかけられると思うんですよ。だから僕はしっかり池田選手がプレッシャーをかけて、最終的に池田選手が勝つと思います。(この試合に期待することは?)バンタムを盛り上げてくれること。それだけですね。僕も期待して、楽しみにしています」
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続いては、8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』に初参戦が決まった石井一成の予想。
「(タイトルマッチ予想は)野田選手ですかね。チャレンジャーって強いんですよ。チャンピオンも強いんですけど、本当に背負うものとかがあると王者は守りに入っちゃう部分があるので。王者の池田選手はベルトを獲ったばかりなので、そこまでの気負いはないと思いますけど、プレッシャーはたくさんあると思います。逆に野田くんは追う側だから何も気にせず戦えると思うんですよね。まずそこの違いと、池田選手は遠い間合いで戦うんですけど、野田選手も距離取ってクルクル回る。だから、あんまり打ち合いにならなければ……正直面白くない試合になると思います(笑)
野田くんの印象は詰められた時に出せる1発が本当に強いんですよね。回って回ってポーンと入れる1発。一方の池田選手の僕の勝手な印象なんですけど、トーナメントで黒田選手に負けた試合を見て、一つ癖があるんですよね。あの時はあの時で今回どうなるかは分からないですけど、野田くんのパンチをもらっちゃうような気がしますね。その癖を見抜いてパンチを打ち抜けるんだったら野田選手ですね。池田選手としてはチャンピオンだからKrushらしく打ち合ってっていうのを意識せずに、自分のスタイルを崩さずにあの間合いで戦えば、何もさせずに終わらせるんじゃないかって思います。
そのうえで僕の願望は野田選手がバチバチに行って、その1発で振り抜いて倒してほしいかなと。それは僕の勝手な願望ですけどね。(もし野田がKOするとしたら?)前半じゃないと思います。2~3Rの後半でお互いにバチバチバチってやって気を抜いた時に入りそうな気がします。池田選手もチャンピオンなんでそんなヘマはしないと思うんで本当に展開は読めないですけど、2~3Rで野田選手が当てそうな気がしますね。
僕もこの2人には凄く注目しています。僕自身もどうなるかは分からないですけど、53kg(バンタム級)を盛り上げる一緒の仲間として凄い試合を見せてほしいですね。(2人戦うことになったら)野田選手は背丈も一緒なので、凄く面白いんじゃないかなと思います。お互いに1発を狙っての打ち合いにはなると思いますよ。池田選手は高身長で、ムエタイもやっていたんですかね? 戦い方的もキックを主体にしているので、蹴り技でも負けたくないし、打ち合ってそれこそK-1スタイルで勝ちたいですね」
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両者と対戦経験のある第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝の予想は次の通り。
「ワシは幸司とも蒼とも戦っとるけど、この試合は蒼が判定で勝つと思っとる。(池田と野田の印象は?)幸司は蹴り主体で攻めてくる選手で、蒼は遠距離からの近距離へのスピードが速く、頭を使いながら闘う選手。(試合展開の予想は?)序盤は両者共、間合いを見合う展開が続く。でも後半から蒼が出入りを使って幸司を翻弄するよ。まあ…幸司も1発がある選手なので、そこも注目じゃ。(この試合に期待することは?)個人的にはは蒼の成長じゃ。蒼は(松谷)桐との一戦で何か掴んだと思っとる。そのスタイルが幸司に通用するのかが今回の期待じゃ。おい!おい!おい!それよりワシも8月のK-1福岡大会に出る。そっちにも注目しろ!」
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野田と対戦経験のある松谷桐は次のように予想する。
「この試合は池田選手が判定勝ちすると予想しています。池田選手はリーチを活かして遠い距離から攻撃する印象で、野田選手はステップを使って離れた距離から入ってくる印象何ですね。試合序盤は野田選手が足を使って池田選手の攻撃をかわしながら戦うと思うんですけど、後半は池田選手の遠い距離からの攻撃が当たり始めると思います。そうなると野田選手は池田選手の間合いに入れなくなり、池田選手が攻撃を当てる展開になると思うので、僕は最終的に池田選手が判定勝ちすると予想しています」
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池田と対戦経験のある峯大樹の予想はこれだ。
「この試合は(野田)蒼が1Rか2Rにダウンをとって、そのまま判定勝ちすると思います。池田選手は身長がデカくてパワーがある、蒼はスピードが速くて距離感がいい。そういう対決じゃないですか。池田選手は蒼のスピードについていけないと思うんで、1Rか2Rに蒼がスピードを活かした攻撃でダウンをとると思ってて。池田選手も徐々にスピードに慣れると思いますけど、捕まえきれないと思いますね。この試合はタイトルマッチやし、同じバンタム級なんで、バンタム級の2人がその日1番盛り上がる試合をしてくれることを期待しています」
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K-1バンタム級日本最強決定トーナメントに出場した松本日向は次のように予想する。
「僕は池田選手が本戦もしくは延長で判定勝ちすると予想していて、池田選手の方が勝利する確率が高いかなと考えます。もしKO決着があるなら2Rくらいでの池田選手のヒザ蹴りか、1Rでの野田選手のフックかなと思います。
池田選手は手足が長くて、特に蹴りでペースを掴み始めたら"戦いづらい選手"だと思います。近い距離で撃ち合うというよりも中間距離で強い選手だと思います。ただどの試合でも後半体力が切れるイメージがあります。野田選手はTHE 感覚型で一撃で倒すセンスを持った選手という印象です。若いのにも関わらず、踏み込みでの一撃と距離感がめちゃくちゃ優れている選手ですよね。流石(椿原)龍矢くんたちが所属する月心会だな!と。ただ打たれ強くはないので、相手の圧力と攻撃を如何に流せるかがポイントのイメージです。
(試合展開は)1Rが勝負だと思います。野田選手が勝つとしたらスロースターターの池田選手から1Rにしっかりダウンを奪えるかだと思いますね。ちなみに池田選手がしっかり守りに守ってガッチガチの試合したら塩試合で判定になっちゃうかな…って思ってます。(タイトルマッチに期待することは?)同じバンタム級の選手として、心が揺さぶられる試合を見たいです。最近他の団体からK-1に選手が来ることが多いですが、K-1のバンタム級なめんなよって言える試合を見たいです」
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そして最後は大村修輝の予想。
「今回のタイトルマッチは野田選手が判定勝ちすると思います。池田選手は長身で長い手足を生かしてガンガン前に出てくるファイターで、野田選手はアウトボクシングのイメージがあるんですけど、意外とボクシングも上手で近くなったら打ち合えるんですよね。試合序盤は野田選手が距離を取って池田選手に攻撃を当てさせずに戦って、後半どんどん池田選手が前に出てきたところに野田選手のカウンターが入るんじゃないかなと思います。バンタム級のタイトルマッチで倒し合いが見たいです!」