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【RISE】世界挑戦からの再起戦を迎える小林愛三「負けたら終わり。必ず全局面で圧倒しなきゃいけないと思っている」

2022/07/27 14:07
 2022年7月29日(金)東京・後楽園ホール『RISE 160』にて、SuperFight! フライ級(-52kg)3分3R延長1RでMKF Queens Cupトーナメント優勝&KTKフェザー級王者イ・ドギョン(韓国/チームサイコピットブルス)対戦する、RISE QUEENフライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)が公開練習を行った。  小林は得意の蹴りを封印し、パンチのみのミット打ちを披露。ワンツー、ワンツー・左フック、左ボディ、右アッパーを繰り出し、成田保裕NEXT LEVEL代表の返しもしっかりとブロッキングしていた。  以下、公開練習後の質疑応答。 目指すべき道が見つかったので再スタートっていう気持ち ――今日の公開練習はパンチングミットのみでしたけど、パンチだけにこだわった理由が何かあるんですか? 「普段は蹴りもやってますけどやっぱり代表のミットとパンチを強化してます」 ――4年前のイ・ドギョン戦では蹴りまくっていた印象があるんですが、その蹴りを封印してパンチというのは今回の攻撃を何か暗示してる部分が? 「半分作戦になっちゃうんですけど前回は蹴ってたし、蹴ってたから自分の距離で戦えて蹴りの数で勝ったって印象だったので、勝ってる部分は無くすっていう考えはないです。ただやっぱり近い距離も必ずあるのがキックボクシングなんで、近い距離もどんどん強化しています」 ――試合は4カ月ぶりになりますけども、GLORYの試合で大一番を戦った上で日本に戻ってきてから初めての試合になりますが、その辺はどうですか? 「GLORYで思いっきりボコボコにされたので、やっぱり対戦相手も世界で一番強い選手とやったっていうのが自分の中で大きくて、目指すべき道が見つかったっていう感じで再スタートっていう気持ちです」 ――目指すべき道が見つかったっていうのはどういう道なんでしょうか? 「最終はリベンジしたいって気持ちがあって、ただリベンジしたいって言ってもやっぱり日本で勝ち続けてRISEが一番強い団体だっていうのを証明し続けることによって自ずとそういうカードが組まれるのかなと思っているので、まずはそうする為の一戦だと思っています」 ――GLORYでのティファニー戦はスーパーバンタム級でやりましたよね。リベンジするとしてもやっぱり体重は通常の小林選手の階級よりも重いスーパーバンタムに合わせてやるっていう覚悟の上ですか? 「それはもちろん、その覚悟は必ずあります」 ――そうするとこれからフィジカル面も強化して階級もアップしていくって気持ちもあるんですか? 「フィジカルも強くして行こうとは思っているんですけど、ただ今回感じたのはティファニー選手はフィジカルだけじゃない強さがすごくあったので、パワーに勝つにはどう勝つかっていう戦い方も身につけないといけないなっていう風に思ってます」 ――今回2試合連続国際戦ということで、イ選手とは4年前にも対戦してますけども4年前の印象はいかがですか? 「やはり対戦相手も韓国のチャンピオンなので一番印象に残ってるのは気持ちの強さです」 ――その気持ちの強さがさらに強くなって、今回小林選手に襲いかかって来ると予想? 「そうですね、4年前なので違う相手だと思って戦うつもりではいます。ただ私の方が気持ちも強いし全ての局面で圧倒できると思ってるので、そこをしっかり実現させて証明したいです」 ――その圧倒できるってイメージとしたら、どんな形で圧倒するって感じなんでしょうか? 「蹴りの局面でもパンチの局面でも気持ちの面でも、このリングでは自分が一番強いんですよっていうのを見せたいと思ってます」 ――今回パンチだけでもなく蹴りだけでもなく気持ちもみせるということですか? 