MMA
インタビュー

【RIZIN】第11試合に出場する三浦孝太「勘違いはせず、遠慮していくつもりもない」×宮田和幸「孝太はドロドロになったときにどうするかもやっている。ケース戦の武田は目に見えて強くなってハワイから帰ってきた」

2022/07/26 17:07

宮田「孝太に『特別扱い』があるとしたら、練習で厳しくさせること」

──宮田代表は、プロMMA2戦目の三浦選手の成長をどのように見ていますか。

「全体的にレベルアップしています。ただ、組み技に関しては、そんな簡単に、半年とかで急激に上がるということは難しい。一番長くボクシングをやっているので、ボクシング、スタンドの打撃が強くて自信も持っていると思います。それを活かした形で作れれば。葛西(裕一)さんとも連携を取って、スタンドのコンビネーションをMMAでどうすべきを話し合っています。MMAでは距離感も違いますし、綺麗なボクシングにならないことも多いので、それを僕がアレンジしたものもあります。もし相手にスタンドを見切られてドロッドロになったときにどうするかもやっています」

──MMAのなかでの打撃、そして組みという部分ではいかがでしょうか。

「相手がどこまで出来るか。トップレベルではないけど戦績(9勝4敗)があるので……未知数な部分はあります。あの動画のままなら問題ないという部分もあるし、見せていないところもあるでしょう。

 寝技でも孝太がいまはそう簡単に倒されて極められることもない。相手のレベルにもよりますが、レスリングベースの原口兄弟(央・伸)をはじめ、(三浦が)苦手なタイプがウチには結構いるので練習はさせています。そこらへんはカズさん(三浦知良)からも厳しく言われていて、『大学4年間にあたる期間は、1日2部練習はしっかりやらせてほしい』と。本人も下積みは積んでいるのでサボらないですし、“特別扱い”があるとしたら、違った意味で練習で厳しい特別扱いをするくらいです(笑)」

──今大会ではBRAVEからもう1人、武田光司選手が出場し、ジョニー・ケース選手と対戦します。

「ケース戦は武田が『やりたい』と。レスリングもボクシングも上手いケースはキツい相手ですが、武田はいますごく強くなっています。ハワイのユナイテッドMMAで、ONEのクリスチャン・リーと練習して技術交流もして、目に見えて強くなってきていて。海外修行って行っただけでそんなに変わらない人が多い。でもあいつの場合、滅茶苦茶練習するんでいい刺激になったんだと思います。ただ、第11試合が孝太で、第12試合が武田なんで……セコンドのことは完全に無視されてるなと(苦笑)」

──たしかに、アップも考えるとチームとして連続コーナーマンは大変ですね。武田選手の動きにも注目しています。

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