「そうですね、そこは一番見せたいと思っています」 ――今回の試合で新生・小林愛三が見られるって感じになりますかね。 「自分がRISEの女子を引っ張っていって盛り上げて、一番RISEが強いんだっていうのを証明してかないといけないと思ってるので、その第一歩をしっかり踏みたいと思います」 ――そういう事を考えたら、ヨーロッパまでコロナ禍のなか遠征してティファニーと戦ったということは本当に数多くの収穫があったって感じですかね。 「多分長い目で自分の人生を見たとしても大きな出来事の一つだと自分では思ってます」 ――会場自体がとんでもなく大きかったじゃないですか。あの中で戦うってどうでしたか? 「気持ちはやっぱりぶち上がりました」 ――感覚的に違いますか? 「やっぱり人種の違う世界の方達が見てるって言うのは結構自分の中でとてもテンションが上がったし、アジアから来てるってのでなめられた部分も沢山あったけど、全てひっくるめて『絶対見せてやる』っていう気持ちが、覚悟がすごい早く決まった気がします」 ――愛三選手の試合後、とんでもない乱闘が起こって興行自体が中止になったじゃないですか。あれはどこでご覧になってたんですか? 「試合が終わった後にずっと号泣してて、その後に尿検査もあって結構3時間ぐらい正常に戻るまでに時間かかったんで、後々バスに乗って聞きました(笑)」 [nextpage] 菅田将暉さんの音楽にいつもパワーを貰ってました ――大きい会場といえば6月19日に東京ドームで『THE MACTH 2022』がありましたけど、あれは生でご覧になりましたよね? 「そうですね、チャンスをいただいてリングの近くで見させていただきました」 ――いかがでした? 「あんな経験二度とできないんだろうなっていう思いと、RISEファイターの強さを証明したっていう一人一人の姿がとにかくカッコよかったです。と同時に、やっぱり女子の試合がなかったのでとても悔しい気持ちでいっぱいでした」 ――リング上で小林選手がマイクを握った時もそれは言ってましたよね。 「そうですね」 ――たくさん試合がありましたけど特に印象に残ったのは誰と誰の試合だったんですか? 「やっぱりメインの天心選手vs武尊選手はなんかもう言葉にできないです…。本当に自分も頑張らないとっていうのとドキドキさせてもらって、色んな感情になってすごい『生きてるな』って思いましたね」 ――今度は後楽園ホールに集まってくれるファンに小林愛三を感じさせるような試合をしたいですか? 「それはめちゃめちゃしたいですね。やっぱり自分が求めてるところは自分の試合を見て『うわ~生きてるな~』とか『明日も頑張ろう』とか、私を見て人間に戻るじゃないですけど、そう思ってもらえるようなファイターを目指したいですね」 ――ちなみに東京ドームでは控室の方で菅田将暉さんにもお会いになったんですよね。 「ちょっと追っかけて写真撮ってもらいました(笑)」 ――前からファンだったんですか? 「KNOCK OUTの時から、計量の前日は菅田将暉さんの音楽流して縄跳び飛んだりとかしてたんで、いつもパワーを貰ってました」 ――じゃあ実際に会って一緒に写真に収まったってだけでも物凄い一日ですね。 「そうですね、すごい1日でした(笑)」 ――試合当日はイ選手相手にどんな試合を見せたいと思いますか? 「まず自分はもう結構後がない状況で、2連敗をしての復帰戦っていう形にはなるので負けたら終わりだと思ってるし、必ず全局面で圧倒しなきゃいけないと思っているので、それをしっかり実現できるようにあと少しですけど調節していきたいと思ってます」 ――最後に愛三ファン、RISEファンの皆さんにこの試合に向けるメッセージをお願いします。 「こんにちは、いつもありがとうございます。後が無い状況ですがここでガツンとRISEの、RISE女子の強さをどんどん証明していきたいと思っているので、まずはその一戦をしっかり踏めるように頑張っていきます。是非会場の方で応援をお願いします。ABEMAからも是非応援お願いします」
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